#14 死ぬ気でやっているのか
この文章はSCFCのフリーランスデザイナー松本が、日頃思った働き方について書く日記的なコンテンツです。
自分自身に問いかける言葉でもありますが、自分以上に人に「甘くない?」と感じることがあったりします。
ちょっと気分を害する人もいるかもしれませんが、そういう人は閉じていただけたら。
あと、高田ゲンキ※さんの関連記事や書籍を読んでおけば間違い無いので、僕の記事は全然読まなくていいです。
それでも読んでやるか、という人だけ今回の記事はお読みください。
※ドイツでフリーランスイラストレーターとして活躍されている高田ゲンキさん。フリーランスで行こう!は、読みやすくて分かりやすいフリーランス入門書的なものとして、名著だと思います。
これから独立を考えてらっしゃる人は是非読んでみてくださいね。
人のアドバイスに受け取り方
僕自身、かなり多くの人に相談をしたり、最近は相談を受ける側にもありがたいことになりました。
そして、会社員を辞めてから大きく変わったことが、「人の言うことを一回聞いてみる」と言うことです。
こうしたらいい!ああしたらいい!と言うことを全て聞くことはないといまも思っていますが、自分で少しでもやった方がいいかなと思ったことは素直にやってみることが如何に大事なことか、と言うことに気づきました。
行動に移すこと自体が如何に大事か
受け売りですが、
100人にアドバイスをしたら行動に移すのは、1割もいないし、フィードバックを求める人は1人いるかいないか。
と、とある方が言っておられました。
似たようなことがあって、実際に学校の講師をやり始めて、アドバイスに対して、実験をして、もう一度聞きに来る学生もだいたいクラスに1人か2人です。
やるかやらないかのたったそれだけなのに、ライバルが99%減ります。
だいたいいつも自分の敵は、自分です。
合うか合わないかを「自分」で判断。
人任せにしないことがすごく大事です。
実際に行動してみた。
例えば、twitter営業。
デザインやイラスト、その他の関連用語で検索し、仕事になりそうな案件をとにかく探してアタックしまくります。
僕は、切羽詰まった時にそう言うのやってみたら?と言うアドバイスに従い、何件か仕事に繋げたことがあります。
そんなにうまくいかないんだけど!っていう人いますが、表題通り
「死ぬ気でやってるのか?」と。
大体やりましたよ!と言ってくる人が良くてアポイント10件で、本当にやったと言えるのか?自分に問いかけて欲しい。
僕は、正確に数えるのが膨大すぎてわかりませんが、大体1日30件くらいアポイントを1ヶ月取り続けました。
その中での、成約率は大体1%でそこまで良くもないですが、まぁまぁやった方だと思います。
数が偉いとかそう言うことを言いたいわけじゃなくて、それくらい必死に取り組んだのか?と言うことです。
これで、得たことは、どんな人だったら受注に繋がりやすいのか、どういう風なアプローチが効果的で反応が良いか、などこの経験は今の仕事に生きていると思います。
結果、やってよかったという判断です。効率悪いですけどね。
他にも色々試したことがありますが、また別の機会に!
在宅仕事なんて所詮茨の道
家でお仕事最高!!!!!いええええええええええええいいいいいいい!
はすごく分かりますが、別に会社員よりも楽なんてことは全然ないです。
むしろいろんなことを自分でこなさないといけないので、どんなに会社員が楽だったのかと思い知ることになります。
それを経験した上でも、フリーランスの良いところは余りあると思っていますが、そんなに楽でもないぞ?と言うのが現状です。
楽だからとか、色んなことから逃げるためのフリーランスはあんまりお勧めできません。正直お金の心配がこんなにも精神的にくるものかと、現在進行形で病みそうになりつつ、今は友達も増えたことでいろいろ相談できたりしてなんとかやれています。
新米の自分ですらこんな感じなのに、10年以上フリーランスで生活している人は、どんな感じなんでしょうね。
想像もつきません。
保険をかける
僕は兼業なので、ある意味で保険をかけています。
1社ダメでも、もう1社あると言う風に、何かしら、自分の中で見通しを立てることは、独立を考えている人は一度考えてみてください。
・働きながらできることをまずやってみる
・自分の生活費の見直し(どれくらい稼げれば最低暮らせるか)
・1年後の未来を考えてみる
この3つは、絶対やった方がいいと個人的に思います。
1円稼ぐ大変さを、仕事を辞めてから知り、とても後悔しました。
どうやってお金を稼げばいいのか、わからなくなってパニックになります。
デザインは体育会系
デザイナーなので、デザインだけに絞ると、本当に思っているより体育会系です。仕事の拘束時間は長いし、お酒の席もまぁまぁ増えたり、色々体力がいることも。
仕事につなげるための付き合いというのもたくさんあります。
スマートにわしは仕事をするんじゃい!!!!という人に限って直ぐにフリーランスをドロップアウトするのを何人も見てます。
ネットよりリアルの方が、仕事なんて簡単に見つかるし、1円稼ぐのも楽だし、いい事ばっかりです。
泥臭く、地道にやっていくしかないんです。僕もその最中です。
兼業は、母体が無くなれば生きていけません。
そういう意味では、完全な「フリー」ランスなんて、本当は僕は言えないのかもしれません。
色々偉そうに書きましたが、本当に冗談じゃなく、デザイン業界は入ってきても3年後続けている人が10人いたらその倍辞めていく人がいる世界だと思います。美容師もそうだとよく聞きますが、似たようなものだと思います。
(フリーじゃなくて、会社員も含めてですよ)
独立したけど、うまくいかずに会社員に戻る人が本当に多いです。どんなにすごい人でも、フリーランスということは、基本的に経営者になるこということです。仕事が出来るということとは別のスキルが必要です。
噛り付いてでも、やってやるんだという気合いだけは、持ってなりましょう。続けた中で何か見つかると思います。
と、受け売りですが、書いて終わります。
本当に死ぬ気でやっているのか
もう限界までやった!だけど無理だった!!!
って言えるくらいやる気合が、独立には必要だと日々感じて、身にしみてます。
なんか一気に読む人減りそうだなぁと思いつつ、明日も更新予定です。
では。