見出し画像

不妊治療からの卒業①(出産の記録)

5月13日 20時27分
3164gの男の子を出産しました。

破水からの誘発剤をつかった経膣分娩の予定でしたが、結果…緊急帝王切開となりました。

タイトルは本来「産まれました」とかそういうのにすべきですが、やはり私に取っては「不妊治療からの卒業」がベストだと思っています。


多くの人たちに支えられて今日を迎えたので、
本来はまずその方々に連絡をすべきですが、
忘れないうちに記録します。(忘れないうちに書いておいた方がいい!というアドバイスのもと。。)
あまりにも怒涛すぎて、情報量の多いお産となりました。

異例のこともあり、私の体力ダメージやばいです。。。(でも指と頭は動く)

ここからは長いので、気になる方だけ見てください。


また気持ちや思いは、改めてnoteで書ければいいなと思います。

まずは、不妊治療から今日に至るまで、
応援してくださった多くの皆さんに感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。

またみなさんのこれからも、引き続き私は応援させていただきます。



5/11 木曜日
【初日】朝5時45分ごろ 破水


昨日のきな粉団子の残りがあって「きな粉バナナシェイク」が飲みたいと旦那氏に言われていたので、早めに起きて作ろうって約束してた。
旦那氏6時半には家出るって話だったから、早めに起床。。。

起き上がって台所に立ったその時、
ドバドバドバーーーーーーって股から水がでる。
「?!」瞬間的に破水だと確信。
私「やばい、破水した!」
旦那さん「は?え?」
私「あーーこんなにでるの、やばいやばい。電話電話〜!!!」
旦那さん「俺何したらいい?!」(ここでマジだと確信したらしい)

病院には赤ちゃんの胎動があるか確認しながら来てくださいって言われる。
あるかどうかわからない。不安すぎた。


【初日】6時半前 病院到着
旦那さん仕事の鍵当番のため、一時退散。
診察後、すぐに入院決定。両親が来てくれて入院の対応してくれた。
子宮口1cmくらいしか開いてない。陣痛すぐ来ないと判断、促進剤の提案。
赤ちゃんは元気だった。良かった。

【初日】9時35分 陣痛促進剤スタート
ただ、錠剤タイプの促進剤。一時間に一錠飲む。
それを6回。その後様子見。

【初日】夕方 促進剤全て飲み終える
徐々に痛くなってきた。5分間隔で30秒くらいの痛み。

【初日】深夜
痛み無くなる。それなりに寝れた。


5/12 金曜日
【2日目】朝

破水から24時間以上経過。感染症リスク高まる。
診察で、今日も錠剤の鎮痛剤で様子見となる。
子宮口昨日とあまり変わらず。。
よくいって1.5cm。

【2日目】夕方
錠剤飲み終える。痛くなってきた。
昨日よりも、痛い。
診察。。。変わらないとのこと。(マジか)
たしかにまだ全然耐えられる。
順調にいけば、明日から点滴の促進剤はじまると伝えられる。

【2日目】深夜
痛い。まだ耐えられるけど、このまま陣痛が続くといいな…


5/13 土曜日☆産まれる日
【3日目】朝9時ごろ

痛み、あんまり、ない。。。絶望。
診察受ける。子宮口2cm。。。
それでも点滴の促進剤使いましょう。と主治医の先生より判断。
少しずつ量を増やしていくことに。

【3日目】昼頃
痛くなってくる。お昼ご飯、8割食べれた。
ここで食べておかないと、と思い。
歩いた方がいいと言われていたので、院内をひたすら歩いた。

【3日目】13時ごろ
陣痛きてる。それと共に体調の異変。
熱っぽい。。。38度代の熱。
促進剤打つとたまにあるらしいけど、やや高いということで、診察を待つ。

【3日目】14時ごろ 申告……
子宮口やっと3cm。先は長い。
熱39度代。キツイ。むしろ陣痛よりも、熱の方が辛い。
しかも、赤ちゃんの心拍もあがる180-190、高すぎる。あまりよくない状態に。
ここでまさかの「赤ちゃんが上を向いてるから、もしかすると下から産むのが難しいかもしれない。」申告。
「できるかぎり四つん這いになって赤ちゃんがうまく回転してくれれば行ける。がんばれそう?」

赤ちゃんのために頑張るしかない、と思った。

ここから地獄の、
「どんどん強くなる陣痛×高熱×四つん這い」
のターンはじまる。

【3日目】16時ごろ
帝王切開の可能性もあるため、旦那氏病院に召喚。特別に部屋に案内、2日ぶりに会う。

先生から説明受ける。その隣でもがく私。
陣痛中はもう会話できないレベル。
これからまだ痛くなるのか…信じられん。。。と思いながら。。。
四つん這いがマジキツイ。
四つん這いは痛みを逃せなくて、、けど、助産師さんからは陣痛中こそ四つん這いになった方が赤ちゃん回転すると言われるから、必死。
熱も上がる。。。

