ドイツの光 #1
僕は写真を撮るので、光を撮っているに等しいと思っています。ドイツの光は日本とは違った輝きと影を持っていました。
秋から冬にかけてのヨーロッパは天候が安定しなくて、晴れ間は多くありません。ドイツではほぼフィルムで撮影していたので、ピント合わせも露出合わせも一瞬でしなければならず、知らぬ間に修行になっていました。
湿気がないからとか、建物が綺麗だからとかそういった要因ももちろんあるのだと思いますが、光の周り方がどうも日本とは違うように感じました。ブレーメンは路面電車と自転車が走っていて、市街地の建物も相まって御伽話の世界にいる感覚が強かったです。
シャボン玉を追いかける金髪の子供達と、金色に輝く建築物の光景は一生忘れない景色だと思います。
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オラに力を分けてくれって何世代にも渡って伝わるセリフですよね。広辞苑に載せても良いと思います。