年上の男性が好き
とある歳の離れた女性とご飯を食べていた時の会話。彼氏はけっこう年上なんです、の話の流れから、
「同世代の男の子たちって、行くところも食べるものも会話も全てレベルが低い。自分の知らなかった世界を見せてくれるから付き合うなら年上の男性がいい。」
だそうだ。
でね、それっていろいろ残念なことだなぁ、と思ったのです。
確かにそりゃそのとおりなのかもしれないけどさ、それって本人含めたいろいろな人の「頑張って何かを得る楽しみ」を捨てて、すでに頑張ってきた誰かにタダ乗りしてるだけじゃないのかな、と。
同い歳と付き合えば、そりゃ人生経験も少ないから色々甘いしミスも犯すし、未熟な態度を取るかもしれない。でもしょうがなくないか?若いんだから。で、それって、君も一緒じゃん?成熟したおじさんと自分がいたら自分も成熟したオトナになってるつもり?肥えてるの舌だけだと思うよ?
お互い未熟同士で少しずつ頑張ったり成長しながら、少しずつ去年より美味い飯を食えるようになって行くもんじゃないのかなぁ。この先本気で好きになった人がここぞってイベントで奮発してくれたレストラン、貯金崩して買ってくれたプレゼント、どんな顔して受け取るのだろう。まあそれはそっち側に回ることは一生無いので大きなお世話なのですがね。
とはいえ自分ごとに置き換えるとさ、もうあとは若い人たちの邪魔せずに消えゆくだけのオッサンとしてはさ、やっぱこういうの邪魔しちゃダメだと思うんだよ。そりゃ気持ちいいのかもしれないけどさ、その気持ちよさちょっと気持ち悪いよ。何だよその「ご褒美にお寿司に連れてって、ってせがまれてる」ってドヤ顔は。連れてくなら回転寿司か立ち食い寿司にしとけよ。百万歩譲って「すしざんまい」だろ。カウンター寿司なんて10年早えだろ。
オッサン同志共、わきまえやがれ。