一見するだけでヤバそうなのが伝わってくる、隠しきれないロクデナシ感
連敗街道まっしぐら
競っていく方式のヤフオクは、終了時刻を20時台〜23時台に設定されていることが多く(参加者増により落札価格が上がる可能性があるため)、その時間だと参加できないことも多々あるので、そんなときは「これくらいなら…」と思える価格で、あらかじめ入札をしておくのですが…
去年、“エンツォ ボナフェ”のビットローファーを買った業者から、
“JMM”ヴィクトリオとかいうモデルが出品されていたのですが、メタルフレームはノーマークだったのでググるも、なにも出てこず相場も分からぬままに「こんなもんか…」と、テキトーに5万円で入れて(この時点では、もちろん最高額入札者)終了後に戻ってくると↓
それを踏み台に、2人の入札者から6万円にかさ上げされる始末。
入札したあとでクローズになるなら、見知らぬモデルよりも勝手知ったるモデルの方が、おおよその落札額も分かるのでよかろう…と、残り7時間の「未使用に近い」ヴァンドームに、ふたたび狙いをさだめて『リベンジ入札』。
今回は色がヒッコリー(クリアブラウン)なので、前回のノワールほどの値(11.1万円)はつかずに、8万円辺りが順当だろうと8万+1円で入札。
トレンドは川上から川下へと流れていくものであり、末端の汽水域ファストアイウェアブランド“ゾフ”にも、ブロウラインをストレートにしたフレームがあるので、
このカタチが流行を通り越して定番になっているのは間違いない。
(そのヴァンドームですら、“ジュリアス タート オプティカル”FDRのパクりっちゃパクりなのだけれど)
そして、6時間後…
…
…
またしても、『ちょい差し』されとるやないかい!
たった一つの真実見抜く
ことごとく上値をいかれるので、ゲームの流れを変えるためにちょっと一休み。
(パチンコ屋で1,000回ハマったときに、頭を冷やしにとりあえず外へ出て、おもむろにタバコの火をつける行為とおなじ)
ふらっとヤフオクを見ていると、複数のブランドメガネ(眼鏡だけでなく服や鞄も)を大量に出品している、『超絶』怪しげな出品者発見!
すべて、1円スタート。
どうせ、中華のまがい物なんだろうからどれでもよかったので、目についた“モスコット”のゾルマンをチョイス。
入札すると…まだ入札者0のおなじ商品があるのに、ほかの入札書(11)が『トナラー』のように競りかけてくる。
この入札者(11)、入札があるべつの出品物にまで茶々を入れていたので、出品者サイドの売却希望額まで価格を競り上げるペースメーカーです。
これが、1円スタートのからくり。
そして、税抜き4.5千円で落札。
梱包は、いたってフツーの荷物を開けると…
本物の“モスコット”も製造は中国なので、どの程度のデキなのか?を見てみたかったのですが、下手すりゃ100均レベルのオモチャだった、偽“モスコット”ゾルマンのドーパミン放出は−100%(もう少し詐欺れるクオリティがほしかった…)。
送料はクソ高いし、消費税もどうせ納付していないだろうから、利益は5千円ってところか…
正規品は現在5万円ほどするので、いくらセラー独自の並行輸入ルートがあったとしても、この円安時に“モスコット”の「未使用品」が数千円で買えることは、まずありません。
このような悪徳業者にだまされた情報弱者が、なに食わぬ顔で他フリマサイトへ出品している例も多々あるので、2次被害に会われぬようご用心を。
(ちなみにこの出品者、関西圏を住所にしたストアの体をなしていますが、評価が荒れてくると新たなストアIDを取得しては、そちらから売り出します)
「アウト!」と分かってやってるとこが、AliExpressなどに出品されている中華製家電の闇を暴く、吉田製作所のアパレル版みたいになっていますが…
「ペラペラ」なのが一目瞭然なので、この辺でおわりにしたいと思います。
見た目はオッサン、頭脳もオッサン、 その名は、名探偵ワレタル。
が、
《「ギュイーン」とか言いながら、つづく》