その日の気分で服や靴は替えるのに、腕時計の革ベルトを替えないのはなぜ?
ピンキリのキリ
《情報発信者の言っていることとやっていることは、整合性がないと信用されない》
“フランク三浦”11号機改造記で公言してしまった以上、コレもやらないわけにはいかないだろう…ということで、11号機に続いて初号機を惰性でカスタムしていきます。
初号機のケース素材は、一般的な腕時計に使われるステンレススチールではなく亜鉛合金にメッキ加工をした金属です。
一瞬、ホンモノ?と見せかける精巧な文字盤と相反して、チープなケース素材を組み合わせた着眼点が“フランク三浦”最大の功績です。
Amazonにある多数のDバックルの中から、最安値の中華製バックルを見てみましょう。
ダブル式Dバックル+牛革型押しベルトのセットが、ナント488円!488円ですよ!!
それだけではなく、オマケにバネ棒外しとバネ棒2本まで付いてきます。
送料399円を入れても900円未満なのがビビりますが…この価格でも利益を出せるのが恐るべし、中華人民共和国。
商品説明の日本語になっていない日本語が不安の種ですが、到着までの時間的余裕がありコスト最優先の人ならトライしてみてもいいかもしれません。
そもそも、商品を送ってくるかどうかも不明なので、購入するなら自己責任でおねがいします。
https://images.app.goo.gl/yFRTZVEV54Jd3jBV9
アマゾンレビューを見てみると賛否両論ありますが、内容の真偽も分からないうえに「到着にかかった日数」みたいな客観的事実ではない、「この値段なら相応」みたいな投稿者の主観的感想に自分もそう感じるかどうかは別の話です。
そして、この類のものは品質のバラツキがあるので、それと同じものが送られてくるともかぎりません。
購入の参考にするレビューは、あくまでも他人の感覚だということを理解しておく必要があります。
ピンキリの中間
これと似たり寄ったりのモノはいくらでもありますが、『安物買いの銭失い』をやらかすとヤル気も失せるので、安パイを引いて前回同様“バンビを装着することにしました。
“グランドセイコー”を除く国産時計なら(初号機はmade in chinaだけれど)、“バンビ”で十分その役目を果たすと思います。
名前はアレでも、時計雑誌に載っていたりする腕時計ベルトの老舗ブランドです。
純正の合皮ベルトもついでに変えようと、“バンビ”の本革ベルトとセットで変えました。
初号機のラグ幅は20mmなので、サイズの合ったDバックルZS0007+牛革型押しベルト スコッチガードBKM051Aを購入。
どちらも、時計本体と変わらぬお値段( ゚Д゚)
純正の合皮ベルトと今回の本革ベルトの差は裏を見れば一目瞭然で、常識的な値段の物は裏も本革を使っています。
それでも夏場の耐久性の問題から、裏はラバーを貼ったタイプが今後の主流になると思います。
スコッチガードは撥水加工をした牛革ベルトで、今回は“フランク三浦”に合わせるので型押しを使いましたが、この革ベルトのクロコ模様はリアリティが低く、ホンモノを知っている人に見られたらバレます。
高級感を醸したくてクロコ模様にしたのにチープ感が漂う逆効果になるので、ちゃんとした腕時計に使うのなら型押しなどの小細工は使わずに、カーフはカーフのまま使う方がベターです。
交換するときに老眼でもオロオロしないよう、本体ラグ側に取り付けるバネ棒をレバータイプに改造してもらいました。
https://images.app.goo.gl/6LnrjbXm9x2bm1DC6
こういうオプション設定はAmazonでは難しく、公式サイトや楽天市場で買うにかぎります。
これで、バネ棒外しを使う必要がない。
色合わせが基本中の基本
メンズのビジネスシーンで、革製品の靴、鞄、腕時計の革ベルトは色を統一するのがもっともとされています(ジャケット脱いだらバレるから、パンツのベルトも)。
ビジネスで使う革靴は、フツー黒と茶です。
色を合わせるときに靴は履くだけ鞄は持つだけで済みますが、腕時計の革ベルトはそうもいきません。
そんな時にバネ棒をレバータイプに改造しておいた革ベルトを黒と茶の2セット揃えておくと、朝の時間がないときでも脱着がラクに行えます。
実際にそこまでしている人にお目にかかったことがなく、いたとしてもよほどのオシャレさんか?筋金入りの時計オタクなので、やれば貴方の『オシャレ指数』は上がりますよ。
メタルブレスに逃げるという裏ワザもありますけど…
現在は仕事でスーツを着る機会もめったにないので、夏に向けて白のスコッチガードとDバックルを追加オーダー。
他の革製品と色を合わせるのもそうですが、ベルトの色を純正と違う色にするなら文字盤で使われている色と同じ色のベルトを使うと、より一層一体感がでます。
服の色合わせと同じく、有彩色の多色使いで腕時計をゴチャゴチャにしないことです。
ZS0007のDバックルにも飽きてきたので、ダブル式DバックルのZS010を試してみました。
後先考えずに、そのときの勢いで買わないと買えない金額のスイス製高級腕時計に付けるならまだしも、そこら辺の時計で使うなら製品の仕上げ等に問題はありません。
ただし、ロックを解除するときの感触が高級感に欠けます。
ベルトの厚さが4mm未満ならZS0007、4~5mmならZS0008にした方がストレスはありません。
ということで、型押しベルトと観音開きバックルの不満足をワンタッチレバーがいくらか補って、今回のドーパミン放出は73%。
ちょっと待て、と。
今から暑くなる季節。
高級腕時計デビューで買った“IWC”は、何も知らずに夏も着けていたら汗でクロコ革のベルトが1発でダメになり、交換したら2万円ほど取られた記憶があります。
初号機にメタルブレスやラバーベルトはまずもって似合わないので、それまでになにか対策をしなくては…
そんなとき、トンデモないメタルブレスの腕時計が現れました。