社会人をしばらくやってみて思ったこと 10
1つ目は察しの良い方ならわかるでしょうが
「指摘」が上がりました。
内容としては
「グラインダーを掛けているときの火花が安全通路に出ている」とのことです。
さっきも言いましたが現場を2つ見ていた私が見ていない時におそらく指摘されたのでしょう
その指摘が上がったとき上司に言われたのが
「A工場の工事、指摘があがってるんだけどどういうことかな?」
と淡々と言われたのは今でも覚えています。
そして私の切り返し
「体一つしか無いので両方変なことしてたら気づけないですよ?」
そういうと上司は黙ってしまいました。
2つ目は
その設備には「ラジエター」と言われる冷却装置が機械に取り付けられて
これは自動車にもついているものなのですが
簡単に言うと「冷たい水を回して装置を冷やす」というものです。
なので中に「水」が入っています。
その工事でその「水」を抜かなければならないのですが
協力会社の工事担当者もまだ未熟だったのでしょう
「一気に水を抜いていしまい」地下室が水浸しに。。。
幸い、水浸しになっただけで特に異常はなかったので
私は一日地下に潜ってその水をモップで掃除していました。
3つ目は
やっと工事が終わって「試運転」に入ろうとした翌日
ある機器の継ぎ目から「オイル漏れ」が発生してました。
じゃあなぜ「入れた時」に漏れがわからなかったのかと言うと
その入れるオイル自体が「非常に高粘度」で単に油を入れるってだけでも
そのオイル自体の温度を70℃くらいまでにしないと液体にならないものでした。
ワセリンとかロウソクのロウがイメージに近いかもしれません。
なので、入れた時にはわからなかったのですが試運転となり
加熱され始めるとやはり漏れ始めて試運転が停止。
その後、私自らが「シリコン」と呼ばれるゴムのシーリング(油がもれないようにする)処置を施して無事試運転に至りました。
と、まあなんでかこんなにうまくいかなかったというと
私のやっていることに対して「誰もフォローを入れてこなかった」ことと
やはり「聞いても教えてくれない」という「悪い風習」がそこにはありました。
普通なら会社を辞めるとか、飲んで忘れるとかそういうことをするのでしょう
しかし、私は考えることを辞めませんでした。