各方面から注目されていたコンビニエンスウェア、ビビビのスウェットパーカー
リバースウィーブを超えられず
アラスカのイヌイットが着ていた、アザラシやトナカイなど動物の毛皮でつくった防寒着が、その語源となっているパーカ。
(マイナス30℃にもなる極寒の地での防寒着がベースなのに、それを半袖にしてしまうから「へんてこりん」とバカにされる)
それが、今やどこのカジュアル衣料品店にも置いてある、フーデッドスウェットシャツに様変わり。
発祥の地、アメリカではフードを被る(沖縄の海兵隊員は、ホントによく被ってた)のに、日本人で被っている(東北、北海道のような寒冷地はしらん)のをほとんど目にしません。
ヒップホッパー(もどき含む)を除く日本人が、かたくなに被らないわけを考えてみると、頭巾姿になることでねずみ男の『紙子ファッション』っぽくなるのを嫌って被らないのではないか?と勝手に推測する次第であります。
(脱いだときに、ヘアスタイルもくずれるし)
そして、被らない日本人は…
カブリオレにたとえると、ルーフのない開いた状態がデフォルトなので、格納された幌のシルエットに美を求めるようになるのです。
いつものように、通販での荷物を受け取りにファミマへ行ったときのこと。
ともにLサイズ(Lがあるのはレア)の、くろのスウェットトレーナー2,990円とグレーミックスのスウェットパーカー3,990円発見!
こっちは、フード1つで価格が『千円増し』にされた約0.4万円のパーカーを見て、一瞬たじろいでいる最中…
服への造詣があれば資金力もある何食わぬ顔氏は、何食わぬ顔で“ボンクラ”の約5万円パーカーを買ってた。
(もうそのボンクラ愛は、『ボンクラニキ』と呼称しても差し支えないレベル)
パーカーレビュー
パーカーには、雨風でフードが脱げないよう絞るための紐がついているものが大半です。
“コンビニエンスウェア”のスウェットパーカーにも、スピンドル紐の先端にブルーとグリーンの『ファミマカラー』が入ったプラスチックのセルチップが、控えめにブランドを主張しております。
が。
あの紐って、食事のとき「待ってました!」とばかりに器の中へ勢いよくダイブしてくるのが腹立つ。
なので、わざわざ「蝶々結びにする」なんてご意見もありますが…
どうせ、フードなんか被らないでしょ?
じゃあ、その紐いらないじゃん。
ということで、パーカーの紐はいつも外します。
(世代的に現在のアラフィフしか、パーカーの紐を抜かないという事実を聞いて、自分がオッサンなのを再確認する)
そんなジェネレーションギャップの話はここまでで、ここから本題。
さて説明文では、アメリカのヘビーウェイトコットンを使用していると記されていますが…
いうほど肉厚でもなければ肌ざわりがそんなによくないことは、同素材でつくってあるスウェットパンツを持っているから分かっていたこと。
それでも買わずにいられなかったのは、ファミマで見つけた日が秋をすっ飛ばして急に冬がきた日で、首もとが暖かそうだったから(寒い日の夜にスーパーへ行くと、献立を鍋ものにしてしまいがちなのとおなじ現象)。
今ならまだヒートテック的なロンTの上に、このスウェットパーカーを着込んでアウターとしてつかえばいいのですが、問題はもっと寒くなったときのこと。
“コンビニエンスウェア”の製品はサイズ感が大きめなものが多く、スウェットパーカーもその例に漏れません。
これをインナーとして着るには、さらにオーバーサイズのアウターを持ってくる必要があるのですが、『げんじ信者』でもあるまいし、
その選択はありません。
さて、どうしたものか?と思案する、裏起毛でもない“コンビニエンスウェア”のスウェットパーカーは、ドーパミン放出60%台後半の辛口評価。
ファストファッションブランドでも、似たような金額で似たようなもの売ってるだろ…というのがその理由なのですが、TEMUで売ってるパーカーよりか1万倍はマシということで、終わりにしたいと思います↓
(だれが買うねん?こんなもん)
フードを被っているパーカー姿って、いなり寿司(フードが油あげなら、頭はシャリ)に似てるよね。