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葬儀、帰省、仕事再開、そして休日、脳梗塞から22カ月目

◇概要◇

21日月曜、施設休館休み。朝のウォーキングのあと強い雨。昨日は日曜、出勤3日目が終わった夕方ようやく一息着けそうな気持ちになった。8日の義父の死去から約2週間、バタバタと北陸帰省、そしていつもの勤務に戻って3日間勤めて、ぐるーっと廻っていつもに戻る休日、ある男。

ワレンベルグ症候群という脳梗塞の一種を突然発症したのは、2022年末の大晦日、緊急搬送だった。そのまま年が明け2023年初から寝たきり状態、少しずつ回復し4月に退院。療養し、一年後2024年4月から再就職、社会復帰もぼちぼちと。

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4月より役所の出先機関(とある施設)でのパート事務職員(公務員扱い、一年契約)となった自分。
2022年大晦日の脳梗塞発症、そこから1年と10 ヶ月目の今
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はてなブログ・・「脳梗塞 ワレンベルグな日々」は、日々感じたこと
ワレンベルグのパート生活(脳梗塞の狂想曲)」は、この4月から始まったパート就職後の変化を綴っている。
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◇葬儀、移動でバタバタと、休暇がつづく、季節が変わる◇

帰省予定(夏期有給使用)は決まっていたのだが、その直前に義父が死去、

長期6連休の前に通夜、葬儀の忌引休2日をやむを得ず申請、その後に出勤、そして予約済みのフェリーに夕方乗り込んだ。独り帰省になった。
北陸への帰省で、大阪行きフェリーを使用したが、航路は大揺れで船酔い。大阪からの高速も道路工事や事故の渋滞で、9時間、散々だった。

帰省中は、実母と墓参りに行ったり叔母(9月に叔父が死去)に逢ったり、それなりに忙しく。実家のネコ(保護ネコ)のマルは10ヶ月ぶりの私を覚えていてくれた。

帰路は、高速、フェリーとも大丈夫だった。
そして仕事に戻った。鹿児島に戻ってきたら、また少し季節が進み、朝晩が湿っぽく冷え込む。1日1日の気温変化も大きく、豆から珈琲を淹れたくなった。

◇ある男 平野啓一郎◇

独り移動、長かった時間。帰りの夜行フェリー(11時間)で読み始めた小説。ブックオフで買ったのを忘れていた。
ここずっと、中山七里さんの本を連続で読んでいたので、ちょっと別なモノを読みたくなっていた。

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第70回読売文学賞受賞作。 映画『ある男』(2022)は第46回日本アカデミー賞で最多8部門受賞!

七里さんの本のような、エンターテイメント性、先を急いで読みたくなる本とは違い、やや難解な独特な文章が、はじめはすーっと頭に入ってこない、しかし読み慣れてくると、深く味わいがある。
ネタバレになるかもだが、事故で亡くなった夫が実は全くの別人だったというところから、物語が進んでいく。
人間の生まれ育ち、環境や、親と子の関係、男と女、結婚、子育て、人生をやり直すこととか、多くのことについて物語の展開の中で、捜索を担当する弁護士の視点で深く考えさせられる。
独特な文章だが、多くの登場人物の人間性、輪郭も見事に描いていき、引き込まれた。まぁ一言で言えば、人生、何が起こるかは分からない、消したい過去もある、その一瞬一瞬は輝いていたい、そんなところか。
文中で、三勝四敗の人生、それでいい というようなくだりもあった。
(負け越しじゃないか?、、続きは、物語の中で。)
今月に50代最後の誕生日を迎える自分、この後、どんな人生が待ち受けているのだろう。

この平野啓一郎さんの別の作品、「マチネの終わりに」も読んだが、こちらも良かったのだが、自分は少しストーリー設定の些細な所に引っかかってしまって結末まで一気に読めなかった。まぁリベンジというところだ。

せっかくの休みも朝から生憎の雨、気温も25℃を超えない。そして嫁さんは仕事だ。平日の月曜。
ゆっくり体を休ませつつ、温かい飲み物と満を持して再び、七里さんの世界に浸るこの休日だ。

岬洋介のシリーズ、4冊目と5冊目だ。

つづく

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