生活力皆無の男性は、結婚相手として意外と狙い目かもしれない
夫婦になってから、春夏秋冬すべての季節を
ようやく一巡しかけの結婚ほやほやの身であるが
この1年で私たちは夫婦としてかなり成長したと思う。
特に、生活力皆無だった夫は著しい成長を遂げた。
実家ではご飯をほとんど炊いたこともなく、
家事も義母に殆ど任せきりだった夫は今では
家事も料理もできるようになったし、
私が怒ってしまう地雷ポイントを
上手く交わせるようになり、
平和な日々を送ることもできるようになった。
結婚相談所のカウンセラーをしていると
一人暮らし経験がある人がいいとか
生活力がある人がいいという女性も少なくない。
だから、今までずっと実家暮らしだった彼と
結婚することは正直はじめは不安だった。
同棲を始めた頃は、
いわゆる「同棲で不満を持つこと」
の常連の愚痴をすべて網羅
してくるような夫だった。
トイレの蓋は開けっ放し、
トイレットペーパーがなくなりかけているのに
補充をしてくれていない、
エアコンも電気もつけっぱなしで寝落ち等。
もうだいぶ忘れてしまったが
同棲あるあるを、ここまで網羅してくれたら
逆に清々しいなと、ひっそりと感心したほどである。
確かに初めは、
「こんなことも言わないとわからないの?」
とため息をつくことも多かった。
でも、家事や料理に変なこだわりがないとことが良い。
それがすごく良い。
まだ何もインストールされていない
まっさらな状態なので、
私のこだわりや、やり方を
インストールすることができる。
夫の場合は、スポンジのような
吸収力と学習能力の高さを兼ね備えていたので
「ここをこうしてくれると嬉しい」
と教えると基本的にすぐにできるようになってくれた。
私の好みの夫に育てていくことができる。
だから、結婚前の生活力はそんなに必要ないのかもしれない
と個人的に思っている。
夫を育てていくときに意識していることが2つある。
当たり前のことかもしれないが、
毎日のこととなると意外と難しい。
しかし効果が絶大なので
もし試したことのない奥様方には
ぜひとも試していただきたい。
一つ目は、
絶対に主語を「わたし」にして伝えることだ。
I メッセージ(アイメッセージ)とも言われているが
これは常に意識している。
例えば、さっきのトイレの蓋を開けっ放しの件だと
「(あなたが)トイレの蓋ちゃんとしめてよ!」
と「YOU(あなた)」が主語になってしまっている。
私は、風水を気にして蓋をしめるタイプなので
「蓋をあけっぱなしだと金運逃げちゃうらしいから
(わたしは)トイレの蓋を閉めて欲しいな」
とあくまで、私の意見として伝える。
「電気つけっぱなしにしないで」ではなく
「節電のためにも、電気をこまめに消して欲しいな」
と伝えるようにしている。
あとは
「私もよくやっちゃうんだけど(笑)」
「私も人のことは言えないけど(笑)」
「自分のことを完全に棚に上げて言うけど(笑)」
と、前置きを入れながら
伝えて空気が重くならないように意識している。
二つ目は、オーバーめに感謝を伝えることだ。
ひとつのアクションに対して
何度も感謝を伝えるようにしている。
男性心理は、
「何かをやってもらう」よりも
「やってあげる」ときに愛を感じるので
女性以上に「感謝をされたい」生き物である。
だから、とにかく感謝を伝えまくる!
「買い物してきてくれるとすぐく助かる!」
「この前、買い物行ってくれたから
冷蔵庫の中食材いっぱいでありがたい!」
「仕事終わりに買い出し行く手間が
省けたから早く家に帰れたし助かった!本当にありがとう」
と、いろんな角度から、
こまめに感謝を伝えるようにしている。
「大袈裟すぎ!」
「こんなの大したことないよ」
と言われるかもしれないが、
嫌な気分になる男性はきっといない。
「大袈裟だよ」と言う彼の顔は
きっと微笑んでいるにちがいない。
良い夫婦関係を築けるかどうかは
女性の腕にかかっていると思っている。
「なんで女性がこんなことをしないといけないの?」
「男性なんだからリードしてよ」
というのはナンセンス。
理想の旦那様に育てたら
きっとあなたの理想や願望を
たくさん叶えてくれるようになり
あなたの理想の結婚生活をきっと
送れるようになる。
だから、彼を育てることも
縁の下の力持ちとなってリードすることも
結局は全部自分のためになる。
賢い女性は、そんな風に
理想の旦那様を育てていってるんじゃないかと思う。
はじめから家事が完璧な男性は
過去に同棲生活を送っていたり、
女性の扱いに慣れている男性は
たくさんの女性と過去に関係を持っていたかもしれない。
誰かのお古ではなく、
まっさらでまだ女性から何も教わっていない
不器用で純真無垢な男性は
結婚相手には非常におすすめだと思っている。
だから、もし彼に生活力がなくて
未来が不安だという女性は安心して欲しい。
あなた次第で、きっと彼はいい旦那になる。
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