見出し画像

仕掛けづくり

こんにちは。ヤマトです。
海士町での日々を綴る、あまちょうだよりWeek4です。
自己紹介はこちら↓

福岡の小学校で3年間勤めた後、青年海外協力隊2024年2次隊候補生になる。派遣国はソロモン、職種は小学校教育。海外協力隊派遣を前に、島根県隠岐島の海士町にて、グローカルプログラムに参加中。人生の目標は「いいパパになること」。

Instagram

私にとって、noteを書くことにどんな意味があるのかを語ることは、正直難しいです。記録のためかもしれないし、誰かのための発信かもしれないし、単なる見栄かもしれないし。でも、毎回誰かが個別でメッセージをくれています。ありがとうございます。そんな、たまたまnoteを覗いてくれる人に向けて、書き続けたい。届く人には届くし、届かない人には届かない。

ここ1週間のこと

さて、海士町の活動もどんどん進んでいます。
時間が経つにつれて、いろんな感情が出てきました。不安、戸惑い、やりたいとやらなきゃのせめぎ合い。正直楽しいって感覚はまだ薄くて、残された時間の中で、やろうとしている3つのプロジェクトは達成できるのかどうか。そもそも、そのプロジェクトは海士町にとって必要なのかどうか。スピード感だったり必要性だったりについても頭の中で悩むことが多いです。居心地いいなあって感覚とはまだほど遠い。

もう一つ悩んでいるのは、まだ自分だけのプロジェクトになっていること。主語が I 状態。私たちのプロジェクトになったら、また悩みも変化してくるのだろうけど、どうやって人を巻き込んでいくのか、その仕掛けづくりこそが、海士町で学べる大事なことのような気がする。

真面目だけどおおざっぱな性格の持ち主としては、「なぜここに来たのか?」を自問自答してしまう癖があります。ここに来た目的や理由を見つけないと気が済まなくて、悩み始めるとつい考える。現状だとその問いに全く答えを持っていなくて、だからか、島での生活を心から楽しめてない気がしています。島特有の環境に慣れきってないのもあるかもしれないけど。離島する時の感情がどうなっているかが、全くわからない。

「かしこい」人を目指せていない

福岡での小学校で働いていた最終年、子ども達と決めた学級目標がありました。それが「かしこい」クラスを目指す。「かしこい」には賢くなるという意味もありますが、みんなで話し合って確認した、大事にしたい4つの頭文字でもあります。
「か」関わる人を笑顔にする
「し」失敗をたくさんする
「こ」困った人を助ける
「い」一生懸命頑張る

かしこいクラス。

海士町の日々の中でふと、この学級目標が頭に浮かんできました。「この4つって、今の私に必要とされるものでは?」と。どれも大事だけど、特に「か」と「し」。人を巻き込み、関わる人を増やし、笑顔にすること。そして、失敗を恐れずに挑戦してみること。多分、今できていない。もしかしたら、この課題と向き合うのが、海士町に来た理由なのかもしれないと考える時もあります。だとしたら、課題にチャレンジし続ける他ない。でも、苦しいなあ。

目標の決め方は大きく2通りあると、コーディネーターの方が話してくださいました。1つは、短期間でガッツリ目標を定めて、突き進んでいく方法。もう1つは、あらゆることに手を出しながら課題を見つけ、長期的に目標を定める方法。どちらも両立しながら進められるのが良い気もするけど、それが難しい。本当に島に寄り添うのであれば、丁寧に何をやるのかを見とっていく必要があるけど、そんな時間は残されていない。自分なりの仮説を持って、どんどん進んでいくしかないような。とりあえず今決めている3つのプロジェクトに、一つ一つ取り組んでみる1週間にしたい。

ここまで。お読みいただきありがとうございます。


◯おまけ

竹を伐採し、桟橋づくり。
釣りを始める。
初日はカサゴのみ。
牡蠣の食べ比べ。
左は正規品、右はワケあり。
ラバラバ風Tシャツづくり(Tie Dye)

プロジェクトを抜きにしたら、楽しい島生活です。

読んでいただきありがとうございました!