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独身男性が東京の銭湯を勝手に評価する(その17):板橋区のサウナ銭湯

今回は東京都・板橋区のサウナあり銭湯を紹介します。

※新型コロナウイルス感染症の影響で、営業日や営業時間を一時的に変更している銭湯が多くなっています。
本稿では最新の情報の発信を心掛けておりますが、実際の営業についての確認は各銭湯にお願いします。

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■ みやこ湯(板橋区)・・・大き目の水風呂が嬉しい【85点】


東武東上線の大山駅から徒歩10分程度。とはいえ筆者は家から歩いてしか行ったことがないが。深夜まで営業しているだけあって、いつでも多くの客で賑わっている。

「美容と健康」っていいよね

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東京2020を記念して行われた都内の銭湯を対象としたスタンプラリーイベントでも、板橋区で景品受け取り場所となったのはみやこ湯で、区内の銭湯の中心的存在と思われる。

浴室の壁は富士山のペンキ絵と、錦帯橋のタイル絵の2枚看板で、賑やかなな雰囲気に華を添える。

主浴槽は40度程度のラジウム浴泉で、個人的に奥壁に設置されているテレビ真下のバブルバスが気に入っている。小さ目の日替わり薬湯もあり、こちらの方が少し熱めな印象。

入口付近にはサウナがあり、水風呂と隣接している。水風呂は3人は足を伸ばして入れる、界隈の銭湯としては比較的大き目のサイズ。水温も体感20℃弱で、しっかりクールダウンできる。

休憩用の椅子も3脚ほど分散して配置されており、充実した設備に惹かれたサウナ利用客が多めだ。

みやこ湯
住所:〒173-0025 東京都板橋区熊野町34-14
営業時間:15:30~24:00
定休日:金曜日、第3木曜日 


■ 愛染湯(板橋区)・・・タイル絵の美しいリニューアル銭湯【92点】

三田線の板橋本町駅から徒歩10分程度。中山道から石神井川沿いの道に入ってしばらく進み、橋を目印に右に折れると見えてくる。

外観

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外観やロビー、脱衣所まではどこにでもありそうな銭湯なのだが、近年浴室がリニューアルされ、絢爛な空間に生まれ変わった。

まず、黒を基調としたカランはいいとこの温泉旅館にでも来たのかと錯覚させる。ちなみに、あらかじめカランに洗面器と椅子が設置されている。
さらに奥壁いっぱいに天女の描かれたタイル絵が配され、否が応でもテンションを高めてくれる。このギャップは実際に入らないとわからない。ぜひ行ってほしい。

浴室には、奥から電気風呂と一人用の座風呂ブースが二つ(超音波スイッチあり)のあるマイルドな温度の浴槽、41度程度の小さ目なあつ湯(2人程度)、水風呂が並ぶ。水風呂は25度設定だが、体感はもっと低め。

さらに水風呂の手前、入口側のドアから半屋外のスペースにつながっている。ゆったりとした空間には、40度弱のぬるめのミルク風呂とサウナー向けの外気浴用の椅子とベンチが合計3つある。

サウナはよくある鍵ではなく、プラスチック製のフックを引っかけて開ける珍しいタイプ。2段で最大6人程度のキャパシティを持ち、奥にテレビが設置されている。手前側には5分の砂時計がある。

大型ヘッドの水シャワーもあり、先の外気浴空間や水風呂と併せると、高確率でレベルの高い「ととのい」に入れる。

最近は日曜日に8時から入浴できる朝風呂をはじめ、ますますサービスに磨きがかかった。強いて欠点を挙げるなら、下足に100円玉が必要なこと、床がちょっと滑りやすいことだろうか(2回コケた人の証言)。

愛染湯
住所:〒173-0012 東京都板橋区大和町46−7
営業時間:11:00-22:50(最終閉店23:00)、日曜は8:00より営業
男性サウナは2時間まで、開店から22:45まで利用可(受付は22:00まで)
定休日:不定休


■ さくら湯(板橋区)・・・元祖デザイナーズ銭湯【89点】


三田線の板橋区役所前駅から徒歩5分程度のところにある、ビル型銭湯。往来の少なくない通りに面しているものの、ちょっと看板が控えめなためか案外目立たない。

外観

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「東京銭湯」の紹介記事(本節末尾)によると、さくら湯の屋号の由来は判然としないらしい。四半世紀前に改装し、今の姿になったそうだ。

浴室は奥壁にかけてぐるりと浴槽を配置したタイプで、湯種が非常に充実している。白湯は二股カルシウム石から湯を通している鉱泉タイプで、確かに湯温のわりにポカポカ感が強い。温度は40℃程度で、肩に強い水流を当てる打たせ湯、マッサージ風呂などがある。白湯から仕切られた薬湯は日替わりで、近所のお年寄りでいつも混み合っている。

入口付近にはサウナも備えている。サウナは4人でいっぱいになる小さなものだが、そこまで混んでおらず快適に利用できる。出たところにタオル掛け、飲料水の蛇口、水風呂が用意されているなど、動線設計は完璧だ。

水風呂はキャパシティ2人程度の小さなものだが、バブルによって体感温度20℃前後でしっかり冷たい。

目立たないが総じてレベルの高い、日常使いに適した良銭湯である。

さくら湯
住所:〒173-0004 東京都板橋区板橋3丁目39−12
営業時間:15:30−20:30
定休日:月曜、木曜


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ここまでお読みくださりありがとうございました!

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