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メンタルコントロールってなんで必要なの?① 〜大損するポジポジ病の正体〜



1:はじめに〜投資開始2年半で1500万円を失った私の話〜

こんにちは、松っちゃんです🐼

突然ですが・・。
私は29歳で投資を始めて、たまたま集中して儲けを出した瞬間もありましたが、2年半で1500万円の損失を出しました。その多くは、短期のFXです。

幸運にも借金はせずに済みましたが、20代での蓄えをほとんど吐き出し、手元にはちょっとしかお金が残っていませんでした。そのためしばらく、パンの耳だけを食べる時代が続きました。
*注:松っちゃん🐼は、笹は食べません🌿

当時の松っちゃんの主食

たぶん、損失した金額の違いはあれど、アクティブ投資をされている皆さんは、初心者のうちに似たような苦い経験があるかと思います。中には、まだうまく利益が出せていない、という方もいらっしゃるかもしれません。

松っちゃんは、その後にきちんと投資の研究をして「基本ノウハウ」を確立し、そのルーティン化によって5年間でセミFIRE(準富裕層)まで達成しました。ちなみに、そのノウハウの中心部分は、無料公開しています(リンク)

そんな失敗から立ち上がった松っちゃんが、この記事のシリーズでは安定的に儲けるために必要なメンタルコントロールの理解や方法ついて、まとめていきたいと思います。多くの日本の投資初心者にあてはまる「給与所得のある兼業投資家」だから可能なことを念頭に、進めていきたいと思います。


2:アクティブ投資と悲劇のパターン

2−1:負けない投資のために確立しておかなければならない技術的ルール4つ

もしアクティブ運用で自分の資産を減らしてしまっているなら、「トータルで勝てる自分ルール」を確立できていないことに原因があります。これは「客観面」です。

そのような場合、
✅どのような条件を満たしたらエントリーしたらよいのか
✅どのくらいのロットを張ったらよいのか
✅どこで損切りを設定したらよいのか
✅どこで利益確定をしたらよいのか

という4つの技術的なルールを
✅数値で考えて決められていないこと
が具体的な原因
です。
これらは、投資先の銘柄やその特性、複雑なチャートの状況によって、さらにいくつかのケースに分けてルールを作っていく必要があります。


2−2:負けない投資のために確立しておかなければならないメンタルコントロール

そして、そのような技術的ルールを自分なりに決められていないうちは、メンタルの弱さが出てきやすくなります。これは「主観面」です。

✅「上がる株価に乗らないと機会損失だと思って」焦って飛びつき買いをしてしまい、高値掴みになって結局は下落して含み損が拡大

✅「これまでの負けを取り返そうと思って」、自分のリスク許容度を曖昧にとらえたまま、根拠の弱いエントリーを無駄に増やしたり大きくロットを張ってしまって損失が拡大

✅「このインフルエンサーは凄そうだと思って」、チャートを根拠に自分で判断するのではなく、技術的ルールを開示していない赤の他人が言っていることを信じて、トレンドの逆張りをして含み損が拡大

✅含み損を確定させてしまうのが怖くなってしまう。場合によっては一度設定したはずの損切りラインを、遠ざけた価格に再設定するのを繰り返して、問題を後伸ばしにしてしまう。その結果、お祈り状態で時を過ごして、取り返しがつかなくなる。

いかがでしょう?
その「思い」の実態は「根拠のない危険な思い込み」であることが多く、焦ったり先走ったりしてしまったあげくに、大損をする。

身に覚えがありませんか?

このような自分の「欲望」「自信の無さ」などを起点とするメンタル面の弱さに振り回されていては、大きな損失を回避できませんし、継続的な資産形成はできません。


2−3:トータルで勝ち続ける投資家がしていること

勝っている投資家は、

トライ&エラーを経ながら、自分のライフスタイルに合わせて最大効率化した技術的ルールを構築して、それを機械的に反復し、時に微修正をしつつ、資産を継続的に増やしていきます。そこでは、一時の「思い」や「感情」、後から振り返ると「気の迷い」となるような主観を切り捨てています。

勝っている投資家は、客観的な数字との対話を最重要視しています。

どうでしょう?このような自分になっている未来がイメージできるでしょうか?
これを継続できるには、自暴自棄にならず戦略的に考えられる安定したメンタルが必要になります。

安定したメンタルをその表情から伺える世界の代表例・バフェット氏

2−4:技術ではなくメンタルの弱さも大きな損失の原因になる

アクティブ投資の初心者の多くは、長期でトレードを反復した時にトータルで利益をあげられるような技術的ルールを構築する前に、相場から退場します。よく言われる、「相場参加者全体の9割以上が敗者」は、あながち間違いではないでしょう。

