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気管支炎だと思っていたらかくれ喘息だった話
小さい頃かかりつけ医にあなたは喘息の気があるわねと言われていた。
子供だった私は何が喘息なのかよく分かっていなかったのだが、30年の時を経て知ることとなった。
出産してからというもの、子供が風邪をひくとほぼ100%うつってしまう。そして5年間ろくに夜中夜通しで寝られなかった私は慢性疲労で子供よりひどくなることもよくある。
そんな私は何度か気管支炎を起こした経験があり、半年ほど前についに肺炎までやってしまった。
そして今回。
久しぶりに夜になると、というより夜中に咳が出るし気管支炎になったかなと思っていたら、なんと診察でまさかの「喘息だね」と言われた。
はて、私が喘息?
ぜぇぜぇ言ってないのに?
でも確かに何か変だった。
息を吐き切ろうとすると自分の中からあわがふつふつ言うような変な音がするのだ。
そして先は夜中と明け方によく出て、お腹がべこっと凹むような大きな咳が止められなくなる。
そしてよくよく思い出せば小さい頃に喘息の気があると言われていたこと、先の感じがなぜか懐かしい感じがした。
しかし、
まだ自分が喘息というのが信じられないまま、一旦はお薬をもらって4日間様子を見た。
4日後、少しマシになったもののまだ夜中に咳が出る。
もう一度受診し、レントゲンを撮って再確認。
肺自体は綺麗だったそうだが、それを確認してやはり喘息ということになった。
今度は吸入をすることが決まり、その場での練習。「初めてでこんなうまいこと吸う人なかなかいないよ」と先生夫婦から絶賛され、吹奏楽がこんなところで生かされると思わなかった。
今まだ治療中だが、やはり吸入のおかげでの中の咳が出なくなってかなり楽になった。
喘息のように、身近にそれを患っている人がいなければ、言葉では知っていても何かわかっていないものは意外にあるだろう。
私も喘鳴がないから自分が喘息だなんて疑ったこともなかった。
しかしやはり何か変だなと思ったら受診をして欲しい。
病に気がつくのに早すぎることはない。
よく言われるのと違う少し変わった喘息もあることが知られると嬉しい。