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起業するときの気持ち

50歳の時に勤めていた不動産屋さんが傾き、リストラになったので、起業した。そこまで積み上げてきた根拠なき物のおかげで、わたしがやればもっとうまくやれると、起業に対してわたしはなかなか自信満々だった。
しかし、
いざ、
さあどうぞ
というお膳立てがされ、ひとりぼっちで歩いてねとなった時、その自信は粉々になって飛んでいき、残ったのは不安だけだったという事実。
あの時の気持ちは今も鮮明に覚えている。
仕事は来るのだろうか、
お金は入るのだろうか、
生活していけるだろうか、
全てがマイナス思考となり、その一歩を踏み出すことは、まさに崖から飛び降りる思いだった。

しかし、昨日初めて会った女性は、
そんなことは微塵もない風で、
三月でパートをやめ、
四月からは
週四日、600円のお弁当を100個売るという。
地元の野菜と米を使い、
女性向けのやつ。
その事業をやる目的は?
と聞けば、
経済的な自立だという。
旦那さんとの関係は知らんが、
パートから
一足飛びに起業し、
人を雇うというし、
すでに仕事のアテも沢山ある風
わたしはふーん
と聞くしかなかった。
疑問は多々あったが、
圧倒された。
そんな感じ。
怖いもの知らず
いや、
世間知らずだが、
こんな人も案外化けるのかもしれない。

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