🔲プチから始めるライフ・デザイン🔲ー1日のうち5分を未来の自分のために使おうー

こんにちは、人生探求の旅ナビゲーターのまっつんです。

皆さんは、「多くの仕事やスケジュールをこなして毎日あっという間に過ぎ去っていく！」と感じたことはありませんか？

毎日何かしらの用事があって、それを上手くこなしていく。

予定通りにことが進み、何もかもが順調であると感じている。

そんな毎日を過ごしているのに何故か「将来への不安がよぎる」そんな経験をお持ちの方も多いと思います。

その多くは、今の時間を現在にしか使っていないことが、原因なのかもしれません。

しかし、実際に締め切りのない漠然とした未来に向かって自分の時間を確保して使っていく事は、継続がとても難しいのも事実です。

今回はそんな不安を解消するために「🔲プチから始めるライフ・デザイン🔲ー1日のうち5分を未来の自分のために使おうー」と題して書いてみたいと思います。

🟨 人はなぜ三日坊主になるのか？

「一年の計は元旦にあり」多くの人は、年頭に今年はどういう一年にしたいと構想を練るものです。

しかし、１月どころか正月休みを終えて仕事が始まると、もう元旦の高尚な思いは、遠い昔の思い出としてタイムカプセルの様にしまわれているって人も多いと思います。（そして翌年の正月に同じ目標を立てることを繰り返してしまう）

その理由は、行動に落とし込まれていないイベント扱いになっているからなのです。

毎日のルーティンに落とし込むことで行動を変えることができます。

Twitterなどでよく引用されているので、ご存知の方も多いと思いますが、「知識の壁」「行動の壁」というものがあります。

行動変容の過程を、楽天大学学長の仲山進也氏が、成長のための5つの壁に例えて説明されています。
１知らない　２知る　３やってみる　４わかる　５できる　６している　という６つのステップに分解し、知識の壁、行動の壁、気づきの壁、技術の壁、習慣の壁があるという説明をされています。

出典：『楽天大学学長が教える「ビジネス頭」の磨き方』（サンマーク出版）を基に作成された図

お正月に立てた目標が数日で終わるのはこの「知識の壁」もしくは「行動の壁」によって阻まれて習慣化できなかったことによるものです。

習慣の壁を超えてルーティンに落とし込むまでには、先は長いのです。

🟨 なぜ自分の立てた目標は先延ばしのなるのか？

そして、三日坊主と並んで手強いのは先延ばしの誘惑です。

「今日は忙しかったから、明日倍やることにしよう！」と多くの人は目先の忙しさに、ついつい本当にしなくてはいけないことを先延ばししてしまいます。

壁に挑む前に実は先延ばしという誘惑との戦いがあるのです。

私の好きなTEDのトークにティム・アーバン（Tim Urban）の「先延ばし魔の頭の中はどうなっているのか？」 というものがあります。

彼はこんな図で先延ばし屋の脳の構造を説明します。人間が人間として社会生活を営んんでいけるのは、この理性的な意思決定者が、未来を創造し、大局をみて、長期計画を立てられるからだと、ティム・アーバンは主張しています。

出典：TED Talk Tim Urban　先延ばし魔の頭の中はどうなっているのか？より

しかし、現実はそんな理性的に意思を決定し、行動できていれば、「行動変容」という理論も5つの壁も感じることなく人は、自分の思い描いた輝かしい未来を達成できているはずです。

そして、それを阻んでいるのはこの「１匹のお猿」ということになります。

問題のこのお猿は、生物としての本能にしたがって行動するので、人間に備わった理性的な意思決定者をいつも楽な方へ導きます。このお猿の行動原理は、今この瞬間「ラク」で「楽しい」なのです。

まさに、最近売れている書籍によく使われている謳い文句そのままですね。

出典：TED Talk Tim Urban　先延ばし魔の頭の中はどうなっているのか？より

しかしながら、ティム・アーバンはこの先延ばし屋の脳も最終的には機能すると主張しています。その理由として、お猿の天敵であるパニック・モンスターが発動すると説明しています。

