団地猫、夏に向けて
団地の中は虫がいっぱい
うちの団地は団地ブーム最盛期に建設された『緑地の多い団地』なので、夏は虫がかなり発生すると思われる。その上、階下の住人は公共の場所を(つまりうちの真下の緑地)自分の花畑や野菜畑にし、さらに肥料のつもりか生ゴミなどを埋めているので、迷惑系の虫が発生するのは目に見えている。もちろんサービスセンターに苦情の申し入れをしている住人は自分含め多数いるのだが、時々大声で聞こえてくる言い訳は非常識で一向に片付く気配はない。
ともあれ虫は自己防衛しなくてはいけないし、今は猫もいることだから、なおさらなんとかしなくてはいけない。オレの場合夏の悩みの大半は蚊で、刺されるとバンバンに腫れて硬くなってしまう。痒いというより痛いのだ。中学の頃スズメバチに刺されてからというもの体質的に虫刺されに極端に弱くなった。その割に虫の防御には熱心でないというか面倒くさい。そこで今年は「アースノーマット」と「スマートプラグ」のセットで自動虫取りタイムを決行した。正式な商品名は「Meross WiFi スマートプラグ MSS110JP」「アースノーマット 蚊とり黒ブタ」だ。
要はタイマーで毎日決まった時間にノーマットが作動し、決まった時間に止まるというただそれだけのことだけど、スマートプラグで電源をオン・オフするということは、アレクサで任意に動かせるということ。停止中でも「アレクサ蚊取り線香ON!」って言えばスイッチが入る。そのほかでもカレンダーに薬剤交換の時期を入れておけば教えてくれるし、便利この上ない。こういった機器は日々安くなっているのでうまく利用するに限るだろう。
身体中傷だらけ
猫は先日の検査ではまだまだとはいえ、徐々に数値が良くなってきてるのが認められた。結局はいろんなネガティブな要素があって、そのもっとも危険なものの大元が猫ヘモプラズマ感染症で、貧血・黄疸・脱水を引き起こしていた。そしてその他にも団地猫特有のたくさんのネガティブがわかってきた。疥癬や虫によるもの、猫同士の喧嘩による怪我、人間からの虐待、カラスなどの攻撃など、想像しただけでかなり苦労して生きてきたのだろうと想像がつく。病院に一任するしかない内科的なケア以外で現時点で気にかけているところは以下の通り。
まず左前脚の指の怪我だけど、指が縦に裂けていて元に戻らないだろうと思われていた傷が順調に回復してる。写真ではグロくて載せるのは戸惑うほどだったけれど今は綺麗に治りつつある。肉がうまく再生してくれたら普通に暮らすには不自由がないようになるだろう。良好に回復中
疥癬や不潔な環境からなってであろう「重度の結膜炎」。保護した時は目が目やにでくっついて、全く目が開けられず、目の動きもほとんどなく斜視のようになっていた。それを毎日洗浄と薬の塗布をしてきた。ずいぶん落ち着いてきたので今後は目やにを拭う程度でいいかもしれない。良好に回復中
毛が抜けてしまった「頭頂部と目の周りの疥癬」は保護した時はメルメットでも被ってるのかというぐらいの硬さの汚れやかさぶたや毛で覆われていた。目の周りと頭の毛がガビガビに汚れて硬くなっていた。駆虫して洗浄してすこしずつ毛をとかすと、毛は全部抜け落ちてハゲ猫になってしまったが、すこしずつ毛は再生してきている。皮膚が薄くなって弱くなってしまったのだろう、ケロイド痕のように弱々しい。
比較的はやく見つけた首回りの傷とやはり疥癬痕も、皮膚が赤く爛れているが、手がつけられなかったところが、数日前から処置しているので、消毒と抗生剤の塗布の効果が出ている。ゆっくり回復中
あまり見せてくれない部分も相当やられてる様子。掻きむしってキズになっているところも多いようだ。病院でも今までは命を助けること優先だったので、そこまで治療しなかったのが実情だろう。でも大丈夫、今日から顎の周りや耳の後ろなどゆっくり洗浄して消毒して薬塗布開始しよう。これからの課題
後ろ足の内側の毛が極端に無い。そこだけ毛が極端に無いし肌も柔い。なにか怪我の後だろうか不明。皮膚が見えて骨や筋の感じがわかる。次回の病院で確認
朝と夕方ごはんの前に薬と消毒。大事な日課だけど感染予防に加えて手洗いの回数が増えすぎて、手がかっさかさで大変ですw。動物は強いね!
宜しければサポートの程よろしくお願い申し上げます。いただいたサポートは全て団地猫の病院代・餌代、里親探しの費用に使用させていただきます。