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Bellows Shake(ベローズシェイク)

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はじめに

noteでアコーディオンレッスン第13回目です。
今回は少し難しい蛇腹のテクニック「Bellows Shake(ベローズシェイク)」について取り上げていきたいと思います。

高速で蛇腹を動かして音に独特の効果を生むベローズシェイク、かっこいいですよね。ただ、身体には結構ハードな技術なので上手くできない・腕が疲れてしまって長くできないというお悩みも多いですね。

かく言う私も、ベローズシェイクは全然できなかった組です。
課題に出されて頑張ってみたものの、腕は痛くなるし疲れてしまうし…身体が小さいし男性より筋力が少ないから、しょうがないのかなと思っていた頃もありました。

ところが、留学中のパリで同じクラスの中国人の女の子は身体もそんなに大きくありませんでしたが、なんなくベローズシェイクをしていました。ドイツで仲良しだったフィンランド人の彼女も平気でしていました。

女だから、と言うのはどうやら関係ないようです。

というわけで、私なりのBellows Shake習得方法をお伝えします。
(16分の動画です)

大事なのは閉じること

アコーディオンの蛇腹は、何もしなくても少しずつ開いていきますよね。
重力もありますし、鍵盤やボタンを押して楽器内に風が入るようにすれば自然と蛇腹は開いていきます。
ですので、ベローズシェイクの時は開けることに力を使わないで、きっちりと閉じるということが大切です。

蛇腹をバウンドさせる

閉じる時のポイントは、ググッと押すのではなく開いてきた蛇腹をバウンドさせて戻す感覚をつかむことです。
これが筋力量では男性に負ける女性でも、ベローズシェイクが出来るコツになるんだろうと思います。

練習の仕方

私が行った練習方法をご紹介します。
まず目の前に全身鏡を置きましょう。身体全体を観察できるようにしてくださいね。
そして鏡の前に座って、鏡を見ながら短時間で良いので継続して練習します。

音色スイッチは一番大きな音が鳴るスイッチに入れてください。
両手でできるだけ多くの音を弾きながら練習しましょう。
沢山の音が鳴っている方がやりやすいです。

頭は右上方向に、左腕・蛇腹は左下方向に向かわせるつもりで練習します。

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決して無理して練習しないでくださいね。コツがすぐつかめる場合もあれば、時間がかかることもあるので、しんどくならない程度の短時間練習を継続的にすることが大事です!

ベースバンドを張る

曲中だと、左ボタン上を動きながらベローズシェイクをすることもありますね。
これは一気に難易度が上がるのですが、この時にはベースバンドを常に張っておくと意識してみるといいと思います。

通常の演奏だと、ベースバンドは蛇腹が開く時にだけ張っているものですが、ベローズシェイクに関しては「常に」というのが大事です。
ベースバンドを張っている手首部分は動かさず、腕全体を動かす。
難しいですが、ワンステップ上がりたいという方はチャレンジしてみてください。

姿勢・楽器の位置 ベルトの長さ

これまでベローズシェイクの技術的なことについてお伝えしてきましたが、実は姿勢がなっていなければ何をどうやっても出来ないのがベローズシェイクです。
姿勢と楽器の位置、ベルトの長さは密接に関係しているので、この中のひとつのことに取り掛かろうと思うと、同時に全て調整しなければいけないです。
これが原因?あれが原因?どこから手をつければ!?となって私も大弱りした経験があります。
そんな経験を踏まえて、姿勢・楽器の位置について過去記事で取り上げていますので、以下リンク記事を参考にしてくださいね。

↑大事だと思うので、かなり細部にわたってご紹介しています。
ぜひご覧ください!

ベルトの長さ・背中のベルトの必要性については、さまざまなご意見があると思いますが、私の意見は以下の通りです。

・ベルトは楽器を持ち上げたり身体に固定するためのものではなく、楽器が適切な位置に来るようにサポートし膝から楽器が落ちないように身体に引っ掛けておくもの

・背中ベルトは、なくても出来る。補助。

私がベローズシェイクを以前よりは上手くできるようになったのは、姿勢の研究に取り組み始めてからです。
腕の技術は必要ですが、まずは座り方などの周辺環境を整えることが1番の近道。根気のいることですが、本当にできるようになりたい方は諦めずに取り組んでみてくださいね。

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松原智美/じゃばらの道
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