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スポットライトが当たる&当てるタイミング。

新年度を迎え、もう1ヶ月を終えようとしています。

リクルートスーツを決めたフレッシュな新卒の方々も、1ヶ月も経てば自部門の先輩の顔と名前も一致してくる頃だと思います。

大手企業では5月まで研修期間、中小〜ベンチャー企業ではほぼ入社時点で配属が決まっており、GW明けから本格的に企業の従業員として扱われるかと思います。

言ってしまえば、新卒の皆さんは、4月の1ヶ月間は「お客様」としてみられていますが、5月からはいよいよ「従業員」として扱われることになり、「え?なんか先輩の態度、急に違くない?」みたいな現象が起こる時期です。

でもそこでやっとスタート地点に立ったということで、いい意味でのレースが始まります。誰かを蹴落として上に行くとか、そんな程度の低い意味ではなく、社内でどのように成果を残し、どう目立てるか。

そう、要は社内の「視聴率」をどう獲得していくか?

昭和、平成、令和と時代が変わったとしても、人間の本質は変わらないわけで、目立つ人は目立つ、わけです。

第一印象はもちろん大切なので、容姿がいい人はもちろん注目される。また最近は入社前インターンも多くなっているので、その社内評価も少なからず話題になります。

ただし、ぶっちゃけそれは刹那的なもので、入社1ヶ月で終了します。

「〇〇くん、まじイケメンだよね!」
「〇〇さん、ミスらしいよ?」
「インターンの時、〇〇で1番だったみたいだよ。」

そう、これは内定者時代の話です。

では、どのように”社内の視聴率”を稼ぐのか?

ちょっとズレますが、個人的な指標として、「社内の飲み会で話題に上がる人」は、高確率で視聴率が高いことが多いです。その場にいないのに、なぜかいつも話題に上がる人って、年齢関わらず、どこに行っても必ずいるもので、納得してくださる方も多いと思います。

さて、社内の視聴率の稼ぎ方です。

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①とにかく元気に挨拶する
・朝に出社した瞬間、入り口で「おはようございます!」なんていう新人はほぼいません
・最初は面白がられるかもですが、新人の役割として、”いるだけで空気を変えること”もあると思います
・さすがに入り口で全社向けに挨拶できなくても、デスクの周りの先輩たちには元気に挨拶してみましょう
・あと、リモートだと結構テンション低めの人が多いので、ここもチャンスです

②とりあえず手を挙げる
・「これ、誰やる?」と言われたら、まずは手を挙げる
・「質問ある人?」と言われたら、まずは手を挙げる
・新人時代は、唯一失敗して当然と思われている”ボーナスタイム”です
・実務も、そうでない業務も、まずは手を挙げていると、たまに手を上げないだけど「お、、、今日はど、どうした?」みたいになる
・このゾーンに入ったら勝ちです

③メモをとる。またはメモをとっているフリをする
・先輩社員が一番嫌がるのは、聞いているのか聞いていないのか分からない新人
・だから、メモを取る新人は、仕事ができなくても「あいつは見込みがある」みたいに思われます
・だから結局、頭で覚えられる人は取らなくてもいいけど、メモを取るふり、はしておいた方が良いです

④誘われたらとりあえずいく
・ランチでも飲み会でも週末のゴルフでも、とりあえず誘われたら行ってみる
・正直、行った方がいいのはわかっているけど、行くと疲れるので行きたくない
・そう、同期はみんなそう思っているから、行ったもん勝ち
・あとはどうせ誘われなくなってくるから、最初だけ行く
・そして今後行かない言い訳をよしなにと作ればいいだけです

⑤仕事以外で先輩から相談されることをみつける
・その会社では新人の人でも、20数年間は人生を経験してきたわけです
・なので、先輩から聞かれる(頼られる)何かを見つけて、社内インフラに載せるわけです
・学生時代に何かのスポーツで活躍したでも、韓国語がペラペラですでも、最新の美容トレンドをいつでも知っていますでも、渋谷区のシーシャ屋さんは全て制覇しましたでも、なんでもいい
・できれば自分が趣味でやっていることだと理想ですが、まずは何でもいいので、見つけてランチや飲み会の席で先輩たちに話してみましょう!
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と、書いているとキリがないので、この辺までですが、実は視聴率を上げることは、新人(当人)よりも、先輩(というか全社)の方が大事だったりします。

1対1で話したこと、やりとりしたことを、そこだけで止めておくと社内の情報の流通量がいつまで立っても増えず、社内コミュニケーション活性化のスピードが遅くなります。これは結局、実務にも響いてくるわけで、「早く言ってよ〜」みたいなことも起こったりします。

なので、経営層は新人に対するスポットライトの当て方を意識し、マネジメント層にその意図を伝え、リーダー層〜先輩社員(メンター)にもそのことを伝えて、どんな小さいことでもいいからキャッチアップできる組織文化にできると、活躍の速度も、組織への定着も増えると思います。

ということで、今日はこの辺で!

新卒の皆さんはGWしっかり休みつつ、少しは見えてきた課題に対して勉強する時間も作れるといいですね。

それでは、素敵な連休を!!

松倉  寛之

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