リゾートマンションに住んで良かったと思うこと その２
リゾートマンションなので、当然のことながら定住者は少ない。聞いたところによると、定住者は３割ぐらいだそうである。
学齢期の子供たちの姿を見るのは、正月や春休み、ゴールデンウィーク、そして夏休みなどだけである。学齢期の子どもをもった家族が定住している様子はない。
単身者が圧倒的に多い。ずっと独身の方もおられるが、生別・死別などでの単身者、そして、定年を機に別居生活で一人で住んでおられる方もおられる。
館内清掃・庭木の手入れ
毎日の大浴場（共同浴場）の清掃だけでなく、廊下の掃除などが何人かの女性スタッフによってなされている。
廊下は赤いカーペット敷きなので、掃除機で掃除した後の取り残しがあったら、コロコロで丁寧に掃除をされている。ゴミ一つ落ちていず、いつもきれいである。
内廊下である。
だから夏の暑さや冬の寒さを防ぐことができる。
雨風などがひどい日を除けば、毎日、朝、外気を取り込むために管理人の方が、廊下の窓を開けられている。そして、夕方の４時頃に閉めて廻っておられる。
戸建てだと大変だと思っていた、樹木の剪定や雑草の草むしりや草刈りなども見苦しくなる前に計画的に取り組んでおられる様子が見て取れる。草茫々で嫌になるということがない。
草刈りの季節には、電動草刈り機の音が結構うるさく、一日中鳴り響くのには慣れるしかないと思った。
プライバシー
ここに引っ越してきて以来、個人的なことで不愉快な思いをしたことは一度もなく、個人的なことを詮索されたことも一度もない。
お風呂は、自宅の狭い風呂ではなく、温泉付きの大浴場に出かける。同じ時間帯の方で何回か顔を合わせる人とは挨拶だけでなく、ことばを交わす。
そこでも個人的なことを質問されたりしたことはまったくない。天気の話しや大谷翔平くんのことなど、たんなる世間話である。
しかし、これは一般化できないようである。
以下は、たまたま知り合った女性から聞いた話しである。
女性陣の方は、個人的な身の上やしゃべりたくないことまで、かなりずけずけと聞かれるらしい。そして、噂話も結構多いそうである。
部屋の広さも様々なので、部屋番号を聞いて、それであぁだこうだ言われることもあるそうである。
温泉に入りたいから行くけど、出来るだけ人がいない時間、人がいたとしても詮索好きの女性がいない時間を狙って行くとのことであった。
「ここはとても住みやすくといいとこだけど、女性のおしゃべり好きと詮索好き、そして干渉したがりがちょっとね」と、ため息まじりに話されたのが印象的だった。聞いてみないと分からないものだ。
女性は自分のプライバシーを護るのが、とにかく大変だという話しだった。
大浴場での交流
温泉が本当に良い。
昨年の後半は、結構大きな怪我をしたので、湯治になった。痛みや腫れが早く良くなるような気がした。
リゾートマンションで温泉がついていることの有り難さについて下の投稿で書いた。
大浴場に入るのは、旅先での観光ホテルか、街の銭湯しか経験がなかった。そこで挨拶を交わしたり、会話をすることは、私自身が極度の人見知りだということもあってほとんどなかった。
しかし、ここはリゾートマンションの大浴場である。風呂に入っている人は、全員住民である。だからこそ、風呂にはいったら必ず、「おはようございます、こんにちは、こんばんは」という挨拶をするし、風呂から出る時には全員必ず「お先に」「お先に失礼します」という挨拶をする。
ほとんどの人は挨拶だけで会話を交わすことはない。しかし、やはり社交的な人はいるもので、その方々とは初対面の時からから話しかけられおしゃべりをした。
その内の一人の人が同じ階だった。高校の理科の先生をしておられた方である。居住して7年になるということだった。この階では、私が入居したのと前後して何人もの方が引っ越して来られた。ずっと空き部屋だったところが、ようやくのことで買い手がついたのだ。
毎月1回のお茶会
高校の先生は皆そうなのかどうか分からないが、少なくとも彼は行動的で、同じ階でご近所さんになるので、お茶会をしませんかというチラシを作成し配布された。お風呂で知り合った他の階の人も誘われたようだった。
初回の集まりでは、10人弱の人が集まった。御夫婦での参加もあった。
自己紹介からは始まり、3時間ほどいろんなおしゃべりを楽しんだ。一番年上の方が、84歳、その次が78歳、そして、奇しくも主催者の高校の先生と私は同級生だということが分かり73歳だった。
他の方々のほとんどは、定年後に移住してきた60代後半の方だった。
元高校の先生が月に1回のお茶会を開催している。
年末には伊東市内で忘年会をやり、明日（1月21日）には、同じく伊東駅前の居酒屋での新年会である。魚のコース料理で飲み放題、3時間、4,000円である。
参加者は、7名ということだった。楽しみである。