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「ルール」第4話

あやこ、さとる、ちなつの3名による10000字を使ったゲーム作りの物語。
1話2000字、5話完結です。

それでは第4話スタート。


さとる:あれ…、あやこさんも、ちなっちゃんもいない…。
前回ルール適用目前で2000字到達したから、ルールは有効化されたけど適用されなかったのか…。

それで僕はセーフだったわけね。

ちなっちゃんの情報通りだったな…。


沈黙…。

沈黙…。


いやしかし、このまま黙っていても何も進まない。
やっぱり2人復活させようか…。

しかし、復活系ルール。無限ループの可能性…。

うーん…。それに、ただ復活させるのもな…。


沈黙…。

沈黙…。


そうだ!こうしよう!!

さとるルール、今いない人を復活させ、復活の際には残っている人に1ポイントを譲渡する。

ピコーン!
ルールが追加されました。

あやこ、ちなつ、復活。
あやこはさとるに1ポイント譲渡。
ちなつはさとるに1ポイント譲渡。

あやこ:あ、戻った!

ちなつ:私も!戻れました!

さとる:お帰りなさい2人とも。

あやこ、ちなつ:さとるさん、ありがとうございます!

さとる:いえいえ、復活できたからと言って、変に気使わなくていいからね。

あやこ:なんですか、このポイント表示?

さとる:新しいルールを追加してみたよ。

ちなつ:ポイント制になったってことですか?

さとる:そうそう。今僕が2ポイント2人が−1ポイントで、現在僕トップ。

ちなつ:なるほど。そういうことですね。理解しました。
それと復活系ルール、無限ループしませんでしたね。

さとる:落ち着いて考えれば問題なかった。無限ループの話聞いといてよかったよ。

ちなつ:よかった。笑
話変えますが、1ついいですか。
このルール、バン無くなったことになりません?

さとる:え?どう言うこと?

ちなつ:「今いない人を復活させる」なんですけど…。
例えば誰かバンされたとして、その人いない人になりますよね。すると自動的にこのルールが適用されて復活ではないかと。

さとる:確かに…。

ちなつ:ポイント争奪ゲームに変わりましたよね。

さとる:そこまで考えていなかった…。

あやこ:まあ、そのおかげで私もちなっちゃんもここにいられるんだから。笑
それより…。

私からも1つ良いかしら。

さとる、ちなつ:どうぞ。

あやこ:私たち今ゲーム作ってるようで、実は作ってないかなと。
ルールは考えているけど、表面的なものしか見えてない気がするの。スタートルールが全てなのよ。

ちなつ:言われてみれば確かに…。このゲーム支配してるのスタートルールですね。
あの…、ルール確認しても良いですか?

あやこ:そうね。まず、スタートルール

  1. アイデアが出たら即アイデアで返す。返せなかったらバンされる。

  2. 1話ごとに1人1ルール追加する。できなければバンされる。

  3. 追加ルールはルールの内容に沿ったらバンされる。

追加ルール

  • 3話目はちなつとあやこが復活できる。

  • 今いない人を復活させ、復活の際には残っている人に1ポイント譲渡する。

まとめるとこうなるよね。それで、これから私のアイデアを言うね。
この支配から逃れるためのルール作りをしてみるっていうのはどうかしら。

さとる:わわ!アイデアか…。アイデアね。うーん、そうねー。
支配から逃れるとするなら、その支配者に対してルールを適用させるってのはどう?

ちなつ:面白い視点ですね。このゲーム自体を壊す方向ですよね。
そういう意味ではまずバン自体を無効化するルールを作るのはどうでしょう。

あやこ:うーん、もっと根幹を覆すような内容にならないかしら。

さとる:このゲームの根幹って5話2000字?。

あやこ:それを壊すとなると、note創作大賞に完成間に合わないわ。そこは、そのまま続けるべきだと思う。

さとる:スタートルールをもう少し考えてみる!?

ちなつ:私いいこと思いつきましたよ。書き手さんをバンさせたらいいんじゃないですか。これアイデアです。

あやこ、さとる:え!

あやこ:書き手さんがバンされたら続きの文章どうなるのかしら…。書き手さんが存在するから私たちも存在できるのであって…。
アイデアね!アイデア!うーん、そうね…。バンではなく発言不可はどうかしら。

さとる:それ確かに根幹から崩壊しそう…。発言不可はルール追加もできそうにないから、スタートルールを無くすってのはどうだろうか。

ちなつ:もうすぐ2000字なっちゃいますよ。さとるさんの意見いってみましょうか。ルール追加しないとまた飛ばされちゃいます。

あやこ:じゃぁ、私追加してみるわ!

あやこルール、スタートルールを無効にする。

ピコーン!
只今のルールは採用できません。既存のルールを消すことはできません。

3にん:えー!!

ちなつ:もしかして書き手さんのバンはできないのかしら。

ちなつルール、書き手さんをバンする。

ピコーン!
そのルールを追加するのはゲーム放棄とみなしますがよろしいですか?

ちなつ:え!逆質問!?
ど、どうしよう…、みなさんどう思い…


***

2000字になりましたので、今回はここで終了です。
読んでいただきありがとうございました。

第5話へ続く。
(***以下は文字数カウント含めていません)



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