11/5(火)FX相場:アメリカ大統領選挙に向けた展望まとめ
11/4(月)の振り返りと11/5(火)の展望
直近の注目は何と言っても、「アメリカ大統領選挙」です。
全トレーダーがこのイベントに注目していると言っても過言ではありません。
先週までは共和党のトランプ氏が優勢という話があり、そのため「トランプトレード」と呼ばれるポジションを持つ方向に傾いていました。
つまり、為替については、ドル高方向が意識されていたというわけです。
しかし、今週に入り、アイオワ州の世論調査の結果で、案外ハリス氏が巻き返しているという情報が入ると、そのトランプトレードの巻き戻しで、昨日は一時ドル安になりました。
現状大統領選挙の行方ははっきりしたことは分からず、ほぼ互角の状態で当日を迎えるということになりそうです。
大統領選挙の注目点をまとめると、もちろん、「大統領が誰になるか?」という点なのですが、もう1つ深堀りすると、「上院と下院で、共和党と民主党のどちらが過半数を獲得するか」です。
理由は、上院と下院がそれぞれ民主党と共和党が過半数を獲得したとすると、なにか議会に法案を通過させようとしたときに、通りにくくなります。
つまり、大統領がやりたいと思っていることがやりにくくなるということです。
注目されているのは、どちらか一方が上院・下院の両方で過半数を獲得することです。
これが実現してしまうと、選挙公約の施策が進む可能性があるので、特にトランプ大統領が誕生した際には、
関税引き上げ→輸入物価が上がる(インフレ)→FEB(中央銀行)が利上げ→ドル高
という反応になりますので、「トランプトレード=ドル高」と考えられているということになります。
少し細かいことを書いてしまいましたが、大統領選挙はざっくり言うと
・トランプ勝利→ドル高
・ハリス勝利→ドル安
と頭に入れておいてもいいと思います。
ちなみに、アメリカの大統領選挙の結果は、日本時間の6日(水)の昼~夕方にかけてわかってくることになりそうです。
つまり、相場が動くのは、6日の東京時間からということになります。
なお、本日のトレードについてですが、本日は明日の大統領選挙を控えて、プロトレーダーはトレードを控える傾向にあり、そこまで相場は動かないと考えています。
サポートラインの151.80~151.90円あたりまで下落したら拾って、少し上昇したら利確程度で考えています。
少なくとも、200日移動平均線がある、151.60円を割って下落することはないという判断をしています。
本日はその他の通貨についてはお休みしておきますが、明日以降、大統領選挙の結果を待って、今後の方針を考えていきたいと思います。
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