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市民ランニングイベントを主催する22‐2

3月12日に「第2回みんなのトラックチャレンジ」というイベントを、栃木県佐野市で開催予定です。開催日は10日後に迫っているわけですが、歯がゆい状況が続いています。

※昨年開催した第1回大会からこれまでの過程も、記事にしています。

”歯がゆい状況”とは、施設の利用制限のことです。栃木県では、「まん延防止等重点措置」が3月6日(日)までとなっています。それに伴い、開催会場である佐野市陸上競技場は”市民限定”の利用制限をとっています。

現時点で感染者数は高止まりであり、3月6日の「まん防」が延長される可能性があります。また、解除されたとして、施設の利用制限が解除になるかどうかも不透明です。

これについては、イベント計画時からわかっていたことで、当初から、以下の文章を記載してはおります。

本大会は、新型コロナウイルスの感染防止対策を十分に実施したうえで開催を前提に準備を進めてまいります。ただし、佐野市による具体的なイベントや施設の制限方針がある場合は、原則として方針に従い、中止や居住地による参加の自粛をお願いする可能性もございます。中止や棄権の場合に参加料の返金はいたしません。

ここまでは感情抜きの機械的な話です。

コロナ情勢になってから、全世界が不自由な状況にさらされていますが、日本の子どもの不自由さが際立っているように思えます(あくまで感覚です)。通常通りとはいかないにしても、大人は自己制御により活動できますし、”場所”もあります。一方子どもは、どうしても大人や社会のルールに縛られざるを得ず、”子どもは利用不可”のようなルールも多いです。

そんななかで、今週に入ってからイベントへの申込者が増えてきました。特に、小学生が多いんです。場を求めている小学生のためにも、なんとか開催したいという想いが強いです。

施設の利用制限の方針が固まったらそれに従うのみです。現時点では開催方向で準備を進めています。こんなときに、第1回立ち上げ当初の開催方針が、ちょっとは有効に働いています。イベントのパッケージを極力簡易的なものにすることで、直前まで開催の可否を待てるということです。

これを大がかりなものにして参加料も高くしていたら、リスクを考えてど早期に中止の決断をしていたかもしれません。

ポジティブに考えるのであれば、「まん防」延長期間の最終日が開催日の6日前であることで、ギリギリまで開催に望みをつなぐことができています。1週間早かったら、早期に中止判断をしなければいけませんでした。

感情の話と、現時点での状況を整理しました。この後の進行について。

①開催できる場合

予定通り開催できる場合、施設の利用制限解除のタイミングにもよりますが、「追加募集」を実施します。今週に入って申込者が増えているということは、情勢をみて参加を悩んでいる人も多いのではないかと思っています。「開催できます!」と自信を持って発表し、少しでも多くの方の走る場をつくります。

その後のタスクは大変になりますし、少し増えたところで赤字予算(僕の持ち出し)ではあるのですが、第2回大会に関しては別にそんなことはどうでも良いと思っています。

②開催できない場合

残念ながら開催できない場合、規約にも書いた通り「返金なし」で単純に中止とする予定でしたが、これについては考え直しています。

3月12日(土)の開催日に対して、3月4日(金)まで募集をして、参加料も徴収するので、情勢や規約だからと言って、「何にもなし」というのはちょっとあんまりかなと思います。

現時点では、次回以降への出走権振り替えを予定しています。まだ詳細は確定していませんが、このイベントは年間3~4回程度を開催する方針で動いています。今回参加料を支払って申込をしていただいた方については、今後開催される大会のスケジュールを見ながら、参加できる回に1回無料でエントリーできるようにしたいと思っています。

向こう1年くらい参加できるスケジュールがない場合に、返金処理を取らせていただくか、大会への寄付をしていただくかのどちらかを選んでいただこうと思っています。

こういった処置も、簡易的な開催仕様にしているからこそできることだと思います。

あと数日のうちに方針が決定されるとは思いますが、「開催できる場合」「開催できない場合」なんてことを考えずに、全力でイベントを企画できる情勢に早くなって欲しいものです。

初心者からベテランまで、幼児から高齢者まで、楽しく走れる場をつくりたいと思い、本イベントを開催しております。将来的には、走るだけではないイベントも併催し、みんなで楽しめる場をつくりたいと思っています。

次年度以降も年間3~4回程度開催をする予定です。協働・協賛・協力いただける団体や個人を募集しております。お気軽にお問合せいただけますと幸いです。

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地元で、地域×スポーツ分野で独立した僕の現状報告や試行錯誤を記していました。

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