しかし、その技術的ルールは、きちんとした方法によって時間をかけてトライ&エラーを繰り返していけば、自分なりのルールとして構築できます。例えは、参入前にシミュレーションを数ヶ月は繰り返したり、ほんの少額から始めたりすれば、きちんとした方法がみにつきます。

でも、時間をかけてルール構築なんて・・・
✅「そんなに待てない」
✅「手っ取り早く稼ぎたい」
✅「“スゴい人”に乗っかって楽して儲けたい・・・」
✅今保有している銘柄は大丈夫なハズと信じてる

このような「欲望」や「焦り」、「自信の無さ」、「思い込み」に邪魔をされて、高勝率の技術的ルールを獲得したり構築したりする前に、大損をして相場から退場してしまうのです。

せっかちな松っちゃん🐼は、かつて運良くギリギリ相場から退場せずにすみましたが、「そんなに待てない」、「手っ取り早く稼ぎたい」と思って、1500万円の授業料を払いました。

もし、この記事の読者さんがトータルで負けているなら、たしかに技術的ルールが不足しているからだと言えます。でも、もしあなたの負けが小さなものだとしたら、「勝てるまでは大きな金額でポジションを取ってはダメだ」と、慎重さの重要性をご理解されていると思います。

しかし、もしあなたのその負けが、人生を変えたり生活負担になるほど大きなものだとしたら・・・。欲望や焦りに負けて、「早く稼ぎたい」、「負けを取り返さないと」、「あの特定インフルエンサーにすがろう」と正常な判断ができず、さらに損失が広がってしまいます

これが、メンタルコントロールが出来ていない状態です。

松っちゃんも、メンタルコントロールが出来ていなかった経験があります。

最低限のメンタルコントロールができていたら、長期でトレードをした時にトータルで利益が得られる技術的ルールが構築できていないうちは、大きな金額は投入しないはずです。最初は不完全な自分の技術的ルールで少額投資を始め、さまざまな本や人物などとの出会いから情報を集めながら学んで、自分なりのライフスタイルにあわせつつちょっとずつ構築していくはずです。そう、スモール・ステップで。

投資は最終、自己責任。
負けは、自分で全て背負わなければなりません。

投資を「手っ取り早く」考えて、その目的を「短期的な小遣い稼ぎ」にするなら、それはリスクが大きすぎるため割に合いません。
時間は減るけど確実にお金が増える、バイトや副業をした方がマシです。
投資は、時間もお金も減ることがよくあります

*だから私は「まったり」スイング投資を推奨しています。スイングだと、落ち着いてまったりトレードを考えられるため、メンタルコントロールをしやすく安定して利益を伸ばせやすいのです。



「急がば回れ」
メンタルコントロールと技術的ルールの両方を鍛えてまったり登りましょう🐼

2−5:ポジポジ病の治療はメンタルから

もし、投資のゴールを「長期的な資産形成」にするなら、技術的ルールの構築と、構築した技術を確実に実行するためのメンタルコントロールが必要になります。この二つが両輪となって、「アクティブ運用を取り入れた長期的な資産形成」が可能になります。

そして、この「技術的ルール」と「メンタルコントロール」の接点で、実際の売買行動での《弱さ》として生じるのが「ポジポジ病」です。このポジポジ病が、全ての損失の出発点になっています。このことは、肝に命じておく必要があります。

私の考えるポジポジ病の定義は、次のようになります。

メンタルコントロールの弱さと、技術的ルールの未熟さが両輪となって、根拠のないエントリーを量産して損失を出してしまう。
特に、大きな損失の原因は、精神面の弱さにある。

by松っちゃん🐼

繰り返します。

仮に技術的ルールが未熟であったとしても、負けても良いほんの少額しかアクティブ投資で扱わないなら、相場からの退場を迫られるような、大きな損にはなりません。

欲望、焦り、損失への取り返し熱(リベンジトレード)、保有銘柄への思い込みや執着、特定個人・インフルエンサーへの過信*・・・。このような負の感情による精神面の弱さがあるからこそ、大きな損の起点となる許容範囲を超えたロット数やエントリー数の「ポジポジ病」が発症します。

もし思いあたる節があるなら、あなたが長期で勝ち続ける投資家の仲間入りをするためには、まず「ポジポジ病」を克服する必要があります。

トレード実践で安定的な収益を出せるようになるまでは、大きな損失によって相場から退場しないために、まずもって「短期」的にメンタルコントロールをできるようになる必要があります。一方で、技術的ルールの理論的習得と応用的実践の力は、「短中期」的に構えて取り組まなければなりません。全てをかなぐり捨ててトレードだけに集中しても、技術的ルールの習得と実践には、一定の時間がかかってしまうものなのです。

技術的ルールが確立したら、あとはそのルーティンです。たまに「気づき」が得られたら、微修正をして、さらに確度のある技術的ルールへと高めます。そこには、数字の世界しかありません。

