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育休明けに届いたLINEで人生が一変した話
「マー子さん、育休明けたら正社員に戻れないよ。週3日のパートだから」
保育園が決まり、働きはじめる3日前の夜、社長からLINEが来ました。
「だって無理でしょ。子育てしながらうちで働くの」
この一通のLINEは、私がライターになる大きなきっかけになりました。
会社員を辞めて、地域ライターというやりがいのある仕事に巡り会えたのです。
今回お送りする内容は、「会社にしがみつかなかった結果、ワクワクする仕事に出会えた話」です。ぜひご一読ください。
会社員としての苦悩
2019年、私はフィットネスの会社でヨガの先生をしていました。
社長は「女性は若さが一番」「子どもを産んだ女性は魅力がない」などと、信じられないような発言をくりかえしていました。そんな環境のなか、週5日、朝から晩まで……ときには家に仕事を持ち帰って夜中も仕事をしていました。
育休が終わり、職場復帰が近づいていたある日、社長からLINEが届いたのです。要約すると、「マー子さん、正社員には戻れないよ。無理でしょ」という内容でした。心が折れそうになりながら、私はどうすべきか悩みつづけました。
会社の内情をよく知る社員に相談すると、「マー子さん、この会社から早く離れた方がいいよ」と言われました。その言葉に驚き、さらに話を聞いてみると、社長が会社のお金を私的に使い込み、経営が危ない状態にあることがわかったのです。
それを聞いた私は、迷わず退職の道を選びました。
ライターへの挑戦
会社を辞めた後、私の心に浮かんだのは「次は自分の好きなことを仕事にしたい」という思いでした。そこで目を向けたのがWebライターの仕事でした。文章を書くことが好きで、自分の考えや気持ちを伝える力で誰かの役に立てるかもしれないと思ったのです。
初めて採用された仕事は、結婚式の準備に関する記事を書くことでした。記事を書きながら、自分が調べた情報が誰かの役に立つかもしれないと思うと、やりがいを感じたのを今でも覚えています。
その後もSEOライターとして、転職サイトの記事作成にも取り組みました。SEOライティングでは、多くの人に読まれるための工夫が求められます。読者が何を求めているのかを考えながら書くのは、あたらしい挑戦でした。
ただ、SEOライターをつづけていくうちに「これ、本当に私じゃないとダメな仕事かな?」と感じるようになります。仕事へのモチベーションが少しずつ下がっていきました。
「ライターとして、もっと自分らしい文章を書きたい」
そう思い悩む日々がつづきます……。
松戸の魅力に気づく
そんなとき、ふと思いつきで「松戸市」と検索してみました。すると、クラウドソーシングサイトの「松戸の魅力を発信するライター募集」の求人が目にとまりました。「これだ!」と直感し、すぐに応募しました。
初めての取材は松戸運動公園です。取材を通して、公園に漂う空気や人々の声にあらたな発見があり、とってもワクワクしました! 自分の地元にこんな魅力があったなんてと感動しながら、文章にその思いを込めました。
それから松戸市のさまざまなイベントやお店を取材するようになりました。記事を書くたびに、松戸に住む人々の思いや街の可能性に触れ、自分の中で松戸への愛情が深まっていきました。
松戸の未来を描く
これまで、松戸の地域ライターとして約100本ほどの記事を書いてきました。取材を通して出会った「松戸が好き」と話す人々とのつながりが、私にあらたな視点を与えてくれます。また、地域イベントの実行委員として活動する機会にもめぐまれ、松戸の人々と一緒にこの街を盛り上げるたのしさも感じています。
松戸市は、時にネガティブなイメージを持たれることもありますが、それだけでこの街を判断するのはもったいないです。実際に住んでみると、人の温かさや街の多彩な魅力に気づくはずです。
これからも松戸の魅力をもっと多くの人に伝えていきたい。そして、私自身もこの街で成長しつづけたいと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました! これからも松戸の地域ライターとして、時には子育て中の母として、noteで発信していきます。フォローしてもらえるとうれしいですm(_ _)m