低血圧症とは
今日は夏到来という陽ざしの強さ。冷たいものが飲みたいですね。
今回は低血圧症についてお話します。
低血圧症は、一般的に高血圧症に比べて、あまり話題になりにくい疾患だと思いますが、低血圧症で困っている人もいるんじゃないでしょうか?低血圧症とはどんな状態なのでしょうか?
一般に収縮期血圧(上の血圧)が100mmHg未満の場合を低血圧と言いますが、低血圧であっても自覚症状がなくて、循環器系の障害が見られない場合は病気とは考えません。しかし、立ちくらみやめまいなどの症状を伴う低血圧の場合は低血圧症として治療の対象になる場合があります。
低血圧症の中でもっとも多い本態性低血圧症は、成因が明らかでなく、若い女性に多いタイプです。症状では、疲労感、めまい、頭痛、朝起きづらい、食欲不振などの症状が多い様です。一日の中では朝、午前中に症状が強いのが特徴です。
本態性低血圧症の治療は、不安な状態を取り除くことが大切です。日常生活では、規則正しい生活と適度な運動が必要です。夜更かしはさけ、アルコールも血管を拡張させるので摂酒が大切です。また、下肢の静脈に血液がたまるのを防ぐために、活動時にストッキングを使うのも効果的な事があります。
自由が丘松原医院