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早起きで【三文の徳】ならぬ、新たな草鞋を履く原因となってしまった激安眼鏡

見た目が9割

その日は、朝から薄曇りだった。

仕事の面接とか、いつ以来だろう?

この人手不足の折、大手飲食チェーン店ならオッサンでもまず受かるであろうという安直な考えのもと、時給の高そうなある店舗に応募をしてみたけれど…

面接という、『第一関門』にいどむ装いにまよいが生じる。

非正規とはいえ、ファーストコンタクトでトップスが襟なしだとか、いくらなんでも非常識な気がしないでもない。

こういうときの襟つきなら、一般的にはポロシャツが妥当なんだろうけど、どうも『オヤジ臭』がするのが苦手すぎて、これまで“ラコステ”だろうが“フレッドペリー”だろうが、持っていたことは一度もない。

今日は直射日光がないので、長そで着てても大汗かかずになんとかいけそうだし、白Tの上から黒のアンコンジャケットでいいか…

パンツはジーンズでも穿くとして、最後は『〆の靴』。

一瞬、景気づけに『おニュー』のグルカサンダルを下ろすか…とも思ったけれど、

この靴はくつ下を穿かない前提でハーフサイズ落としているので、穿いたら足首のストラップが留まらぬ『攻めのサイズ感』。

素足履きで、南国風情の『リゾート感』を演出しているところが面接官(たぶん店長)にバレたら、『マイナス査定』にしかならないのであえなく却下。

なんの捻りもない、黒のレザースニーカーに落ち着くのです。



策を練る

“JMM”のドゥヴォーを10万円でポチって、まだひと月しか経っていないのに…

同一出品者から、今度はトリノが割安で出品されていることを見つけてしまった悲劇


8万円スタートだったトリノも、現在は6万円。

あの“JMM”が、『半値割れ』の非常事態になっています。

トリノは、『模造品』が多いモデルなので身構えますが、何度も買ったこのIDなら問題ないでしょう。

“JMM”の完品・未使用品が6万円というのもこれまた異常な価格ですが、数日前に『赤丸急上昇』フェード柄のトリノが5.5万円提示の6万円決着しているのを知っているので、

もうすこし安価になるなら購入希望(また買う気なのがイカれてる)。

こちらの出品者、これまでの“JMM”値下げ要請に対して『5千円引き』が1つの回答(例外はあるかもしれないけれど)になっていて、直接交渉でそれ以上の値引き額を引き出すのはむずかしい。

よって、5万円にて間接交渉

価格が価格なだけに、ほかの購入希望者から横取りされにくい平日の夜ふけに。



過去最安値

オッサンになってからの、夜間頻尿を自覚する昨今。

AM5:00 用を足してスマホを覗くと、5千円下がってた。

オヤスミzzz

AM7:30 2度目の目覚めで、希望価格まで下がってる。

いつもAM9:30にしか起きないので、AM7:30は早朝も早朝です。

寝ぼけ眼で購入手続きをしたせいで、モッピーから入るのをわすれて500円取りこぼす。

同情してくれるそこの奇特なお方、モッピーを利用したことがないのでしたら↓から登録してくだされ。


グダグダしながら、なんとか購入。



現状維持バイアスを外す

このトリノ、デザインソースはイタリア・トリノのレージョ劇場となっておりまして…

建築物から命名するのであれば、地名のトリノではなくレージョだろ?と、思ってしまうのです。

“JMM”の代表モデルであるモリノの『親戚筋』らしく、その雰囲気はそっくり(それなら、モリノ2にでもすれば分かりやすいのに…)。

“JMM”の特徴である10mm厚アセテート生地ですが、10mmあるのは智(ヨロイ)だけでほかの部位は立体的にカッティングされて薄いので、これまでのジャックっぽさはありません。

芯金も見えないただの黒縁メガネで、“JMM”らしい派手さはないっちゃないけれど、こんな『縁の下の力持ち』的なメガネの方が肌なじみがいいんだろう…と思ったトリノのドーパミン放出93%

(“JMM”としては超破格値ですが、こんなに地味なら“JMM”じゃなくてもよくね?と、ジレンマに陥る)


調子こいて“JMM”を買いすぎたせいで家計が『火の車』になり、スキマ時間のアルバイトで損失を補てんすることにしたのでした。



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