「アジャイルなプロダクトづくり」読書感想文
ものすごく久々のnote。
1冊の本を読み終えて、久々にアウトプットしてみようという気になった。
その1冊とは、もちろん市谷 聡啓さんの親書である”アジャイルなプロダクトづくり”である。
久々のストーリー仕立てでの著書という事で、非常に楽しみな1冊でした。
あらすじ
本書のあらすじ?(内容)は、ざっくり以下のようなもの。
仮説検証とアジャイルの実践を通じ、プロダクトマネジメントとはどうあるべきなのかを解説した1冊
単なる仮説検証、アジャイルの解説本とは異なり、ストーリー仕立てでの解説がなされているため、現場の文脈を捉えながら、プロダクトマネジメントを学ぶことができる
全200ページと非常にタイトにまとめられており、読みやすい1冊
もっと詳しく知りたい方は、一度市谷さんのnoteをご覧ください。
個人的に参考になった部分
細かい話は興味ある方は、購読いただくとして、個人的に非常に勉強になるのは、ユーザーインタビューの結果の分析方法。本書の中では、タテとヨコの分析と解説されているが、市谷さんらしく非常にわかりやすくまとめている。
簡単に内容に触れると、タテとは回答者”個人”にフォーカスをあてて、自分たちが立てた仮説とのFIT&GAPを行うこと。
ヨコとは”質問”にフォーカスし、共通項や他者との違いを分析すること。ざっくり画にすると以下のような感じ。
私もかじったレベルではあるが、以前市谷さんの手ほどきをうけ、ユーザーインタビューを実施したことがあるが、結果的に同様の手順で仮説検証を実施していった。当時は、何となくしか理解できていなかったが、体系的にまとめられ改めて勉強しなおすと”なるほど”と合点がいった。この辺の言語化能力はさすが!という感じでした。
刺さった言葉
私が刺さった言葉は、ある意味この本のキーワードでもある”自分のハンドルは自分で握れ”だ。
私は、昨年公私ともに様々な事があり、非常に考えるべきことが多い1年であった。結局のところ、自分の思い描いた通りには進まないことがあまりにも多く、あきらめたことが多くあった。
だからこそ、この”自分のハンドルは自分で握れ”というキーワードが胸に刺さる。自分でもそうしたいが、そうできない自分もいて、このジレンマの中にいる私にとっては、重いセリフである。
まぁ、けどプロダクトに限らず、改めて人生そのものも、自分でハンドルを握らずしてどうする?という自問自答をはじめる、きっかけにもなったかもしれない。
最後に
久々にnoteを書いてみたが、やっぱりアウトプットするのは、幾分か頭がすっきりする。いいことだ。
以前のような頻度では難しいかもしれないが、今後もふとしたタイミングで書いてみることにしよう。
ある意味、久々noteを書くきっかけをくれたのも、市谷さんの1冊だ。
私の中で、市谷さんの書籍が与える影響は大きい。
中々どうして、主人公の笹目のようにはうまく立ち振る舞えないけど、また”あぁなりたい”という人物像に書籍を通じて出会えた。
市谷さんの書籍があと何冊でるのかはわかりませんが、是非とも次回作も期待しています!