でも、私たちは人間です。感情を持っています。

そのような技術的ルールを自分の中で確立する前に、欲が出てしまうのです。人間とはそのような一面があるのだと、いま一度、自分自信を少し離れて見つめ直して、過度に熱くなりすきていないか問いかけてみましょう


3:まとめ

今回の記事は、すこし説教くさくなってしまったかもしれません。
また、これまでの私の記事の読者さんは、チャートの実際画像やモデル図が出てこないことで、驚かれたかもしれません。

普段はあまり精神論は言わないのですが・・・。
個人的には、これまでに書いてきた記事の中で、最も過去の自分に伝えたいのが、この記事かもしれません。

さて、最後に図式化してまとめたいと思います。
下の画像をご覧ください。

アクティブ投資に必要なトレードスキルを構成する2つの力

情熱的に、本を読んだり、成功者から積極的にスキルを学んだり、勉強会やサークルで身銭を切って足を運んだり、過去チャートを元に何回も演習をしてみたり、そうやってホットに鍛えて欲しいのが《技術的ルール》の力です。

冷静に自分の人生を長い目でみてどうしたいのか、今の自分の資産とスキルで1年後にどこまでいけるのが現実的なのか、負けた自分がヤケクソにならにようにどうしたら自分を前向きな気持ちにしてあげられるのか、そういう心の持ちようをクールに鍛えてほしいのが《メンタルコントロール》の力です。

トレードをする際に、初心者のうちはどうしても、「どこでエントリーしたら良いのか?」ばかりに目が行きます。しかし、中級者になるために、技術的ルールでは、ロット管理、損切り設定、利確スキルを、数値として考えることが必要になります。

でも、「どこでエントリーしたら良いか?」を模索してそれ以外の技術的ルールを習得する前に、メンタルコントロールができないため大きな損失をして退場してしまう人が多くいます。また、メンタルコントロールの具体的なノウハウもあまり書かれていないので、そのやり方が難しいという面もあります。

そのような人には、技術的ルールを身につけていくのと並行して、以下の基本的なメンタルコントロールを、意識的に身につけてもらいたいと思います。

✅焦らない
✅欲張らない
✅取り返そうとしない
✅無理しない
✅長期で考える

これらを具体化するために、実際では何をすれば良いのか?
その方法は中級者以上の投資家によって様々だと思いますですが、本記事の続編では「私のケース」という前置きをして、誰にでも真似できるノウハウを紹介します。


最後に・・・。
「欲」は人の原動力です。
私は「欲張りさん」が好きですし、私も「欲張りさん」という自覚があります。
ポイントは、その自分の「欲」を大切にして、きちんと叶えてあげられるか?です。これは、自分を大切にできるか?ということにも繋がります。

勝ちたい、将来の不安を少しでも和らげたい、ちょっとの贅沢を生活の中に取り入れたい、家族を楽にしてあげたい、儲けて大金持ちになりたい、欲しいものを好きに買える暮らしがしたい・・・。

皆さんには、自分の「欲」を大事にして、ぜひその「欲」を叶えてあげてほしい。だからこそ、一歩立ち止まってその「欲」と向き合い、どのようにしたらそれを実現できるのかを考えたり調べたりして、実行して行って欲しいのです。

自分の「欲」を夢物語で終わらせずに、実現させましょう。そのために、一緒に学んで成長していけたらと思います。

*説明書や攻略本を読んでいないゲームをしては、負けてしまいます。
本記事から私に触れた方は、プロフィールから他の記事を読んでみてください。技術的ルール=松っちゃん流ノウハウを、惜しむことなく、わかりやすく解説しています。アクティブ投資というゲームで勝つための、説明書になっています。


頭の中が整理できた、あやふやな認識が明確になった等、お役立ていただけたら嬉しいです。よろしければ、スキとフォローをお願いします。

また、私のノウハウの根幹にある「N字」波動理論を基礎とした分析を、TwitterやYoutubeでもあげています。こちらも、もしご興味があればフォローして遊びにきていただけると幸いです。

特定個人・インフルエンサーへの過信:過去の記事でも書きましたが、私のスタンスは次のようになります

「松っちゃんは信じなくていい、チャートを信じてください。松っちゃんは、チャートの信じ方を共有します。そんな私の発信する情報を、あなたの描きたい大きな絵の、ほんのパズルの1ピースにしてもらえるだけで、松っちゃんは嬉しいのです」

*免責事項
本記事は、資産運用に関する「テクニカル上の情報提供」を目的としています。取り扱っている内容については万全を期していますが、内容の完全性、信憑性を保証するものではありません。これらの情報によって生じたいかなる損害につきましても、本情報の発信者はその責を負うものではありません。本記事が提供する情報をどのように選択、判断、活用されるかは、視聴者様の自己責任によります。

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