練習環境を整えよう!必須アイテムのご紹介
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はじめに
noteでアコーディオンレッスン第17回目です。
今回は練習環境に着目してみました。
皆さんは、普段どんな椅子で練習していますか?
譜面台は使っていますか?
椅子と譜面台。
このふたつは、とても大切です。
もしかしたら譜面台をお持ちでない方もいらっしゃるかもしれませんね。
そんな方には、ぜひこの記事または動画をご覧いただいて購入を検討していただけると嬉しいです!
(動画は18分)
練習環境は演奏に影響する
昔、私の教室に通っていた方で上手に演奏できるのに、なぜか演奏が内向きというか閉じた感じのする生徒がいました。
よくよく聞いてみると、楽譜を床に置いて練習をされていました。
床の上の楽譜をずっと見て弾いているので、どうしても身体が下を向いてしまい音が外側に広がっていかなかったのです。
またある生徒は、住宅事情からやむ得ず車の中で練習していて首を痛めてしまったことがあります。車の座席は後ろの方が下がっていますので後傾した状態になり、おそらく少し下にあった楽譜を見ることで背中から首に負担がかかったのだと思います。
住宅事情の問題でカラオケで練習する方もいると思います。カラオケはソファ椅子なので、柔らい&低すぎることから腰に負担がかかりやすいです。
どうしてもカラオケでしか練習できないという方は、ストレッチを念入りにするなど身体のメンテナンスには気をつけてくださいね。
(私の生徒の中には、カラオケ店の常連になってmy椅子を持ち込み、しかも置かせてもらっている人もいました。)
このように普段の練習姿勢や環境は、時にはそれが演奏そのものに出ることもあるし、また身体に支障をきたすこともあるので、決して軽視しない方がいいです。できるところからで結構ですので、練習環境を見直して整えていきましょう!
椅子について
まずは椅子について考えていきましょう。
座る高さにこだわらない(演奏に影響しない)方もいるので、そういう方は読み飛ばしていただいて構いませんが、なんだか上手くいかないなという方は、使っている椅子の高さを見直してみることをお勧めします。
まず適正な高さがどんなものかというと、座った状態で足裏が床に付き、かつ膝が直角になる高さです。膝が直角になっている時は腿が床に対して平行ですので、その上に楽器を乗せたときに安定します。
低すぎる椅子(ソファを含む)は、身体が後傾しがちになり腰に負担が来ます。
背の高い人は、もしかしたら今お使いの椅子が低すぎる場合がありますので、注意してくださいね。
高すぎる椅子は、腿が膝に向かって斜めになりますので楽器が滑り落ちるような感じがあります。重い楽器を弾いている方ほど、弾きにくが増すと思いますし肩への負担も大きくなります。
動画では、私の椅子を紹介しています。
オーダーで椅子を作るまでは、チェロ奏者用の椅子を使っていましたので参考までに販売店のリンクを貼っておきます。
座面の高さと座面の状態(柔らかすぎない、平らかどうか)が大事ですので、この条件に合っていればどんな椅子でも大丈夫です。
意外とニトリに売っているダイニングチェアがぴったり、ということもありますよ。
脚台を使う場合
どうしても椅子が用意できないので脚台を使うという場合には、両足がのるような台にした方がいいです。
よくギター奏者のように左足だけ高くしている方がいますが、やはりお尻への体重の乗り方が左右でかなり変わってしまいますし、ギターより遥かに重いのでその負担の偏りは身体に何かしら影響すると思います。
両足ともに高くできるような脚台をご用意ください。
譜面台について
立奏なので椅子は不要だという方はいるかもしれませんが、譜面台はどんな場合でも是非ご用意ください。
折り畳みの譜面台は値段もそれほど高くなく楽器店に行けば買えますので、お持ちでない方は、ぜひこの機会にご購入いただくといいと思います。
アコーディオン演奏の場合は、楽譜が複数ページになることもよくあるので延長棒(というらしい)付きのものがいいです。
また後述しますが、譜面台紙を使うと楽譜を置くスペースが狭くなるので、譜面を置くスペースにある程度の幅があるものを選ぶといいですね。
屋外で演奏する機会がある方は、風で倒れたりしないよう脚部がしっかりしたタイプや大きく広げられるものを選ぶといいと思います。
外に持ち出すことがなく、たくさん楽譜を載せても丈夫で倒れないものが欲しいという方は、据え置きタイプをお勧めします。
私はマンハセットの譜面台を愛用中です。
譜面台の高さ
譜面台の高さは、目の高さにするといいですよ。
楽器演奏って知らずに前屈みになりがちですので、それを避けるためにも少し上過ぎかな?というぐらい上げても大丈夫です。
目線が上がれば上体もしっかり起きて、楽器と身体の接し具合も良い感じになります。
譜面カバー(台紙)のご紹介
アコーディオンは右手でしか譜めくりをすることができないので、できるだけ多くの楽譜を譜面台に載せたいという時もありますよね。
通常の譜面台だと、A4サイズの楽譜が頑張れば4枚のせられます。そして譜面カバー(台紙)があるとさらに安定しますので、ひとつお持ちいただくと便利です。
私が持っているのは、こちらのものです。
かなりしっかりした作りなので、厚みがあります。
検索すると、もう少し薄めで軽そうなものもありました。
おわりに
腰痛など身体の不調がある方、長くアコーディオンが弾きたい方、演奏姿勢の改善に取り組んでいる方。快適に練習できるように環境を整えて、練習時間自体が心地よいものになるようにしてくださいね。
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