社会人をしばらくやってみて思ったこと 4
話は少し戻りますが「部署」というくくりが会社の中には大抵あります。
会社の方向性を決める「執行役・取締役」まあいわゆる重役
税金や給料、その他のお金関係を行う「会計・監査」
従業員が仕事を円滑に進められるようにする「寮やその他所定の手続き」をしてくれる「事務職」
そして現場をすすめる「設計・施工管理・作業員」などなど
一口に会社といっても「いろんなことをしている人」がいて把握するだけでも大変です。
無論、会社に入るとこの部署に入って仕事をすることになるのですが
その部署に入るための研修内容が人によって違います。
例えば私は「メンテナンス部」への配属が決まっていたので
無論「メンテナンス」に関しての研修を行います。
まあ最初の研修は「とにかく安全」に関してのことと
「作業」についての練習っぽいことをします。
まあこれは「導入の導入」のようなもので基本的には
「現場に出る時間」=「経験」になって「作業効率が上がる」
という図式が生まれるため「こういうことをこれからやるんだよっ」て
「心構えを教える」感じです。
そんな感じで過ごした後私は「メンテナンス部 外部工事班」へ配属となりました。
しかし、そういう「心構え」とは全く真逆の仕事が始まったのです。
まず、そういう「役割分担」がしっかりとなされているのは
親会社の「内部班」についてだけだったのです。
これはなぜか?というと「外部班」自体の歴史が浅く、
どちらかというと「勤続10年くらいのベテランが置かれて挑戦していくような部署」だったからです。
つまり何がいいたいのかというと
メンテナンス作業だけ行っていればいいという仕事ではなかったということです。
営業・見積もり・工事監理・現場監督・施工設計・現場作業員
少なく見積もってもこれだけのことを一人でこなさなければならない部署
しかも、外部なので「出張」がとにかく多く、一年の大半を外で過ごすことになりました。
おまけに「外部班」に置かれた人たちは「生え抜きの人たち」つまり
「最初からこの会社に入った人たちがいない」状態でした。
殆どが親会社からの出向者、中途採用の中堅者が集う場所で
ようするに何が言いたいかというと
「すでに一人前になっている人たちの中に突っ込まれた状態」
になりました。
まあそれはそれでいいのですがすごく重要な問題が一つありました。
「とにかく人を育てない」という謎の風習があり
内部班と外部班ではそこが大きく違いました。