猫のようにしなやかな心で生きる
猫は自由奔放というイメージが強いですが、とても素晴らしい生き物です。
自分の欲求にとても素直で、邪心がありません。
自分の好きな時に好きなことをする。
食べたい時に食べ、寝たい時に寝る。
それを見ているのがとても心地いいと彼女は言います。
犬は飼い主以外の人でも表情や気持ちを理解することができると言います。
それだけ知能が優れた賢い生き物です。
猫は犬ほどは賢くないですが、人の表情や気持ちをなんとなく理解することはできます。
声のトーンやその人から発せられるオーラで、今飼い主がどういう気持ちでいるのかを見分けることができるそうです。
でも飼い主や同居している人の気持ちにしか興味がないそうです。
常に飼い主に全力。
自分が好きな人の気持ちだけ理解していれば十分。
そういうことなんだと思います。
猫同士の関係も素敵です。
うちの猫は3匹ともつかず離れずの関係です。
べったりとくっついて寝るということはありません。
でも1匹の姿が見えないと心配そうに探したり、シャンプーや病院の後でしょんぼりしていると他の子が顔を舐めにいってあげたりします。
猫同士でもそういう気持ちがちゃんと分かるのです。
群れで序列に従って生きる動物ではないだけに、自分の順位を気にすることはありません。
我が家の3匹の猫たちの関係は常に対等です。
対等な関係の中に、見返りを求めない優しさを本能的に持ち合わせています。
猫は欲求にまっしぐらです。
おもちゃがあればそれに飛びつきます。
チュールが出てくればもらうために全力でスリスリします。
猫は犬と違って唸ったり吠えたりして威嚇をして訴えることはあまりしません。
自らの猫パンチで欲しい物を奪いにいきます。
欲しいものがあったら回り道や余計な寄り道はしません。
常にしなやかな身のこなしで、最短ルートで利益を得る能力を本能的に身につけている最強の生き物が猫なのです。
いたずらをして怒られても、「ダメ」と言われても決して諦めません。
我が家の3男りおちゃんは食器棚に登ったり、テーブルに乗って物を落とすクセがあります。
「ダメ」と言われても彼は諦めない強い心を持っています。
炊飯器に登って「炊飯ボタン」を押してしまって怒られても彼は決して諦めず何度だって挑戦します。
炊飯器から食器棚に登ってやろうと今日も「諦めない心」で何度でも挑戦を繰り返すのです。
猫と一緒に暮らしていると彼らが
「自分がそうしたいからする!」
という気持ちに正直に生きているのが分かります。
猫も「あの時のおやつがおいしかったな」とか「遊んでもらって楽しかったな」とか思い出すことはあるそうです。
でも「あの時こうすればよかったな」と過去をくよくよと嘆いたり、「失敗するかもしれない」という未来への不安はありません。
今を全力で生きています。
そういう姿を見ているのが好きだし、見習うべきところがたくさんあると彼女は言います。
彼女のように人の気持ちを考えて、常に思い悩んだり、ストレスを抱えている人からしたら猫は「しなやかに、たくましく生きる人生の教科書」的な存在だそうです。
その気持ち僕も分かります。
猫って素晴らしいですね。
僕自身は前は犬派でしたが、彼女と猫と暮らすようになってからは猫の魅力に夢中です。
猫は人間よりもはるかに優れた生き物だなと思う部分がたくさんあります。
表情も豊かで、癒し効果は抜群です。
そんな彼らにより快適で心地よい生活を送っていただくために今日も僕たちは人間界で色々なことを頑張るのです。