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なぜグルテンフリーやってるの?私なりにまとめてみた

私が、グルテンフリーをやっているというと、「え?ダイエットしなくていいじゃないですか?」とか、「グルテンフリーって意識高い中高生みたい」とか、言われます。私がグルテンフリーを続けているのは、頭痛が原因なのです。

私がグルテンフリーを始めたきっかけは、3年ほど前に参加できた副腎疲労セミナーの先生がその治療に受けに来る患者さんには必ずグルテンフリーにしてもらっていると、当たり前のように言っていたから。つまり、副腎疲労の治療の土俵に乗るには、まずグルテンフリーにしないと始まらないくらいにグルテンフリーが大切なんだ。それが当然の世界に触れ完全に感化されてしまったから。私は副腎疲労ではないですが、現代人に知らずに起こる症状と聞いて興味を持っていました。

その先生の説明では、グルテンは腸に穴を空ける。その穴から有害な菌やアレルギー物質が体内に入り込むようになり脳や腸に炎症を起こす要因になる。さらに、グルテン自身が中に入ると自己免疫疾患を引き起こすということです。これはグルテンの構造とヒトの組織を構成しているたんぱく質の構造に似通った部位があるために、グルテンに対する抗体が誤って体内の組織を攻撃してしまうために起こるようです。

その後いくつか本を読んで、日常的に頭がボーッとするなあと思っていたことがブレインフォグという症状で、これもグルテンが一因ということ、そしてグルテンフリーを1ヶ月ほど続けるとそれが改善するかもしれないと言うことがわかってきました。
グルテンフリーな食事をしようとして、まずつらいのが大好きなラーメンを食べられないと言うことでした。ただ、どうしても食べたいときは食べてもいいことにして、始めることを優先することにしました。

毎日のランチは外食でほぼ毎日ラーメンでしたが、お魚の定食や中華丼などグルテンが少ない料理を食べるようにしました。夜の食事は、自炊してお鍋や麻婆豆腐、スンドゥブなど簡単で好きな料理を食べるようになりました。出張中は、行きつけのバーに事情を説明しグルテンフリーのお食事を作ってもらうようにしました。朝は食べないのでこういった形で私のグルテンフリー生活が始まりました。

しばらくすると、案の定どうしてもラーメンが食べたくなり食べることもありました。一度食べると、なぜか次の日もラーメン欲求が抑えられなくなり食べてしまう。自分のラーメン好き加減は異常だなぁと感心していたのですが、書籍「食のパラドックス」に、

小麦は中毒性があり、脳の中でアヘンのような働きをする。

と書かれているのを見て、私のラーメンへの欲求は中毒によるものだったんだ、ならば、自分でグルテンフリーのラーメンを作って食べればラーメン中毒から抜け出せるかもしれない、と考えました。それから、amazonで売っているグルテンフリーの麺を順番に試しながら、ランチで食べられないラーメン欲を満たすべく、毎日色々なラーメン作りに精を出しました。

おかげでようやくラーメンの誘惑にも負けずグルテンフリーを1ヶ月くらい続けられたのですが、油断してしまったのだと思います。お酒のあとの〆に、酔いに任せてラーメンを食べてしまいました。すると翌日頭痛がするのです。ただ以前もたまに頭痛があったので全く気にせず、何度か酔った勢いでラーメンを食べては翌日頭痛がするといったことが繰り返されました。流石にこれはラーメンが原因で頭痛が起こっていると思うようになりました。

「食のパラドックス」に書いてあったんですが、グルテンフリーをしばらく続けると腸でグルテンを分解してくれている細菌が餓死するため、再びグルテンを摂取すると、グルテンの悪い影響がそれまでよりも強く現れるようです。。。さらに、実際グルテンのアレルギーは遅延性アレルギーといって食べて直ぐ症状が出るわけでなく、翌日などに現れるので原因として特定しにくいと書かれていて、まさに自分がその状態なんだと妙に納得してしまいました。

うっかりラーメンの後に頭痛がする事は、うっかりでもグルテンを摂取すると私にとっては良くない事なんだと思うには十分な理由になりました。逆にグルテンフリーにしてから頭痛が無くなっていたことにも気づいたのです。

と、言うのが私がグルテンフリーにしている理由です。ただ、ブレインフォグ(頭がもやもやして思考力が衰えた状態)については、なくなった気はしていますが、正直グルテンフリーの影響かどうかはよくわかりません。
ただ、今からもう一度グルテンを食べる生活に戻るには、腸内でグルテンを食べてくれる細菌が増えるまでは、頭痛と戦わないといけないのでそれは嫌だなと思っています。

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