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F1品種は、絶対マネのできない知財
種子繁殖と栄養繁殖
現在、日本で育成されている品種の多くが栄養繁殖と呼ばれる親苗からランナーを出し、子苗に増やしてから定植するタイプの栽培方法を採用しています。
現在ある品種のうち99%はこのタイプです。
この場合、苗を入手すると容易に繁殖ができますが、特に問題となるのが海外に不当に持ち出されたケースとなります。
以前から話題になっている韓国や中国での日本のイチゴ品種の盗用問題がこれに当たります。
それとは別に種子繁殖と言われる種から栽培する方法があります。
これの利点は、種はウィスルフリーなので病気になりやすく、完全無農薬栽培が実現させることができることです。
(これには別途ノウハウが必要です)
この種子繁殖の中で使う種で、F1品種というものがあります。
これは1世代だけ、品種特性が現れ、その1世代(F1)から種を採取して栽培しても次世代(F2)では品種特性がバラバラになり品種特性が安定しないという特徴があります。
つまり定植に合わせて、毎回、新たにF1の種を買わなければ、その品種特性を確保することができないので、常に種を入手する必要があります。
前述の栄養繁殖の苗のように、簡単に増殖させて広めることもできない、ある意味、品種という知財に絶対的な鍵が掛けられることになります。
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