写真を上達するためにやったこと
僕は写真を生業としています。
フリーランスになったのが2009年ですから
もう13年が経とうとしています。
幸いなことに
家庭を養えるところまで
やってこれたのは
やはりクライアントあってのおかげです。
それに応えるためにも
期待以上の結果を出す努力、誠実であること
を決して忘れてはいけないなと感じています。
そのためにも、変化し続けることは必要です。
(と言っても基本を忘れちゃいけませんけども)
(冒頭からマジメトークだぞ、おい)
今一度これまでの経験を
整理してみることにしました。
今回はその一つとして
写真を上達するために
やってきたことを
書いてみたいと思います。
僕は特に芸術系の学校を通ってきた訳でも
学生の頃から写真の勉強を
してきたわけでもありません。
そんな僕が13年もフリーランスとして
やってこれたのは、実際の現場で
基本を習得していったからに他なりません。
(下積み時代は本当に辛かった…。汗々)
と、こんなこと書いていると
写真で生きていくための手段を書いているの?
と思われかねないので
もっと一般的に使える話をしたいと思います。
(相変わらず前置き長いな!)
上達するには沢山やること。
と言われることがあります。
まさに僕はこれでした。
とにかくシャッター切りまくってます。
今までにもう何十万回切ったかわかりません。
年間、7、8万回切っていますから
下手すると100万回いってるかもしれません。
100万回生きた猫って本があったような…
100万回切った指。
(怖いわ!)
もっとも、そんな回数を切ることになったのは
フリーになって間も無く
ウェディングの撮影を始めたからでもあります。
毎回1000枚2000枚の写真を撮り
そこから写真をセレクトする作業
セレクトしたものを
一枚ずつ調整し綺麗に仕上げる作業。
これを毎週のようにやってきました。
するとどうなったか。
安定した構図が作れるようになりました。
カメラを構える前に先に絵が思い浮かぶようになりました。
ストロボ(フラッシュ)の使い方が上手になりました。
撮ってる最中でも周りに気を向けることができるようになりました。
時間を意識しながら撮り進めていくことができるようになりました。
などなど
数打ったことで上達したことが沢山あります。
1日でそんな大量に撮らないし、撮れないよ。
そんな思いを抱く人もいると思います。
なので、興味がある人は
そんなに撮らずとも
例えば街歩きやどこかに出かけた際に
何気なく良いなと思ったものに
カメラを向けて何枚か撮ってみるといいでしょう。
撮った中から1シーン1枚だけセレクトする
これを続けてみるといいです。
可能であれば、その1枚を
より良い絵になるよう
明るさや色味、トリミングなどして
仕上げてみるのが望ましいです。
それを続けていくと
自分がカメラを向けた際に
構図の違和感に気づくようになります。
僕は、これを半ば強制的に毎週続けてきました。
ある意味沢山の失敗写真を生み出した
とも言えてしまいます。
でも、その失敗写真から学ぶことが
沢山ありました。
僕の写真が上達したのはこの失敗写真が
あったからに他なりません。
と言いつつも、いまだに失敗写真を
大量に生み出していますが…汗々。
(いいかげん、うまくなれやー)
写真の話をするといくらでも書き続けられてしまうので
今回はこの辺で終わることといたします。
皆さんも大量の失敗写真に埋もれてみませんか。
(おい!!)
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冒頭写真:ストックフォト
いつも読んでいただきありがとうございます。