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「ベンチャー企業で専門性を失った私」がaskenの新規事業開発で見つけた”新しい専門性”

「専門性を身につけなさい」

新卒時代から、20〜30代の若手のうちは、このフレーズを幾度となく耳にします。

私(https://x.com/matsu_marketer)は、現在31歳になり、キャリアも8年目を迎えましたが、肌感覚としてこれは間違っていないと感じます。

確かに、自分のキャリアの最初の方で特定の分野で深い知識や技術を持つことは、キャリアを築く上で大きな武器になります。

しかし、現実はそう単純ではありません。
少なくとも、私にとっては簡単ではありませんでした。

私は、キャリア2年目の時に「もっと圧倒的に成長したい!」と思い、何となく色々経験できそうなスタートアップという環境に飛び込みました。

ジャングルのような環境で様々な経験を積む中で、自分の知識や技能が広がっていくのを感じましたが、その一方でなんとなく漠然とした不安も大きくなっていきました。

「自分は何者なんだろう?」
「これといった専門性がないけど、このままで大丈夫なのか?」

スタートアップで勤務して約5年が経過。
次のステップを考えた時、その不安は現実のものとなりました。

自分の経験全てが薄く浅い。
そんな現実に直面したのです。

しかし、ある転機が訪れました。
転職活動中に『新規事業』『事業企画』という領域に出会ったのです。

出会うまでは知らなかった領域だったのですが、
その環境で働いてみて初めて気づいたのです。

自分の「総合力」が、
予想以上の価値を持つことに。

もし今、自分の専門性に悩んでいるのなら、
この記事が少し参考になるかもしれません。

スタートアップの日々:広がる世界と見えない不安

「停滞は退歩なり」

これは、私がキャリアを通じて大切にしてきた言葉です。この信念が、スタートアップという刺激的な環境に飛び込むきっかけとなりました。

スタートアップの世界は、まさに新しい発見の連続でした。

ある日はマーケティング戦略を練り、広告を運用し、カスタマーサポートで顧客の声に直接耳を傾け、その次の週には開発チームとプロダクトの方向性を議論する。さらには、重要クライアントとの商談で法人営業として奔走する…。

この多彩な経験を積み重ねていくことで、自分のキャリアに対する自信も徐々に芽生えていきました。

しかし、周りを見渡せば、新卒時代の同期入社の仲間たちや、その他の友達は着実に何かの専門性を磨いているのも見えてきました。

マーケティングのスペシャリスト
プロダクトマネージャー
営業のエース

対して私は?となると、
一番近しい言葉は『何でも屋さん』

様々な経験を持っているものの、
これといった専門分野を言い切れない。

「何でも屋さん」というのは、
アイデンティティの曖昧さに言い換えられるかもしれません

この漠然とした不安は、
特に転職を考え始めた時に顕在化しました。

経験していることは多いので、
履歴書はそれっぽく書けるのです。

ただ、面接で「あなたは何ができますか?」と聞かれると、
ぱっと明確に答えられない。

また、「何が即戦力で使えるのか?」がわからない。

結局のところ、私は「何者でもなかった」
ということを思い知ることになるのです。

これはかなりこたえました。
こんなに頑張ってきたのに、何も残ってなかったのかと、ある意味絶望に近い気持ちを味わいました。

そんな中で、そんなあなたが欲しい!とリファラルで拾ってくれて、入社したasken。ここでの経験が、思いがけない形で私の人生を変えることになりました。

askenでの転機:何でも屋が花開く瞬間

askenに入社して間もない頃、
私は自分の立ち位置に確信を持てずにいました。

これまでの経験で本当に役立てるのか、それとも専門性の欠如が露呈して迷惑をかけるのではないか、そんな不安を抱えながらの入社でした。

しかし、仕事を進めていく中で、面白い変化が起こり始めたのです。

最初の大きな転機は、既存事業に付帯する新規事業を考えるプロジェクトにアサインされた時のことでした。

当たり前ですが、新規事業について考える先にはいろいろな視点が求められます。

・戦略を立てるために、市況環境の分析から実行計画まで落とし込む時には、事業部長として活動した経験が。
・実際のマーケティング戦略を考えたり、マーケティング施策の初動の立ち上げには、マーケティング担当として、戦略を考えたり、実際に運用をした経験が。
・実際に仮説検証をする際には、法人営業担当として、顧客のニーズを確認して、そこの課題に対して自社で対応できる内容をあわせて、不利な状況でも更新につなげることができた経験が。
・システムのことを考える際には、カスタマーサポートとして開発担当と活動してきた経験が。

前職時代にみていたこと、やってきた一つ一つの業務は、まるでパズルのピースがぴたりと合うように、私の中で有機的につながっていきました。

そして、この過程で気づいたのです。

私には「わからないことでも乗り越える総合力」があるのではないか?
ということに。

この気づきが確信に変わったエピソードがあるのですが、ちょっと紹介させてください。

私が入社して数ヶ月後にとあるチーム組成をやったときです。

チーム組成は僕にとってはこれまで組織の立て直しの専門家ではなく、経験もないため、かなりチャレンジングなミッションでした。

そんな僕にとって、過去のスタートアップ時代に経験した困難の乗り越え方が大きな支えとなりました。問題解決という点では何事も共通点があり、「そうだ、あの時はこうやって乗り越えたんだ」という気づきが、現在の課題に適用できる新たな力となったのです。

現在まだ道すがらではありますが、少しずつ組織は良い方向に向かっている状況です。

この経験を通じて、私は自分の強みを再定義することができました。それは、「多様な経験を統合し、新しい価値を生み出す力」。一つの専門分野に特化するのではなく、様々な角度から問題を捉え、創造的な解決策を導き出す。

それこそが、私がスタートアップ時代に培った、専門性だったのです。

創業者直下での刺激的な環境

asken(https://www.asken.inc/)は、ヘルスケア業界でNo.1のプロダクトあすけん(https://www.asken.jp/)を持つ企業です。あまり大きな声で宣伝をしていませんが、askenでは、2030年に売上を数倍以上にするという目標を掲げ、既存事業の伸長だけではなく、新規事業にも取り組むことを明言しており、面白い機会がゴロゴロしている状況です。

askenの強みは圧倒的NO1プロダクトがあることと、長期的な視点で落ち着いて事業開発に取り組むことができる体力があることだと個人的に考えているのですが、正直まだまだ活かしきれておらず、「もっとこんなことができるのに!!」とヤキモキしているのが現状です。

askenは今、第二創業期を迎えています。組織が大きく成長していく過程で、自分の行動が会社の方向性を決定づける可能性があります。つまり、単なる従業員ではなく、会社の未来を共に創る仲間として働けるのです。

もし、あなたも私と同じように多様な経験を持ち、それを新たな形で活かしたいと考えているなら、ぜひ一緒に働きませんか?あなたの多様な経験が、ヘルスケア業界に革新をもたらす力になるかもしれません。

もし少しでも興味を持ってくださった方は、ご連絡お待ちしてます!

Xのアカウント(https://x.com/matsu_marketer


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