12/5(木)FX相場:日米金利差縮小観測後退でドル高円安傾向
12/4(水)の振り返りと12/5(木)の展望
昨日の相場は、日銀が12月利上げの見送り観測が出ていること、そして逆にFRBについても高い金利を維持していく観測が出ていることから、直近日米の金利差が縮小してくと思われていたものが後退しています。
つまり、どちらかというと本日もドル高・円安傾向が少し続きそうです。
とは言え、ドルも積極的に買っていこうという状況でもなく、12月の利下げはまだ実施されると思われていますし、どちらかというとレンジっぽい雰囲気で、ジワジワとドルが上昇していくような値動きかなと考えています。
ですので、基本的にはドル買い狙いではあるものの、できる限り押し目・戻り目を作ってから狙いたいと考えています。
なお、ユーロについてはフランスの内閣不信任案が可決されてしまったので、今後フランスは長期的に混乱していく可能性があります。
また、ユーロは利下げしていく段階でもありますので、今後積極的には買えない、むしろ売られる通貨かなと考えています。
12/5(木)各通貨の取引目安
■ドル円
ドル円については、150円台での値動きになるかなと考えていまして、できる限りサポートの150.00円近くから押し目を拾っていきたいと考えています。
■ユーロドル
ユーロについては、フランスの影響もありますので、買って行けず、基本はドル買い狙い、つまり戻り売りを狙っていきたいと思います。
狙い目としては、1.05250ドルあたりを考えています。
■ユーロ円
ユーロ円については、これまでは売っていこうと考えていましたが、円が今は買われにくいタイミングでもあるので、一旦レンジになると考えています。
158.00~158.50円くらいの狭い範囲だと考えていますので、ちょっと狙いにくいなと考えています。
まとめ
本日の夜については、重要指標はあまりなく、22:30の新規失業保険申請件数くらいかなと考えています。
注目が明日の雇用統計ですので、もしかすると本日の値動きは小さくなる可能性もあると思います。
無理して高値・安値を追いかけるのではなく、しっかりと押し目・戻り目を待ってから狙っていきたいと考えています。