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単純接触効果と組織の分断

最近心理学の勉強を始めたので、今日は「単純接触効果と組織の分断」と題して、最近私が実験していることについてお話していきたいと思います。

単純接触効果とは?

単純接触効果とはなんでしょう?
ググってみると、以下のような記事がヒットしました。

単純接触効果とは、元々興味がなかった物事や人物に対して、複数回接触を繰り返すことで、興味を持つようになる心理的現象です。

たとえば、CMに流れている曲を毎日聞いているうちに、自然と覚えて、歌ってしまうなどが単純接触効果に当てはまります。

Chatwork「単純接触効果(ザイオンス効果)とは?活用例や注意点、高めるコツを解説」より

Why?単純接触効果?

なぜ急にそんな事を調べようと思ったのかというと、私の立ち位置の変化に関係しています。以前、↓で少し書きましたが、私は4月から異動しました。

私の立ち位置の変化

ざっくり私の立ち位置の変化を図に表すと↓のような感じです。(↑の記事でも書きました決して偉くなったわけではないですw)

異動してわかったこと

立ち位置が変化してよくわかったのは「現場の情報が入ってこない」という事です。これまで当たり前のように現場との接点であった「会議」や「会話」が減り、分断してしまっているような状態です。もちろん、立場が変わったことで、新しく入ってくる情報も多くなるのですが、「事業部」というような大きな単位での情報なので、抽象度が高くなり、いわゆる「生の声」みたいなモノが耳に入ってきづらくなったなと思ってます。

情報の分断による恐怖

このままだと、現場との接触頻度が減り、正しい「状況」が理解できなくなっていくという点や、何よりこれまで築いてきた「人間関係が希薄化」していくのでは?と思いました。

では、何をするのか?

そういった状況の中、何をしようか?と考えました。
私は、市谷さんの↓のnoteが頭にあったので、現場との「接触頻度をあげる」という事を試してみようと思いました。

毎朝Slackに何かつぶやく

私は、今社内コミュニティを運営をしており、Slackにコミュニティ用のチャンネルを作っています。そこには、150名ほどの様々な部門のメンバーが所属しているので、その「接点」を有効活用できないか?と思い、とりあえず気になった記事やnote・プレゼン資料・書籍などを、毎朝Slackに投稿することにしてみました。

わかったこと

まだはじめてみて、2週間ほどですが、何個かわかったことがあります。

①リアクションによって興味と関心どころが分かる

記事を投稿することで、リアクションをくれるメンバーがいるので、誰がどんな内容に興味をもっているのかが、分かるのは良い点です。

②ちょっとした雑談が生まれる

投稿した記事をトリガーにチャンネル内でちょっとした雑談が始まります。テレワークが普及した当初「雑談の必要性」みたいな話がアチラコチラで聞こえましたが、これはこれで価値だなぁと。

③アウトプットするためにインプット情報を収集する

これは私自身の話ですが、定期的にアウトプットしようと思うと、インプットを増やそうと情報を集めるようになりました。気になる記事があると、スマホのtrelloにメモるようにしたので、自分が興味ある情報が可視化されるのも副次的な効果だなぁと思いました。

わからないこと

ただ単にSlackに記事を投稿しているだけなので、単純接触効果の「元々興味がなかった物事や人物に対して、複数回接触を繰り返すことで、興味を持つようになる心理的現象」が得られるのかはわかってません(^^;)

次やること

効果のほどは定かではありませんが、まぁ少しはポジティブな変化が生まれているので、もう少し続けてみようかなと思います!
けど、私は飽き性な所もあるので、飽きたりネガティブな感情やフィードバックがあったら、見直そうかなと。

こういったちょっとしたことも「探索」と「適応」の繰り返しだと思うので、日々の中で「アジャイルになる力」的なものを鍛錬していきたいなと思います。

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