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団地猫に苦戦する

難航する皮膚のケア

 触るたび、なんとなく顎の下に違和感があって、きっとそこもガビガビになってるだろうなぁと昨夜洗浄を決行した。普段顎の下は見せてくれないのと、下にして寝てるか伏せてることが多いので、よく見ることができなかった。
 甘かった。実際に見てみると疥癬の跡がひどく、あちこち掻き毟った傷と、まだはれている皮膚、赤くなってボツボツな部分、毛が抜けて固まっている部分が混在している。顎から喉にかけての部分が特にひどく、さらにその周辺は毛が硬くなっていた。石鹸で洗って流してやるのが一番だけど、保護した時のように衰弱しているわけでは無いので、抵抗必須だろう。根気よく生理食塩水で拭いて、ラポテックで消毒、ゲンタマイシン軟膏の塗布をする。

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 ところが猫の柔軟性はすごいもので、首から下は舐めることができるため、かなりの部分を舐められてしまった。明日からはラポテックは乾くまで、軟膏は綿棒で最小限でやるしかないかな。さすがに一筋縄ではいかないよ、とはいえこの荒れた体で暮らしていたのだから、どんだけ辛かったろうなとしんどくなる。でもへこたれずにいこう。背中の毛並みだって保護した頃に比べずいぶんと毛艶が良くなっているんだから。

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野良猫的警戒心爆発中

 怪我の治療や傷のケアの時は、まさに借りてきた猫のように静かにやらせてくれるんだけど、体力が出てきたのか、捕まると病院に連れて行かれると学習したのかなかなか警戒心が強く、食べ物でつられなくなってきた。特に人の目があるとご飯を食べなくなってきた。なのでごはんはタオルをかけたケージの中で与えることが多くなってきた。それでも中をのぞいたりすると警戒してなかなか食べない。やはりこの辺は野良猫らしい、よく言えば慎重に生きている証だろう。こんなとき、やはり便利なのはATOMCamだね。便利なのでまた一個増設した。カメラ位置に工夫が必要だなー。
 昨日は酒のつまみにマグロのお刺身を食べたんだけど、一切れ残して湯通ししてお裾分け。生のマグロだとむっちゃ食う。野良ちゃんなのにグルメやなー。

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棚の下から引っ張り出すのに成功!

 以前も書いたが、うちの棚という棚はエレクターで床面から高さをあげているので、猫が隠れるにはちょうど良い高さ。人間が手を入れても簡単につかめないという、猫にとっては最適な隠れ場所。そこに逃げ込まれると非常に厄介だけど、昨日はずーっと説得してw、初めて「フー」っという威嚇なしに捕まえられた。撫でられるのは嫌がらないので、ずっと話しかけながら体を撫でて、やさしく反対方向を向かせてゆっくり引っ張り出した。爪を床に這わせてちょっとだけ抵抗したものの、怒りもせずに捕まえられた。ちょっとずつだけど、慣れてきたみたいだ。

宜しければサポートの程よろしくお願い申し上げます。いただいたサポートは全て団地猫の病院代・餌代、里親探しの費用に使用させていただきます。