11/25(月)FX相場:米財務長官にベッセント氏でドル安の反応
先週(11/18~22)の振り返りと11/25(月)の展望
先週は体調を崩しており、更新ができず申し訳ございません。
まだ体調が万全ではないのですが、できる限り今週は更新していきたいと思います。
先週の相場としては、ウクライナとロシアの地政学的リスクへの懸念から円高・ドル高・スイス高・ゴールド高というリスクオフ相場の動きになりました。
特にPMIが悪かったユーロについては大きく売られました。
今週については、アメリカの次期財務長官にベッセント氏が指名されたことを受けて、マーケットはトランプ氏の施策によるインフレ懸念が緩んだことを受け、ドル安(窓開け)でスタートしました。
ただ、注目されていた財務長官の指名が完了したことによって、マーケットの注目はアメリカの政治から、いつもどおりの金融政策や経済指標に移るかなと予想されます。
ですので、そういう意味ではまだドル高の地合いではあると考えています。
ただし、注意点としては、日銀の追加利上げやアメリカの追加利下げのペースの変化になります。
様子を見ながらになりますが、今週はドル円は153円~156円くらいの値動きになるのではないかと考えています。
11/25(月)各通貨の取引目安
■ドル円
冒頭で記載したように窓開けしてドル安でスタートしましたが、その後は上昇しています。
本日のレンジは153.50~154.50円あたりだと考えています。
といっても押し目は154.00円付近まで落ちてきたら拾っていくというので良さそうです。
■ユーロドル
ユーロドルについては、1.04950ドル付近からの戻り売りでいいかなと考えています。
ユーロについては経済状況が悪いことから利下げペース加速の可能性があり、現在は買われにくいかなと考えています。
■ユーロ円
ユーロ円は先週同様、積極的に狙っていくのは難しいと考えています。
どちらかというと戻り売りなのかなと思いますが、無理して狙う必要はないかなと考えています。
まとめ
今週については、トランプトレードを意識した取引というのは薄れてくるかなと思います。
ですので、ドルがガンガン上昇する、ビットコインがガンガン上昇するという状況ではなさそうです。
ただし、そうなると金融政策などに注目が戻って来るので、より日銀やFRBの金利動向に注目です。
それにともなって経済指標についても注目されると思います。
今週は水曜日にFOMC議事録や木曜にPCEデフレーターがありますし、金曜日はアメリカ市場がお休みですので、このあたりが注意です。