気がつくと、私は“テニスボール”になっていた…。うおぉぉぉ!悪夢!!
「ある朝、目が覚めると、虫になっていた」と、思い込んでいた
カフカ『変身』の書き出し。いろんな邦訳の出版があるけれど、主人公の名前=「グレゴール・ザムザ」が、「不安な/気がかりな/落ち着かない/胸騒ぎのする…夢」から目覚め、一匹の「巨大な/ばかでかい/とてつもなく大きな…毒虫に変わっている」ことに、「気づいた/発見した」といった組み合わせの文章。思っていたものより、少し長めなんですね。そして、この「虫」…ドイツ語原文だと、“役に立たない害虫”のニュアンスが入っていて…ということ、YouTube【 千原ジュニア×伊集院光 インプット力を学ぶ 】で、ちょっと前に知った。しかもカフカは、「実際の虫の挿絵を使うな!」と言い、契約もそうなっていたのだとか。う~~~む…である。(※もっと詳しく知りたい方は、YouTubeをご覧ください!)
さて、ここからが本題。つい先日、私が実際に体験したハナシ…
「不安な/気がかりな/落ち着かない/胸騒ぎのする…夢」という意味では共通している。ただ、目が覚めると…ではなく、あくまで夢の中で…だ。
場所はウィンブルドン、センターコート。私はテニスボールになっていた。たぶん決勝だろうか?ボルグ VS コナーズ。ボルグのトップスピンに擦り上げられ、コナーズのフラットに叩きつけられる。延々と続くラリー合戦。どちらもネットまで攻めない。ボレーに行こうとしない。1往復 2往復 3往復…終わる気配のないラリー。痛い!痛い!! 痛い~!!!私は叫び続けるが、2人の唸り声と観客の声援にかき消されているようだ。いったい、どれだけ痛い目にあわされれば、このラリーは終わるのか?何十回めかの「痛い!」という自分の叫びで、目が覚めた。スマホを見るとAM 2:54だった。
布団の中で、いろんなことを思い出した。中学生だった頃、兵庫県のローカル局“サンテレビ”で週一回放送やっていた海外のテニスの試合を、いつも見ていた。軟式だけど、部活はテニス部。愛読マンガも、『テニスボーイ』だった。ボルグ!コナーズ!そしてマッケンロー!みんな私のアイドルだ。しかし、なぜ私は、テニスボールなんだ!?この夢に、どんな意味があるんだろうか!?「虫」に“役に立たない害虫”のニュアンスが入っているように、「テニスボール」にも、何か別のニュアンスや意味が!?いや、意味などないかのか…。ただ、久しぶりにラケットが握りたくなった。軟式でも、硬式でもいい。テニスがしたくなった。目が覚めて1時間が過ぎても、なかなか寝つけない。というか、いま眠ったら、夢の続きを見そうでイヤだった。擦り上げられたり、叩きつけられらり、痛い目にあうのはもうコリゴリだ。それより何より、次に目が覚めた時、自分が本当のテニスボールに変わっていたら…って思うと…。
と、まぁ、こんな感じで。「コピーライターの…」というタイトルには、なりましたが。今までと同じように、広告やコピー以外もね。エッセイというか、ううん、雑記ブログかな。特に、おかしな夢はよく見るので。これからも、ちょくちょく出てくると思います。では、また!