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パラレルワールドと時間の真実 - なぜ「今」を生きることが大切なのか

こんにちは、シンプリィライフです。

こちらの動画の要約です。

視聴者さんからいただいたコメントにかなり刺激を受けましたので、記事の最後に気づきをまとめました。

 


「こうなっていたら良かったのに...」 「もっとたくさんの可能性があったかもしれないのに...」 「あのときこうしていれば今幸せだったかもしれない...」

そんな風に思うことはありませんか?

実は、最先端の量子力学や古来の仏教の教えを紐解いていくと、私たちが思っているような「時間」も「現実」も存在しないことがわかってきます。でもそれは決して悲観的な話ではなく、むしろ人生をより良く生きるためのヒントが隠されているんです。

今回は、量子力学の最有力理論「パラレルワールド理論」と、2000年以上前から仏教が説いてきた時間論から、人生をより良く生きるヒントを探っていきましょう。

パラレルワールドは実在する - 量子力学が示す驚きの事実

パラレルワールドというと、SFやアニメの世界の話だと思われるかもしれません。でも、これは現代物理学者たちが真剣に研究している理論なんです。

パラレルワールド理論は、私たちの世界から分岐した並行世界が可能性の数だけ存在していて、この宇宙全体が量子状態にあるという考え方です。

たとえば、明日のランチでサーロインステーキを食べる世界と、ケンタッキーでカツサンドを食べる世界が、どちらも同時に並行して存在しているイメージです。そして、私たちと環境との相互作用によって、どちらか一つの世界に入り込む。

このパラレルワールド理論は、量子力学の問題を最もシンプルに説明できる理論として、現在最有力視されています。

面白いことに、人間サイズの物体でも量子的な性質が確認されはじめています。2020年にはMITの研究チームが40キログラムの鏡で量子的ゆらぎを観測することに成功しました。これは、私たちの目に見える世界全体が量子状態である可能性を示唆しています。

時間は未来から過去へと流れている - 仏教と科学の驚くべき一致

時間は過去から未来へと流れていく - これが私たちの常識です。でも実は、これはただの思い込みかもしれない。

仏教の時間論では、「未来」という領域にこれから起こってくる可能性のある法がすべて存在していて、さまざまな条件が揃うと「現在」に移動するとされています。そして「現在」にやってきた法は、一瞬で「過去」へと過ぎ去っていきます。

これは映写機とスクリーンの関係に似ています。上のリールに巻かれたフィルムが未来、映写されている一コマが現在、下のリールに巻き取られたフィルムが過去、というイメージです。

驚くべきことに、この2000年以上前からある仏教の時間論は、最新の量子力学の理論と一致するんです。パラレルワールド理論でも、可能性の数だけ存在する未来の世界から、相互作用によって一つの世界が現在として現れると説明されています。

一瞬一瞬を生きることの大切さ - 人生を変える気づき

パラレルワールドが存在し、時間が未来から過去へと流れているとしたら、私たちはどう生きればいいのでしょうか?

重要なのは、「いま」この瞬間を生きることです。

なぜなら、どれだけたくさんの可能性の世界があったとしても、私たちが体験できるのは今この瞬間、たった一つの世界だけだからです。「こうなっていたら良かったのに」と思っても、他の世界線に移動することはできません。

また仏教の時間論によれば、私たちの「現在」は一瞬で過ぎ去っていきます。その一瞬一瞬に、どんな「思い」を持って生きるかによって、次にどんな未来が現れるかが変わってくるんです。

そう考えると、目標を立てて頑張ることよりも大切なのは、一瞬一瞬の「思い」を意識することかもしれません。なぜなら、一瞬一瞬の選択を決めているのは、普段無意識に育てている「思い」だからです。

まとめ - 「今」を生きるということ

パラレルワールド理論と仏教の時間論から見えてきたのは、「過去」も「未来」も、実は私たちの思い込みに過ぎないということです。本当に存在するのは「今この瞬間」だけなんです。

だからこそ、「あのときこうすれば良かった」とか「もっと違う可能性があったはず」という考えにとらわれる必要はありません。そうではなく、今この瞬間に自分が本当に望んでいることは何か、今この瞬間どんな「思い」を持っているのかを意識することが大切です。

それこそが、より良い人生への近道なのかもしれません。一瞬一瞬を、ただ、そのまま生きていく。それだけで十分なんです。

つながりによる新たな気づき

視聴者の方々とのやり取りから、さらに深い気づきが得られました。

「過去が会いにきている」という美しい表現を視聴者の方からいただき、はっとさせられました。未来から流れてくる一コマ一コマに、私たちは物語を紡いでいく。そう考えると、過去も未来も、実は私たちの「今」という瞬間に集まってきているのかもしれません。

また別の方からは、「思考が浮かんだということは、以前の仕組みや成り立ちが思考を生み出している」という指摘をいただきました。確かに、私たちの今の思考は、それまでの体験や記憶という土台の上に成り立っています。

「内面と情報が相互作用する」という視点も興味深いものでした。私たちの内面に入った情報は、まったく違うものとしてアウトプットされる。<わたし>という存在を通り抜けることで、情報は別のものに生まれ変わるんです。

これらの気づきは、すべて「つながり」を示唆しています。過去と現在のつながり、思考と経験のつながり、内面と外界のつながり。そして、この動画を観て意見を交わしている私たち同士のつながり。

量子もつれ シンクロニシティ

パラレルワールドや時間の流れについて考えることは、実は「つながり」について考えることなのかもしれません。一見バラバラに見える世界は、実はすべてがつながっているんです。

この気づきは、私たち一人一人が宇宙という大きな存在の一部であることを教えてくれます。だからこそ、今この瞬間を生きることには大きな意味があるんです。なぜなら、その一瞬一瞬が、すべてのつながりの中心となる「今」だからです。

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