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アラフィフ女性、ヒサンな転職活動のリアル ⑯ 失業=自由なひととき?
このnote連載を書き始めて以来、「失業」をネガティブなものとして捉え続けてきたけれど、働いていないことで得られるものだって、もちろんたくさんある。そのひとつが言うまでもなく「自由」だ。
「そもそも自由とは何か?」という哲学的な問いには踏み込まず、ここでは簡単に、自由を「誰にも束縛されずに、自分の思ったままに行動したり、発言したりできる権利」と定義してみる。
その場合、定職に就いていない今の私は、身体的にも精神的にも「自由」であるはずだ。つまり、好きな時間に寝て、好きな時間に起きられるし、気が向いたときに、好きな場所へ出かけて、好きなことをできる、はずなのだ。
ところが、気がついてみたら、失業以来、せっかくの自由をあまり謳歌していないではないか。
やっと1日中、読書三昧できると思ったのに。
平日にふらりと旅に出られると思ったのに。
自由を楽しむどころか、せっかくの自由な時間を不安で埋め尽くしている。
そして、将来に結びつきそうもない業務委託の仕事をどんどん増やして、無闇に忙しい自分を演出している。
つまり、自由をみずから返上するような、馬鹿な行為に突っ走っているのだ。
なぜこんな事態に陥ってしまったのだろう。
考えられる理由は次の2つだ。
①自分は本当は「自由」を欲していない。
②自由を制限された生活に慣れすぎて、どうしていいか分からない。
この年になって、まだ自分が自由に生きたいかどうか分からないなんて情けない話だけれど、とりあえず②だといいなあ、と思う。いや、絶対に②であってほしい。
そう、今はまだ、突然降って湧いたような「自由」に戸惑ってしまい、どう扱っていいか分からないだけなのだ。
「気が向くままに行動する」には、おそらく、たくさんの直感力や好奇心が必要なのだろう。そして長年フルタイムで働いてきた私は、「直感力」と「好奇心」が大幅にダウンしているだけ、にちがいない。
再就職する前に、この問題には決着をつけておきたい。
そして、再びフルタイム勤務することになっても、「自由」の扱い方くらいは忘れず身につけていたい。
※ この記事は、2022年10月13日開催のnoteイベント「noteをもくもくと書く会」で書き上げました(画像とタイトルのみ帰宅後に追加しました)。1時間半弱で、構想ゼロから書き上げたので、なんとも面白くない内容、というか、まるで小論文の試験で書いたようなエッセイになってしまいました。うーむ。でも、集中すれば短時間で何とか形にできるんだなあと実感。良い時間でした。noteスタッフの皆様、会場でご一緒した皆様、ありがとうございました。