食に無気力すぎて命の心配をされている人の調理記録 第五期
こんにちは。
料理上手な友人と
「食べたいものはお金払って食べるよね。わざわざ作らなくてもいい」
と意見の一致をみた的場です。
そろそろサイゼリヤで食事をしたい欲が抑えきれなません。近い内に絶対行く。
▽餃子の皮ピザ
Twitterで一時期話題になっていた記憶がありますが、詳細ツイートが見当たらず……。まあ焼けばいいかと作りました。
油を引いたフライパンに餃子の皮をまんべんなく敷いて、ケチャップを薄めに塗り、シュレッドチーズを好きなだけかけたら蓋をして皮がカリッとするまで焼くだけ。初回は卵に火が通るまで焼いていたらチーズもカリッカリになりました。おいしい。
二度目はミニトマトを散らして。
パリッパリの生地にとろーっとしたチーズが乗って食感も楽しい。チーズとケチャップなのでマルゲリータよりピザトーストの味です。
三度目は残り物の焼き豚を拝借しました。ウィンナーとかベーコンならもっと合いそう。
何より短時間でお手軽に、クリスピータイプのピザが焼けると思うととても贅沢。また、生地部分が薄いのでフライパンサイズも一人でペロッといただけます。おやつにもいいかも。具材もソースも火の通りさえ気を付ければ何でもいけると思います。
餃子の皮の万能さに驚かされた期間でした。また買ってきます。
▽チーズビスケット
クリームチーズが微妙に余ってるので使いきりたいと作り始めたのがこちら。フライパンで焼くソフトタイプのビスケットです。
生地を型抜きしたらフライ返しでひっくり返しつつフライパンでじっくり焼くので、お菓子を作っている感覚があまりせず新鮮でした。温かいうちが特に美味しいのでつい焼き上がる傍から食べてしまいます。
焼きたてのビスケットに頂き物の冷たいミルクジャムをつけて食べました。とっっってもおいしい。贅沢の味がする。
クリームチーズなんてそのままで美味しいんだから何かに使っても美味しいに決まってるんだよな。
レシピ:『大好き!チーズケーキ』石澤清美 主婦の友社
▽夏野菜カレー
数日前に父が同じテキストのチキンカレーを作りまして、夏野菜カレーの材料あるから作れば?と母に言われて作りました。人生で初めて作ったカレーは、スパイスを使ってルーから作る本格的なものとなりました。
玉ねぎがとっても時間がかかる~!延々と炒めていた気がします。あとはナスの火の通り具合が全然分からなくてずっと煮てました。トマトは皮しか残らなかった。
トマトベースでとても甘いです。でもスパイスが利いてるから風味がとってもいい。辛みは入れていないので全く辛くないですが、スパイスのお陰で物足りなさもない。
家族にも好評で、特に夏場で食欲の落ちている祖母がどんどん食べてくれたのが嬉しかったです。
一人分くらいルーが残ったので、お昼ご飯のパスタにリメイク。夏野菜がパスタに合わないわけがないんですよ。美味しかったです。
レシピ:『きょうの料理 2020年7月号』NHK出版
▽トマトとエノキのスープ
朝ご飯に何かさっぱりしたスープが食べたくて作りました。レシピはしいたけなんですが、乾燥エノキの袋が見えたので一掴み拝借して作成。
味は正直レシピ外のものを色々混ぜすぎてごちゃごちゃしてしまって、不味くはないのですが改善の余地あり、という具合。
でも朝から短時間で醤油と鰹節と昆布の味の優しいスープを飲めるのは幸せです。個人的には春雨を入れてボリュームを出したくなる。スープジャーで保温してお昼に食べる用のレシピなので、じっくり味の染み出したスープも飲んでみたいですね。
参考:『スープジャーのお弁当』奥園壽子 世界文化社
▽ナポリタン
オムライスが食べたかったんですけど、米よりパスタの気分で、それならナポリタンにオムレツ乗っけるか!と思っていたらナポリタンでお腹いっぱいでした。
レシピの倍くらい野菜が入ってます。ピーマンがとっっってもおいしい。
最近食事を作っていて思いましたが全然野菜を切ったことが無いんですよね。若干の知識を頼りに勢いでやってる。ピーマンてどこまで切れば種が綺麗に押し出せるんでしたっけ。
レシピ:『きょうの料理ビギナーズ』NHK出版
▽メープルスコーン
とってもぼうろ。
スコーンが食べたくなったけれどホットケーキミックスしか家に無かったので、それで作れる物をとレシピを探しました。
スコーンってもっとしっとりほっくりした印象があったので、さっくさくの食感にこれじゃない感はとても……。でもこれはこれとして美味しいんですよ。焦がしてしまった部分もカラメルっぽい風味で、本体のメープル感と相まって良い味でした。丸ぼうろってあるじゃないですか、イメージはあれの洋風なやつです。
でもスコーンリベンジはします。
レシピ:
▽クリームチーズの餃子の皮包み
餃子の皮とクリームチーズが、何かを作るには少ないくらいの量余ってしまっていたので使い切りたくて組み合わせました。
クリームチーズを皮で包み、バターで焼いてグラニュー糖を振っています。クリームチーズの量を少なめにして、少し煮詰めたシュガーバターで焼いたらだいぶおいしくなる気がする。クリームチーズの酸味が強かったので、ジャムで甘みを足すと丁度良かったです。
▽マカロニグラタン風
この暑い中どうしてもグラタンが食べたくなり、家にあった材料で錬成しました。
トマトの水煮缶の代わりにパウチのミネストローネをIN、コンソメとエリンギOUT。水分が多いのでグラタンらしく煮詰まる頃にはマカロニが若干焦げましたが、それでもチーズがとろりと具材に絡まって美味しかったです。
フライパンひとつでソース作りもマカロニを茹でるのも全部やれる手軽さが魅力だと思います。
参考:
▽ホイップクリームアイス
賞味期限の近いホイップクリーム。しかし使う宛てが無かったので、泡立てて凍らせました。ラズベリージャムを少し混ぜて食べたところ、意外といける。油脂が若干気になるので、本当ならヨーグルトや牛乳を混ぜるともっとさっぱりいただけるのかなと思います。
少し溶けたところをスプーンで掬って口へ運ぶと大変クリーミー。でも元はホイップクリームなので、何かに乗せたり挟んだりして食べるのが合いそうです。
▽ココアホットケーキ
市販のホットケーキミックスにココアパウダーと少しのシナモン、炒ったくるみを混ぜて焼きました。ほんのりココア風味。
もう少し水分を増やして、ココアもしっかり入れて良かったのかもしれない。思ったより生地が茶色にならなくて悲しかったです。
▽今後の抱負
おうち時間にちゃんと食事をする習慣はついてきました。起床できればですが。
ここ数年スポーツドリンクで一食を済ませる生活をしていたとは思えない食の充実具合です。
もともと物を作ることが好きで、手芸や工作、お絵かきだったり楽しいと感じる色んなことに手を出してきました。自粛期間から始めた料理に対する心構えも、未だ小学生の日曜日にホットケーキを焼いていた頃のような、面白い遊びの延長のような感覚です。
でも、自分なんかの為に労力を割くのが無駄だ、と好きなことも分からなくなって清涼飲料水で生きていた時期に比べ、そこそこ、ちゃんと生きられているでしょうか。
次はまずカルボナーラ、あとはスコーンリトライするべく買い出しに行ったのにヨーグルトを買い忘れました。無念。