テクノロジーで世界を「つくる」ということ。AI革命のその先。
株式会社MatrixFlow CEOの田本です。
最近、Mission,Vision,Valueを整理しました。よい機会なのでMatrixFlow社の存在意義と目指す世界についてまとめました。
人類の発展はテクノロジー抜きでは考える事はできない。古代の人類は自らの筋肉をエネルギー源とし多くの作業をこなしてきたが、石器や車輪を発明し、それらの作業を効率化する仕組みを開発した。その後は、水車や風車が発明され、いくつかの作業が自動化された。産業革命の蒸気機関の発明によってそれはより大規模な物に発展していった。19世紀に入ってからは電気が発明され、より高度な科学技法の応用が可能になった。
このテクノロジーによる発展は現在でも続いている。特に計算機工学は近年急速に発展を続け、汎用コンピュータの発明やその上で動くソフトウェア、コンピュータ同士を繋ぐインターネットは我々の社会の在り方を変えてきた。ここ数年ではインターネット上のビッグデータを活用するために人工知能が大きく発展し、次の産業革命を起こすことが期待されている。
しかし、テクノロジーだけでは発展していかないのも事実である。上記で挙げたテクノロジーが社会にとって重要なテクノロジーとなり人々に享受されるには、多くの組織、企業の努力があってのことである。
MatrixFlow社もそのような企業の一つであり、現代のテクノロジーを活用して新しい世界をつくっていくために存在している。
さて、MatrixFlow社のミッションは「テクノロジーで世界をつくる」だが、
なぜ世界を”変える”ではなくて、”つくる”なのか。
それは、何かを変えることには途方もない労力を要するからだ。
変えるためには変えることが出来る立場になる必要がある。それは、政治家になることかもしれないし、技術や資金を手に入れることかもしれない。
しかし、変えることが出来る状況になる頃には、その状況に成る為に多くのしがらみができ、本来やりたかったことを出来る状態ではなくなる。
”変える”と言葉にすることは簡単だが実行することは難しい。
だったら、最初から作り直した方が早いと私は考える。これはソフトウェアエンジニアリングでもよくある話で、レガシーなシステムを保守・改修してても問題が多くなるばかりで何も改善されていかない。作り直した方がまともなシステムが構築できる。世界も同じではないだろうか？
この世界を少しずつ改修するのは本質的に良い方向に向かっているのだろうか？わからない。
だったら世界もつくった方が早い。
では、まずはどういう世界をつくるのかということだが。
現代最も愚かな行為は”労働”である。
労働という仕組みが社会に組み込まれてしまっていることは、人々の自由を奪っている。大多数の人が働かなければいけない社会なら、人々はわかりやすい尺度に飛びつき、その結果不幸になる。本当は画家になりたいが、稼ぎにくいと言う理由で大企業に入るために就活を始める若者、記憶力がよく、勉強ができたからと言う理由だけで周りから期待され、なりたくもない医者になる人。そんな人々の”心”を無視した仕組みが社会に組み込まれ、なぜこんなにも受け入れられているのか甚だ不思議でしかない。
まずは、人々をこの労働というダメな仕組みから解放しなければいけない。もちろん現代では何かを生産するためには労働は必要だ。しかし、それは人類のテクノロジーレベルが低いからに過ぎない。産業革命やコンピュータの発明で大規模な自動化がなされたが、これはあくまでも何らかの一定のルールに従った作業が自動化されたに過ぎない。この世界には正確にルール化できないことの方が多い。今まではそのルール化できないことは自動化できなかった。しかし、AI、より正確に言うならディープラーニングの登場によって曖昧な判断も機械ができるようになった。これは今まで人類が解決出来ずに残していた最後のピースを埋めることになる。AIの登場は本当の意味で人類を労働から解放する可能性がある。
そんな重要なAIを一部の大企業やエンジニアだけが使える状況はもったいなくないか？
多くの人がその人独自の発想でAIを使えるようにすることで人類の進歩は早まる。『MatrixFlow』というAIの民主化のためのプラットフォームはそのためにある。MatrixFlowによって誰でもAIが構築できる世界は、人類を労働から早く解放するために必要不可欠だ。
人類を労働から解放することがまずはMatrixFlowが目指すことである。
そのためにもより多くの人々にAIを活用してもらえるように今後も邁進していきます。
MatrixFlowでは、世界をつくるAIプラットフォームを一緒につくりあげる仲間を募集しています！！
【会社概要】
株式会社MatrixFlowは、「テクノロジーで世界をつくる」をミッションとするAIベンチャーです。大人から子供、ビジネスマンから学生、デザイナーからサイエンティストに至るまで、様々な人々がAIを活用し、素晴らしい着想を得たり、あっと言わせるクールな活動をすることを支援したいと考えています。その実現に向けた第一歩として、プログラミング不要のクラウド型AI構築プラットフォーム「MatrixFlow」を開発しております。また、様々な会社でのAI活用を推進するためにAIの受託開発・コンサルティング事業も行っております。
【会社情報】
設立 ：2018年10月
本社 ：東京都台東区
URL：https://www.matrixflow.net/
事業内容：ビジネスのためのAI活用プラットフォーム「MatrixFlow」の運営、および、AIの受託開発・コンサルティング