【3日目】18時半ごろ 分娩方法確定
診察。まさかの子宮口全く変化なし。。。
3センチから進まない。
あの痛みがどんどん強くなる過程で、変化なしとはなんぞや?!?!まじかよ。。。
先生が筋腫を改めて調べ始める。
ついにジャッジ降る。

「緊急帝王切開しましょう。赤ちゃん、筋腫と羊水が少なくなってきてて回転は無理だ。まとのさん、よく頑張ったよ。かなり陣痛きてるのに、子宮口がここまで進行しないのは、筋腫が影響してる。。筋腫がひかかっているかんじもある。ここまで、無理させてごめんね。もっと早く判断できれば良かったけど。。。」

陣痛中の私に先生の声が微かに聞こえる。

安心したのか、突然吐き気に襲われる。
嘔吐。飲んだもの、食べたもの。全て出た…(汚くてごめんなさい。)
めちゃ可愛い助産師さんがさすってくれる。
赤ちゃんのために頑張りきれなくて、情けなくて、色々な感情と涙が出てくる。吐く。

【3日目】19時ごろ 手術準備
緊急帝王切開の準備。
様々な検査が入る。陰毛剃られる。
慌ただしい。。。まだ残る陣痛と戦う私。
旦那さん、呼ばれる。手術中は病院で待機してもらう。

【3日目】19時半ごろ
手術時間決まる。20時前より。
19時40分にはベッドごと移動。
我が子にもうすぐ会えるという感覚は、あまりない。とりあえず陣痛。。。そして、周りの慌ただしさに状況掴めず。。。呆然。

【3日目】20時ごろ 開腹手術(帝王切開)開始
さすが大学病院なのか、すごい人数。
先生は3人がかり。
緊急にも関わらず。連携がすごい。
命を繋ぐ現場の張り詰めた感じがまるでドラマの世界にいるようだった。

まず麻酔科の方が背中に麻酔、効きを確認。
よく効いてきたところで、いよいよ手術。

と思っていたら、何の感覚もなくあれよあれよと進み、20時27分に出産。ものの10分くらいの出来事。すごすぎる。

すぐに赤ちゃん産声あげた。
この世のものとは思えないくらいの、めちゃくちゃかわいい声。
その声を聞いて、ひたすらに涙が出てきた。

助産師さんが写真撮ってくれた。
立ち合いはできなかったけど、めちゃくちゃありがたい。

ーーーー

そんな感動も束の間。。。

「まとのさん、急遽だけど筋腫とってもいい?」

「。。。。???!!!!」

突然の子宮筋腫を取るという選択。
入院してから1番の驚き。

位置の問題、大きさの問題、今後の合併症の問題、様々なことを総合的に判断して、提案。
手術台で説明を受けて承諾。(するしかない状態)

1時間半の手術が始まった。
※本来帝王切開と摘出手術は同時に行うのはタブーらしい。血流の多い妊婦の筋腫摘出は大量出血の可能性があるため。

途中でまた吐き気に襲われる。
突然の寒気と震え。
強めの吐き気どめを点滴。なんとか回復。

筋腫、うまく取ってくれたようだ。
なんとエコーの時よりも大きくて、野球ボールの大きさの筋腫がとれました。。。
恐ろしい大きさ、よくこんな筋腫を乗り越えようとしてたな、と。。。

手術は22時過ぎに終了。
それから30分ほど別の部屋で待機。
それから問題ないとでて、自分の部屋に戻ったのが23時過ぎ。
その後、術後の処置。

赤ちゃんも、部屋に来てくれた。
帝王切開の患者はまず身体を休めることが第一なのでずっとはいれないけど、助産師さんが連れてきてくれた。
声が可愛すぎる。いや、全てかわいい。なんだこの生き物?
ミルク全部飲んですぐに寝ちゃったらしい。
周りの赤ちゃんが泣いててもお構いなく。。。

たくさん頑張って耐えてくれたから、疲れてたんだろうな。ありがとうね。


5/14 日曜日
【4日目】深夜

血圧や尿道繋いでるやつ?の確認、出血の確認、傷口の確認、聴診、とにかく確認が30分〜1時間に一度くる。仕方ない、ありがたい。しかし眠れない。やや産後ハイなのもある。

そして、覚悟していたが傷口が痛い。
たぶん一番痛いのは筋腫をとった後の部分。
クソ痛い。なるほど。けれど、陣痛ほどではないという個人的な感覚。
痛くて寝れないので、痛み止めの点滴強力なのをやってもらう。

朝方はなんとか寝れました。


【4日目】午前中
・先生方が入れ替わりで部屋に来て体調の確認してくれる。
・助産さんに胎盤みせてもらう。肉肉しい。(バースプラン)
・歩く練習、なんとか立って歩けた。トイレも昼前には行けた。
・このあとはじめての授乳。


ざっと記録したけど、
記録してなかったら忘れそう。

長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

いつか読み返して、育児の糧になるといいな。。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?