サッカーワールドカップと親を選んで生まれてきた話
2022年11月1日14:00
サッカーワールドカップカタール
日本代表最終メンバーが発表された。
4年に1度の大会だ。メンバーに選ばれるにはベストコンディションをここに持ってこなければならない。様々な事情、葛藤、運もあっただろう。
選ばれた選手も残念だった選手も、この日のために努力を積んできた全ての選手に敬意を払いたい。
代表選手に選ばれるってどんな気持ちなのだろうか。
誇らしくて、キラキラした責任感に満ち溢れてて…最高な感じかな。
それともプレッシャーで気の引き締まる思いなのかな。
選ばれるといえば、
子どもは親を選んで生まれてくる説
当時4歳だった息子は、私たち夫婦を選んだ時の話をしてくれたことがある。
うちの子たちは、お腹に宿る前の生前記憶があるのだ。
以下、かなり衝撃的だが、息子は確かにこう言った。マジです。
「いいなと思ったパパとママが他の子に取られちゃったから、このパパとママにしたの。」
「そ、その時どう思ったの?」と動揺する私。
「ま、いいか、って思った。」と息子。何回も言いますがマジです。
私たちは第2希望の親ってことで合ってますかね?
「ま、いいか」ってかなりパンチのあるワードを放ってますが、大丈夫ですかね?
息子は神様との詳細なやりとりも話してくれた。信じます、私。
いいですよ、全然いいんですよ、
第2希望でも選んでくれたことには変わりない。きっと、この未熟な親に学びを与えるために来てくれたんだよね。
でも私はあなたに選ばれて、誇らしくて、キラキラした責任感に満ち溢れてて、それはそれは嬉しかったんだよ。ベストコンディションで迎えられたと思う。うん。
今、その息子はサッカー少年からサッカーオタク大学生に成長した。日本のサッカーはもちろん、WOW WOWとDAZNとABEMAで海外の試合も観ている。
私も昔からサッカーが好きで、Jリーグも代表戦も観戦に行ったりしていた。最近は藤井風くんの音楽と出会ったことでちょっと多忙?なのだが、息子のおかげでさらにサッカー知識も増えて、今はワールドカップが楽しみで仕方ない。
息子のサッカー知識は半端ないのだ。この能力を他のものに活かせたらどんなにか…と思う親心もあるが、まぁ、これもありだと思っている。
選手の身長やチーム遍歴、勝敗、クラブチーム事情、果てはお国事情まで、その知識は幅広い。
私も日本のオバさんの中ではいい線いってると思うが、最近は海外の選手名を覚えられないという哀しき事態に…
そのかわりプレースタイルは頭に入っているので、アレコレ情報を駆使して息子に選手名を言い当ててもらう、難問クイズ形式を楽しんでる。
だから私は息子としかサッカーの話ができない。
互いの時間が合うと、息子おすすめ試合を観ながら話をする。
スペイン、イングランド、フランスなどなど。一つ一つのプレーがとにかくすごい。
「○番の選手はスペイン代表だよ」など息子情報がありがたい。
おぉ、日本はこんなすごい選手とワールドカップで闘うのか…
超勝手な日本代表戦略を熱くプレゼンする母。だけど息子は、勝ち負けや戦術や選手起用なんて飛び越えてサッカーの本質を語る。
全ての選手への愛、全ての国への愛、サッカーへの愛。
どこが勝つかよりもどんなサッカーを観せてくれるか、に興味があるらしい。
息子よ、いつも愛ある言葉をありがとう。
私たちを選んでくれてありがとう。
(第2希望だけどね)
そしてまもなくサッカーワールドカップカタール2022開催。
強豪国が優勝するとは限らない。
2番手や3番手が勝ち上がるかもしれないよ。
楽しみすぎる。
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