職場の人にHSPをカミングアウトした話
先日のこと、彼女は職場の先輩3人に自分はHSPだとカミングアウトしたそうです。
別に同情してもらわなくて結構だけど、自分の身を守って働きたいから職場内に協力者を作ったと言っていました。
反応はみんな
「へーそんなのあるんだ」
って感じだったらしいです。
協力者Aさんは自分でHSPについて調べてくれたそうです。
Aさんは「私には全く当てはまらなかった」と笑っていたそうですが、自分が知らないことや自分には分からない感覚を自ら調べてくれたことに感激したと彼女が言っていました。
所詮他人事だから自分とは違うことを理解しようとしない人って多いですよね。
理解しようと行動してくれた気持ちが嬉しかったと話していました。
もう1人のBさんは
「そんなにしんどいなら耳栓でもして働いたらいいんじゃない?」
と言ってくれたと喜んでいました。
「これで心置きなく耳栓して働ける」と安心したそうです。
HSPの人は相手がどういう人か直感的に感じ取る能力があると言われています。
以前にも書きましたが、彼女は自分に合わない人の匂いを嗅ぎとる能力があると自分で言っています。
だからカミングアウトするのは最低限の人間にとどめたそうです。
自分とは合わない人に話して理解が得られなかったり、変に噂話のネタにされたりするのは嫌なんだそう。
賢明な判断だと思いました。
僕にも経験があるけど、職場の人間関係なんてその場だけのお付き合いだし必要以上に関係を深める必要はないんですよね。
いかに自分が働きやすくするかが重要で、そのために必要があればカミングアウトすればいいし、逆ならカミングアウトしないほうがいい場合もあると思います。
自分にとって「どうでもいい人」「マイナスにならない人」に自分の考えを小出しにしていくことを繰り返していたら、
少しずつ協力者や理解者が増えた気がすると彼女は言っていました。
自分を見る周囲の目が少しずつ変わってきたらしいです。
これは「繊細さんの本」に書いていたやり方です。
嫌いな人をどうガードしていくかも大事ですが、自分にとってマイナスにならない人を嗅ぎ分けて自分の本心を小出しにしていくのも大事だねと彼女は言っていました。
そうすることで自然と「素の自分に合う人」が近くに寄ってくるのだそうです。
彼女は以前から八方美人なところがありました。
いろんな人に良い顔するというか、NOと言えない性格。
家ではそんなことないというかむしろその逆。
僕には結構ズバズバ言います…(笑)
頼まれたことを断れないため、良い人に思われていいように使われてしまう。
彼女の言葉で言うと「便利屋、なんでも屋」で「利用しやすい人」。
それが原因で前の職場で円形脱毛症になったのはちょうど1年前でした。
前に「八方美人だよね」と言ったらイラっとされたのですが、その時はなぜ怒られたのか分かりませんでした。
でも自分がそうしたいわけじゃなく、そういう気質なんですよね。
それはそれで辛いんだと最近気づきました。
話は少し逸れましたが、
HSPをカミングアウトするかどうか迷っている人が周りにいたら、カミングアウトして自分に利益があるかどうかを一緒に考えてみることをおすすめします。
実際本人はこの人になら言っても大丈夫かなと薄々気づいていることが多いと思います。
その気持ちや思考の整理をしてあげるのがいいのかなと思いました。