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団地猫、隠れる


毎日の格闘

 朝夕の餌を与える時、ケージの外に出して食べさせる。その間にケージの中の新聞紙や水、猫砂などを掃除するからだ。猫はご飯を食べ終えると、というよりも食べきったらいつでも逃げられるように、後ずさりしながらご飯を食べている。猫のケージのある部屋は隠れるところがいっぱい。
 家の基本家具はエレクターで、埃がたまらないように掃除機をかけやすくするため、床から15cmほど浮かせて棚を設置しているものが何個も並んでいる。だからとっても猫が隠れやすい場所が多い。

もう「ちゅーる」じゃ無理

 はじめは食べ物、特に「ちゅーる」で簡単に釣れたけど、慣れてしまったのか、ごはんはいつでももらえるものと思っているのか全く動じなくなってしまった。通院時間が迫っていたり、用があったりすると、やはり根負けして強制的にひっぱり出さねばならない。向こうを向いて隠れてくれれば、背中をヒョイとつまめばいいのだろうけれど、大体はこちらを睨みつつ牙を剥き『シャー』と唸る。これに手を突っ込んで引っ張り出すのは無理ですよぉー。

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暫定版作戦

 犬飼いの思考回路だと「あーこいつオレのこと感謝してくれてるのかなぁ」とか「完全に嫌われちゃってるんだなー」とか考えてしまうのだが、猫にとってはそんなの関係ない。猫は自分が楽しくて快適だといいんだよね。で、猫のことわかってくれる人と気が向けば『遊んでやってる』んだよねー。と、スネ気味なのですが、

・タオルや毛布などをあらかじめ引いておき、それごと引っ張り出す作戦
・上記作戦の成功率は三割程度なので、失敗した場合そのタオルなどは噛まれるのを防ぐ盾となる
・後脚を抑えて、廻れないようにして、背中を持つ
・ほんとは尻尾を引っ張れればいいんだけど、猫の尻尾は引っ張っちゃあかんのよね?

とりあえず、隠れているのをだしてお腹に手を入れてもつとだいたい大人しくなるけど、今朝は激しく抵抗しまくって、なんとかケージに放り込んだものの、圧倒的にオレの惨敗でした(勝ち負けあるのか?って感じだけど)。猫捕獲のスペシャリストの皆様、どうかお知恵をくださいませ。

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体の状態

病院が三、四日に一度でいいと言われただけあって、体力は随分戻ってきてるのだろう。それに伴い抵抗も激しいが。結膜炎がまだまだなので目のケアには軟膏を塗り、手の怪我は消毒と抗生物質の軟膏。ゲンタシンがなくなってきたので、リンデロンに変える予定。額と目の周りが疥癬でガチガチになっていたのが駆虫してボロボロハゲ落ちてきているので、それのケアもして、軽くブラッシング。なぜか診察台(机だけど)に乗ると大人しくケアさせるのが不思議で、いつも暴れてる猫とは思えないぐらいだ。養っていた犬が病気がちで特に皮膚が弱かったので、皮膚の薬や消毒、ケア用品はたくさんあった。引っ越しの時ほとんど捨てたけど、なかなか捨てられない薬品は持ってきていたのだ。六一〇ハップなんか今やもうないけど疥癬やアカラスには抜群に効くから大事に使おうと思う。

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toruu
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