🔲プチから始めるライフ・デザイン🔲　　　　ー人生の明確なビジョンって必要ですか？ー

こんにちは、人生探求の旅ナビゲーターのまっつんです。

最近、「ビジョンがない」とか「将来のビジョンは・・」ってよく聞きますよね。

しかし、ビジョンって何なのでしょう？

会社や国のリーダーたちだけのものなのでしょうか？

今回はそんな「ビジョン」について、「プチから始めるライフ・デザイン　人生の明確なビジョンって必要ですか？」と題して書いてみたいと思います。

🟨 ビジョン（vision）ってそもそもなんですか？

グロービス経営大学院のHPによると「ビジョン」とは次の事だそうです。

visionとは、経営理念で規定された経営姿勢や存在意義に基づき、ある時点までに「こうなっていたい」と考える到達点、つまり自社が目指す中期的なイメージを投資家や従業員や社会全体に示したもの。グロービス経営大学院より

さすが、創造と変革のMBAグロービス経営大学院ですね。

かちょいい！

でもこれでは、お勉強の中のビジョンであって、

我々の求める人生のビジョンの説明にはピンときませんね。

ビジョンって言葉を使うと

なんだかカッコよくて意識高い系の自分って気持ちが先行して

上滑りになる可能性があります。

「海賊王に俺はなる！」ってビジョンもいいのですけど、

就活のディスカッションで「私のビジョンは、戦争根絶です」なんてソレスタルビーイングみたいな事を言い出す輩がいると、

「なに言い出してるのコイツ？」

ってドン引きになること間違いなしです。

「夢」もそこに辿り着くための手段や実行可能な計画があってこそ意味を成すのであって、荒唐無稽な「夢」なら一生叶うことはない妄想です。

つまり、ビジョンは「なぜそれをやりたい（なりたい）のか」という明確な動機がないとふわふわした想像上のイメージだけの言葉になってしまいます。

ソレスタルビーイングとは、21世紀の後半に現れた学者イオリア・シュヘンベルグによって創設された、私設武装組織。一介の組織でありながら、既存のMSを遥かに上回る機動兵器「ガンダム」を所有しており、西暦2307年のある日突如として登場。"世界からの紛争根絶"を掲げ、紛争やテロを起こした相手に武力介入することを宣言し、以後紛争やテロの発生した地域に武力介入を行っていった。ニコニコ大百科　ソレスタルビーイングより抜粋

🟨できるリーダーのビジョンには決まった型がある。

大きなビジョンを描く場合は、その実現のために自分一人の力では到底達成できません。

つまり大勢の人たちの協力が必要不可欠です。

そのため掲げた「ビジョン」には根拠や共感性、納得感を持たせておく必要があります。

「ビジョン」を語るのが上手い人は、自分の経験や些細な日常の行動から自身の価値観を形成するに至ったエピソードを交えて意味づけしていきます。この思いや価値観に人は共感してモチベーションを高めるのです。

そして、ストーリーを使って、情報を損なうことなく他者へ思いを伝えていくのです。

日本の昔話しや教会にあるイコンなどは、言い伝えや宗教の起源など重要な部分をストーリーで情報を毀損することなく伝えるためのツールのようなものです。

最近、よく売れている書籍のタイトルが「底辺だった僕でも成功した○○」とか「1億円の借金というマイナスからスタートして僕でも成功したノウハウ」とか言うのは、実は読者が「こいつでもできたのだから俺でもワンチャン！」って思わせる共感戦略をとった本なのです。そして著者の悲惨な底辺から脱出して成り上がる成功ストーリーを駆使してノウハウなどを読者へわかりやすく伝えるのです。

🟨 ビジョンを持った企業が成功する理由。

カナダの経営学者バ ート(2001)は、明確な経営ビジョンに裏付けられた整合的な評価制度や強いコミットメントが、企業業績に対して正のインパクトを持つことを定量的に示しています。

また、『ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則(1994)』の著者であるコリンズは、経営者アンケートから「卓越した業績や社会的成果を残し、かつ広く尊敬され続けている企業」を選抜しこれらの「超優良企業」とそうでない企業との比較分析を行いました。コリンズは、ビジョナリー・カンパニーが、「社運をかけた大胆な目標」を持っており、最高のなかの最高を目指す経営ビジョンによって、社員はワクワクするような大きな目標を求めていると指摘しています。

要は未来の在るべき姿である「ビジョン」もなしに企業を経営することは、地図やGPSも持たずに海を漂うようなものだと言うことです。

誰もが理解できるような「ゴール」を設定していれば社員はそこに向かって仕事をすればいいのですから、業績は自然と上がってきますよね。現場は何をすればいいかを一番よく理解しているのですから、経営は進むべき道を明確にイメージできる「ビジョン」を掲げればいいのです。

まっつんはこの指摘は個人の人生においても同様だと考えます。

🟨 とどのつまりはビジョンってなに？

ビジョンとは「実現したい未来」企業の場合は、言うなればメンバーが共通で認識する「行き先」「ゴール」と言う事です。

個人の「ビジョン」とは、その人が考える「将来のあるべき姿」や「未来構想」であり、自身が将来どんな「成長した自分になっていたいか」という未来像を設定することです。

そして、そのビジョンを具体的にイメージすることで、いま何をすべきかが明確になる！

「ビジョン」を持つと言うことは、先に述べたように人生の地図やGPSを手に入れることができるのです。

ライフ・シフトの著者、リンダ・グラットンの言うところの

"How to be ready for your future, now ?" 　将来のために今できることは？

を具体的にするための作業で最初に行う「ゴール」設定です。

あなたも人生のドリフターズにならないためにも、自身の「ビジョン」を一度考えてみてはいかがでしょうか？

以上、「プチから始めるライフ・デザイン　人生の明確なビジョンって必要ですか？」と題して書いてみました。

最後までお読みいただきありがとうございます。

少しでも皆様の参考になれば幸いです。

また次回もよろしくお願いします。

🟨自灯明　法灯明　人生の拠り所は貴方自身！まっつんブログ