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南米コロンビアで親知らず全部抜いた話②:抜歯大騒動編
こんにちは、松子です。今日は、先日投稿したこちらの記事の続編をお届けします!
おおまかな前回のあらすじ
往復6時間かけてGETしたレントゲンにより、歯科矯正のためには歯茎に埋まっているシャイな親知らず3本を抜かないといけないことが判明。医師の提言も虚しく、面倒ごとをまとめて済まそうとする松子のMAX面倒臭がりかつ無邪気なゴリ押しによって、3本いっきに抜くことが決定!この時はまだ何も知らない松子ーーー何が待ちうけているのだろうか!?
最初の予約は、まさかの空振り!
さて、3本一気に抜くという決定をし、いざいつ抜歯するか決めましょうというところで、医師から「出てきてない親知らずを抜くのってちょっと大変だから、そーゆーのが得意な医者友達にいつもヘルプで来てもらってるんだよね。だから、彼の都合もあうところで日時決めるね」とのこと。医師2人がかりってどれだけ大変なの・・?と思うところですが、この時点では松子、まだ「フーーーンそうなんだ」くらいの認識。その親知らず抜歯プロ(?)の医師も含め、予約日時を決定しました。
そしていよいよ当日。
予約日時に病院に行くと、私の前にも女性が1人待合室にいました。予約時間に行ったのにまだ順番こなさそうだな〜と思って、その人と「時間かかりますなあ」などと会話をして(うろ覚え)順番を待っていたら…
なんと!
このタイミングで!
田舎あるある・💡停電!!!!(爆笑)
南米で私が住んでいたところは、ちょっと田舎だったので、停電や断水がまあまあしょっちゅう起きてたんですね。なので停電自体は「またかあ」くらいの認識なのですが、この日はさすがに「まじか・・・」という気持ちになりました。一緒に待っていた女性と「まじか〜」と言いながらさらに待つこと数十分。
👨⚕️医師「見ての通り停電しちゃって〜。病院に簡易発電機あるけど、大きな機械は動かせないんだよね〜。だから今日は残念だけど施術できないんだよ〜。予約日時決めなおそうね」
とのこと。まあ流石に、歯医者さんのキーンっていう機械たちは簡易発電機では無理みたいでした。
施術の途中じゃなくて、ほんとにヨカッタ!!!!!スリル満点!!!!笑
気をとりなおして、いざ抜歯!!×3!!
ということで、予約を取り直し、日を改めていざ抜歯となりました。幸いなことに再チャレンジの日は電気も問題なさそうです。
歯医者さんの例の椅子に頭を預け、まずは麻酔をしてもらいます。部分麻酔で口の周りだけ(?)なので、バッチリ全て見える・聞こえる状態。まあ、いくら見えても、口の中見えないのであまり意味はありませんが…
麻酔が効いているのを確かめてから、いざ抜歯❗️
医師2人と看護師1人が私の口の周りに集まりゴリゴリやっている状態…気分はさながら、巨人に囲まれて万事休す状態の小人…という感じです。さすがの私もこの時は緊張しました。
で、全て見える・聞こえるので、施術中の音と振動がヤバイです!歯茎から出てきていた親知らずを日本で抜いた時はスルッと抜けたので、そんなのを想像していたのですが、埋まっている親知らずっていうのは、あれ、削るんですね?めっちゃゴリゴリガリガリ聞こえました。それに加えて、自分の歯がドリルで削られているような振動…
え????ちょっと待って???こんななの???と、そこでやっと「なんか想像してたのとチガウ」と気づいたのでした。時すでに遅し。だいぶ遅し…
ちなみに、全て終わった後、医師から「抜いた後のコレ(歯)、どうする?記念に持って帰る?」と言われたのですが、歯…というより、血にまみれた骨片…?って感じのスプラッタ具合で、正直「どうするって言われてもどうすんねん」という気持ちだったので、「要りません」と即答しました。あれどうするの?持って帰ったら何かに役立ったんですか…?