要は締め切り間近になるとやる気スイッチが入るというお話です。

しかし、人生の目標というのは、仕事やレポートの提出とは質が違います。それは目に見える締め切りがないという事です。つまりパニック・モンスターは発動しにくいのです。

出典：TED Talk Tim Urban　先延ばし魔の頭の中はどうなっているのか？より

🟨 １日５分の継続で、進路をわずかづつ変えていく作戦

目に見える締め切りもなく、パニック・モンスターも発動もないとなると、どうすれば、将来に対して自分の時間を使うことを習慣化することができるのでしょう？

そもそも、失敗する敗因は、大きな目標をいきなり装備もなく突撃するからです。当然、全く歯が立たない訳なので、モチベーションの維持が難しく、心が折れてしまいます。

では、「どうモチベーションを上げていく」のか。

モチベーション向上を促すためには、「動機」が必要となりますが、動機には「外発的動機」と「内発的動機」とがあると言われています。

具体的には、どうせやらなくてはいけない事を楽しく進めるための「ゲーミフィケーション」というゲームの要素を取り入れるやり方があり、もう１つは、自分に自信がない場合などには、小さな成功体験を積み重ねて進むスモールステップ理論というものがあります。

目標へのステップを細かく分解して、障壁を低く、クリアしやすくして、簡単にクリアすることで得点をゲットする、もしくは進捗表などで達成状況を確認するとモチベーションが維持できるとするものです。

隙間時間を使って１日５分を使うことは、24時間からすれば、誰もが実行可能な時間だと思います。

この５分を積み重ねていくことで、大きな目標に対して行動を起こしやすくする作戦です。（実際、軌道に乗っていけば自然に５分が１０分に１０分が1時間にとなっていきます。）

でも、そもそも「計画を作るのが大変だ！」とか「一人でクリアしてみても続かない」という方も多い事でしょう。

大抵の行動変容の書籍もさすがにこの部分はスルーもしくは根性論的記述が多いように思います。（確かに、このレベルもできないなら無理という主張も頷けます）

🟨 最終兵器SNSで自分を晒してみる。

そこで、最終兵器としてSNSを活用して自分をあえて晒してみることで目標を達成していくというもの面白いと思います。

例えばFacebookやTwitterで目標を呟いてみる。そして毎日実行した事をアップしていく。

これは、第三者の目（実際には全くみんな気にしてませんけど）が作用することで、毎日継続させ習慣化させることが可能となる方法です。

目のポスターというものがあります。結構多くの場所で使えわれているのでご存じの方も多いと思います。この監視の目の効果は学術的にも論文発表されているものです。

出典：北小岩区の犯罪防止ポスターより

ニューカッスル大学の行動と進化センター(Centre for Behaviour and Evolution)に所属するMelissa Bateson博士とDaniel Nettle博士が率いる研究チームによると、掲示に目を留めて、食事の後片付けをした客の数は、こちらを見つめる瞳を見たときの方が倍増した。瞳に見つめられたときは、前日に掲示された花のポスターと比べて2倍の客が指示に従ったのだ。　WIRED　NEWS より抜粋 

確かにTwitterのつぶやきでは、フォロワーの多い人と少ない人で、反応があったりなかったり差が出てきますから確実なリアクションを望む場合は、Facebookで非公開のグループを作って仲間を募るのも良い方法です。

実際にまっつんも複数のグループを立ち上げてやっています。

まっつんの参加したり主催したりしているグループもメンバーは、参加者が多いもので500人くらいですが、下に掲載したように数人でやる方がいいように思います。

上手くいった人はそのノウハウを共有することで他の人も続くことができます。

出典：Facebook非公開グループ　まっつん作成

Facebookは、グループを作らなくてもアップした記事を「過去のこの日」として何年か前の出来事でも自動的に呼び出してくれるサービスがあるので、忘れたとしてもリマインド効果が期待できます。

一緒に頑張れる仲間ができることもSNSを活用するメリットです。

もしかしたらSNSのネットワークによって新しい展開も生まれるかもしれません。

自分の未来へ毎日５分を使うことが自然に行えるようになるには、便利なツールも増えて来ています。

人間の意思の弱さをサポートするツールをできるだけ活用することで最終的に自身の思い描いた未来を獲得できるように行動変容を促していく。

今日から毎日５分間、自分の未来に対して時間と投資してみてはいかがでしょうか？

以上、🔲プチから始めるライフ・デザイン🔲ー1日のうち5分を未来の自分のために使おうーと題して書いてみました。

最後までお読みいただきありがとうございます。

少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

また次回もよろしくお願いします。

🟩未来の兆しは現代にあり！まっつんブログ！