初心を書きとめる
こんにちは。ヤマトです。
今年度の青年海外協力隊、2次隊候補生になりました。
派遣国はソロモン、職種は小学校教育です。
あまちょうだよりWeek0です。
今回、派遣前訓練の前に行われるグローカルプログラムに参加を申し込み、島根県隠岐島・海士町にて、2ヶ月半にわたる地域活動を行っていくこととなりました。このnoteシリーズでは、海士町で過ごす日々の学びや考えたことを、ヤマトなりの視点で綴っていこうとするものです。途中でやめちゃうかもしれないし、最後まで継続できるかもしれません。そこは不明ですが、「とりあえずやってみよう〜」の気持ちで始めました。
ひとまず、海士町を知らない人のために(と言いつつ、自分のために)データをざっくり集めてみました。
最新の総務省の人口推計によれば、日本全体の人口割合が
15歳未満 11.3%
15-64歳 59.5%
65歳以上 29.2%
となっているようで、海士町は特に高齢化が進んでいる地域だと言えます。特に生産人口年齢である15-64歳の割合が、低くなっていることは顕著です。
また海士町は、10年ちょっと前から、島を表すキーワードとして「ないものはない」を掲げました。これには、
①ないものは、なくてもよい
②大事なことはすべてここにある
の2つの意味があるそうです。
海士らしさを表し、海士の魅力を伝える言葉になっています。
これまでの島根との関わり
実は学生時代に一度だけ、島根県を訪れたことがあります。海士町には行きませんでしたが、雲南地域や津和野地域を訪れ、教育魅力化の取り組みについて見学させていただいたり、魅力化コーディネーターの方からお話を聞かせていただきました。その際、海士町の教育魅力化プロジェクトについても知ることとなり、一度は訪れたいと思っていた場所でした。
教育魅力化プロジェクトのホームページには、こう書かれています。
教育を通して、ヒト・コト・モノを活性化させ、地域全体にプラスの働きかけをしていく。教育を出発点として、地域活性を目指す取り組みを視察するだけではなく、実際に関われることを嬉しく思います。
これから島に入る”よそ者”として
僕はこれまでのキャリアの中で、地方創生や地域活性の活動をしてきたわけではありません。小学校で、教員として働いていました。 なので、地方創生の「ち」の字もわかりませんし、地域活性や町おこしと意味合いが違うのかどうかもわかっていません。
地域の人がどれだけその活動を求めているのかや、必要としているのかについて、詳しく考えたこともありません。地方創生の取り組みを進めていこうと決めた国と、その対象となった地域の人たちの想いがマッチしていることもあるだろうし、反対のベクトルが向いちゃうことだってあるだろうし、様々なはずです。
これは青年海外協力隊の活動でも同じだと考えていて、現地の住民が求めているものと、その国が求めているものが違う場合ってふつうにあると思っています。国としては「算数の指導能力技術を高めてほしい!」と考えていても、現場の先生としては「別に今のままでいい・・」と考えているとか。
僕個人としての地域活動への想いは、現時点で正直そんなになくて、地域住民が求めているものや願っているものに一緒に取り組むことができたら十分かなと考えています。人が違えば想いが違うのは当たり前で、まずは学校の子ども達と同じように、海士町の地域住民の人がどんな想いを抱いているのかを知って受け止めることから、活動をスタートしていけたらいいかなって感じです。これでいいのかどうなのか・・。
「ヤマトが来てくれてよかった!」と、地域住民に思ってもらうことが今の目標です。何かを達成しようとか吸収しようとかを目指すのではなくて、泥臭く、何事にも一生懸命取り組んでみる。自分の知識技術を生かそうとするのではなくて、地域住民の人の想いを一緒に叶えようとする。そんな時間を過ごせたらいいなと思ってます。果たして、どんな自分になっているか・・。楽しみでもあり、短すぎる時間の中で「やり切った!」と言えるように頑張らなきゃなという気持ちです。
とりあえず、週ごとにnoteを更新していこうと思っていますので、ご興味がある方や時間がたっぷりとある方は、ぜひちらっと見てください。
ここまで。お読みいただきありがとうございます。