抜歯後が本当の戦いだったーーーーー!
さて、まあなんか想像と違ったスプラッタ&大ごとだったけど、抜いてしまえばこっちのもんよ、と思えたのも束の間。私にとっての本当の戦いはこれからだったのです。
抜歯後は普通に痛いです。まあでもこれは、痛み止めを処方してもらったこともあり、死ぬほど痛かった!!!という思い出は正直ありません。なんか痛かった気がする…くらい。
(処方箋と処方薬)
私がむしろ辛かったのは…
口の中とほっぺたがめちゃめちゃ腫れたこと!!です‼️‼️
両側いっぺんに抜いたので、両頬いっぺんに腫れました‼️‼️
生まれて初めてあんなに顔が腫れました。顔が四角になりました。まじです。笑うところです(笑えない)。
ものが食べられない松子に差し伸べられる救いの手・・!
口の中が腫れ過ぎて、ものが食べれない。何も噛めないんです。ここでやっと、「あーーお医者さんは、両方いっぺんにやって両頬腫れると何も噛めなくなるから、片方ずつにしようって言ってくれていたのか。片方ずつなら、片方腫れてももう片方で食べられるもんな…」と気づいたのでした。時だいぶ遅し。みなさん、お医者さんの助言には従いましょうね。笑
ただ、南米でやって良かったなーって思うこともありました。
私、おばあちゃんのいるお家に下宿していたのですが、このおばあちゃんが、めちゃめちゃ顔を腫らしている私を哀れんで、スープ作ったり、流動食(カロリーメイトの液体版みたいなやつ)を調達してくれたりしてくれたんです。もーーーほんと、感謝しかないです。彼女のおかげで、腫れぼったさと痛みでテンションだだ下がりしていた松子は生き延びることができたと言っても過言ではないです。
ちなみにスープは、サンコチョというスープにご飯をぶち込んだ、いわゆるネコマンマが多かったですね。茶色っぽくて見た目はそんなに映えない(ゴメンナサイ)のですが、とっても美味しいんです。ああ〜おばあちゃんのサンコチョまた食べたいなあ。
(謎の液体栄養剤)
ちなみにお医者さんからは、どんなアドバイスをもらったかというと。
👨⚕️お医者さん「腫れるかもだけど、アイス食べといてね!!!」
とのことでした。アイス…確かに腫れていたときに、ほぼ液体、カロリーも高い、そしてひんやりしているアイスは大変助かりました。しかし、アイスってwww 自分のことながら、爆笑しました。
本当はどんなに腫れたかお見せしたいくらいなのですが、その時の自分の写真があまりにボロボロ(笑)でアップするに耐えないので、かわりにイラストにしてみました。
いやーーー大変だったな。(しみじみ)(自業自得)
腫れはどのくらいでひいたか忘れましたが、そんなに簡単には治らなかったような覚えがあります。その段階になって、不安になってネットで色々調べたところ、どうやら「埋まってる親知らずを抜くのは大変なことらしい」ということを知ることになるのですが…。
今となっては、無知だったからこそ果敢にグイグイいけたのですが、同じことをもう一回やれと言われたらどうだろう…まあでも、結局面倒臭がりなので、やるかもしれません。笑
さて、いかがでしたでしょうか。前回の記事をアップしてから、いろんな方から「自分(または自分の周囲)も親知らず抜きました!」というお声がけをいただいて、とても嬉しかったです。皆様の体験と比べてみてどうだったか、また聞かせてもらえたら嬉しいです😊
次回で、本題の歯科矯正の話を少しさせていただいて、このシリーズは終わりにしたいと思います。もう少々お付き合い頂けますと幸いです!
追記:続きができました!
注:この記事に記載していることは、あくまで私が体験したことであって、だから海外で歯科矯正したり抜歯したりするのも安全だよ、などというつもりは全くありません。私はたまたま大丈夫だっただけなので、もし海外での抜歯などを考えている方がいらっしゃいましたら、リスク等も含めてよくご検討なさってください🙇♀️