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ギター製作に至るまで vol.3

一応、ギター製作のblogなので、横道にそれてMARUHAのアーチトップに少しふれておきます。同一機種がAmazonにありましたので、リンクを貼っておきますのでコピペしてください。

https://amzn.to/3Svg7Ga

Maruha No. 612 Arch Top Guitar (1960s, Showa, Retro Pick Guitar, Blur Paint, Dynamic Guitar Same Age)

まあ、こう書いてある通りなのですが、1960年代の「作れば何でも売れる時代」のギターで、トップ、バックとも結構粗悪なべニアのプレス合板で作られています。表板の杢に見えるのは、「 Blur Paint」ペイントで杢ではありません。昔、フォトフレーム(簡単に言うと虎杢の写真を貼ったギター)がありましたが、同じようなものです。
ロゼッタと縁飾りのインレイは貝だとは思うのですが、薄い貝を表板にそのまま(彫り込みなく)接着してあります。オーバーラッカー(インレイの上から塗料は吹いてある)はしているようですが、塗装が薄く(塗装→杢のペイント→インレイ貼付け→オーバーラッカーの順、多分)、ストロークするとはがれてきます。トラスロッドも見当たらず(もしかしたら調整できない鉄芯ははいってるかもしれませんが、不明)、見た目はいいけど、なんちゃってギターそのものです(安くはないので、買って持ってる人ごめんなさい)。
持っておられる方は、そのビザール感というかチープ感というのがいいのでしょうから、そこは論点ではないと思うのですが、こうして多くの初心者は、こうして挫折していくわけです(弾きにくい、レコードと音が違うetc.)。特にクラシックギター(昔の量産品のクラシックギターは丸太のようなネック)からビザールギターへと流れた私は「ギターは素人にはなかなか弾けないもの」と印象が染みついてしまいました。
初心者の方、安い○○製のギターを買うのは止めましょう。ギターが嫌いになります(笑)。


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